生産性アップ!導入すべきインサイドセールスツールは8種類

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【生産性Up】導入すべきインサイドセールスツールは8種類

インサイドセールスは営業先に訪問する必要がない営業手法で、業務効率化やコスト削減など、さまざまなメリットがあります。

しかし、インサイドセールスではたくさんの顧客に対応しなければならないため、顧客管理できるツールの導入が欠かせません。

ツールを導入することで、より効率的なインサイドセールスが実現できるでしょう。

今回の記事では、インサイドセールスでおすすめのツールはもちろん、利用するメリットや選び方も紹介していきます。

インサイドセールスでツールを導入するメリット

インサイドセールスとは

インサイドセールスにツールを導入するにはコストもかかるため、利用を迷っている方もいるかもしれません。

ここではそのような方のために、インサイドセールスを導入するメリットを紹介します。

業務効率化につながり生産性がアップする

インサイドセールスにツールを導入すれば業務効率化につながり、生産性を向上できます。

ツールを使えば見込み顧客を一元管理できるため、マーケティングやフィールドセールスとの連携がしやすくなり、連絡の手間が省けるでしょう。

また、ツールには見込み顧客に合ったメールを自動的に送る機能がついているものがあります。

本来は自分でやらなければならないことを自動的に行ってくれるため、他の作業に注力できます。

写真を撮るだけで名刺を自動的に取り込んでくれるものや自動で架電してくれるサービスなど、ツールによって機能はさまざまです。

ツールを組み合わせれば今まで行ってきた業務の一部が自動になったり簡単になったりするため、業務効率化が図れます。

リードの品質や成果の分析がしやすくなる

ツールの導入により、見込み顧客(リード)の品質や成果の分析がしやすくなるというメリットもあります。

インサイドセールスのツールでは、顧客の以下のような行動が把握できるものがあります。

  • Webサイトのアクセス履歴
  • ページの閲覧時間
  • ダウンロードした資料の内容
  • メール開封状況

これにより、リードがどれほど自社に興味を持っているのかを分析できます。

また、閲覧数やコンバージョン数などを数値化できる機能があるため、成果の分析も可能です。

成果の分析ができれば施策の効果検証ができるため、改善を重ねることでよりよい営業活動が可能になります。

インサイドセールスで導入すべき8つのツール

導入すべきインサイドセールスツールは8種

インサイドセールスで導入すべきツールは、以下の8種類です。

  • MA(マーケティング自動化ツール)
  • SFA(営業支援ツール)
  • CRM(顧客管理ツール)
  • CTI(コンピューターと電話を統合)
  • ABM(企業管理ツール)
  • Web会議ツール
  • フォーム営業ツール
  • 名刺管理ツール

具体的におすすめのツールも紹介しています。

1:MAツール(マーケティング自動化ツール)

MAとは、「マーケティングオートメーション」の略です。

従来は人の手で行っていた煩雑な大量の作業を自動化し、効率・生産性の向上を期待できるツールです。

顧客の情報を一元管理し、メールの開封・広告のクリックや自社サイトへの訪問履歴を自動的に分析し、見込み顧客の確度を可視化できます。

顧客に優先度をつけることができ、効率的にインサイドセールスを行えます。

AIが搭載されているツールを使えば、スコアリングの自動化やコンバージョン率を向上させるアプローチの提案もでき、より効率的な活動が可能になるでしょう。

MAについて詳しく知りたい方は以下サイトを参考にしてみてください。

Adobe Marketo Engage(マルケト)

出典:Asobe Marketo Engage

Adobe Marketo Engageの特徴

  • 全世界5,000社以上で導入
  • AIの活用によりマーケティング作業やワークフローを自動化し、効果やリーチの追跡が可能
  • オンデマンド学習によりトレーニングが可能
  • 顧客とのクロスチャネルでのコミュニケーションが可能
  • エキスパートによるコンサルティングなど充実したサポート体制

料金プラン

要問合せ

Adobe Marketo Engageの公式ページ

SATORI(サトリ)

出典:SATORI

SATORIの特徴

  • 国内導入実績1,000社以上
  • 匿名の見込み顧客へのアプローチが可能
  • 顧客の興味・関心に合わせた適切なアプローチが可能
  • 導入・操作ともに簡単でシンプル
  • 専門スタッフによるサポートやセミナー動画など手厚いサポート体制

料金プラン

初期費用:¥300,000

¥148,000/月

SATORIの公式ページ

b→dash(ビーダッシュ)

出典:b→dash

b→dashの特徴

  • 幅広い業種形態の企業に導入されている
  • 画面操作のみで誰でも簡単に操作可能
  • ビジネスデータ全てを一本化
  • 使いたい機能を自由にカスタマイズ可能
  • 600社以上の導入実績を元にした充実した導入サポート

料金プラン

要お問合せ

b→dashの公式ページ

2:SFA(営業支援ツール)

SFAツールとは「セールス・フォース・オートメーション」の略で、営業支援システムという意味があります。

自社の営業部の情報や業務を自動化し、分析を行うことで課題を見つけ出し、改善することで作業の効率化ができるツールです。

見込み顧客のデータを自動で保存できるため、一元管理が可能になります。

従来であれば、「営業したか、していないか」もしくは「成約したか、していないか」の2択でしか情報を管理することができず、詳細は担当者に聞かなくてはなりませんでした。

SFAツールを利用すれば、案件ごとの進捗情報ややり取り履歴などを管理・把握ができるため、詳細な情報管理が可能です。

SFAについて詳しく知りたい方は以下サイトを参考にしてみてください。

HubSpot Sales Hub(ハブスポット セールスハブ)

出典:HubSpot Sales Hub

HubSpotの特徴

  • 営業活動がすべて一元化可能
  • 情報を分析し、リアルタイムなレスポンスが可能
  • 無料から利用できる
  • ブログ記事やオンラインコースなど無料の学習コンテンツがある
  • ビジネスの成長に合わせて機能拡張が可能

料金プラン

無料版

Starter:¥5,400~/月

Professional:¥54,000~/月

Enterprise:¥144,000~/月

HubSpot Sales Hubの公式サイト

Senses(センシーズ )

出典:Senses

Sensesの特徴

  • 直感的に営業状況が把握できる管理画面
  • AIが案件のリスク分析や類似案件を直接アドバイス
  • モバイルアプリからデータ入力が可能
  • OCR機能により名刺や議事録のスキャン・自動文字起こしが可能
  • 充実のサポート体制
  • 外部連携による入力作業の効率化

料金プラン

Gold:¥40,000/月

Platinum:¥80,000/月

Custom:要お問合せ

Sensesの公式ページ

Sales Cloud(セールスクラウド)

出典:Sales Cloud

Sales Cloudの特徴

  • 商談管理・営業支援・売上予測の機能がある
  • CRMデータへのアクセス・データ管理が1つのアプリでできる
  • ドラック&ドロップによる簡単な操作が可能
  • 承認プロセスの自動化が可能

料金プラン

Essentials:¥3,000/ユーザー/月

Professional:¥9,000/ユーザー/月

Enterprise:¥18,000/ユーザー/月

Unlimited:¥36,000/ユーザー/月

Sales Cloudの公式ページ

Microsoft Dynamics 365(マイクロソフトダイナミクス)

出典:Microsoft Dynamics 365

Microsoft Dynamics 365の特徴

  • Microsoft製品と連携して使える
  • インサイトに基づく営業促進
  • 顧客の意図をパーソナライズして予測可能
  • カスタマーサポートの領域でも活用可能
  • 営業とマーケティングを連携して収益を増加できる

料金プラン

要お問合せ

Microsoft Dynamics 365の公式ページ

3:CRM(顧客管理ツール)

CRMは「カスタマー・リレーションシップ・マネージメント」の略で、顧客関係管理という意味があります。

CRMツールを導入すれば顧客情報をデータとして蓄積でき、顧客に対して最適な営業をかけることが可能です。

売り上げを伸ばせるだけでなく、顧客満足度も向上させることもできます。

CRMについて詳しく知りたい方は以下サイトを参考にしてみてください。

Zoho CRM(ゾーホーシーアールエム)

出典:Zoho CRM

Zoho CRMの特徴

  • 15日間無料トライアル可能
  • G suiteやOutlookなど、さまざまなサービスと連携が可能
  • 低コストで利用可能
  • さまざまなチャネルでナーチャリング(顧客育成)が可能
  • 豊富な機能で幅広い分野に対応

料金プラン

スタンダード:¥1,440/ユーザー

プロフェッショナル:¥2,400/ユーザー

エンタープライズ:¥4,200/ユーザー

アルティメット¥5,400/ユーザー

Zoho CRMの公式ページ

SHOP FORCE(ショップフォース)

出典:SHOP FORCE

SHOP FORCEの特徴

  • 店舗・ブランドのロイヤリティ向上&定着を実現
  • 継続率98.4%の高い評価
  • ノーコードで簡単にデザイン変更が可能
  • POSやECなどさまざまな周辺システムとの連携が可能
  • 顧客の属性・傾向や利用状況をビジュアライズする管理ページ

料金プラン

要お問合せ

SHOP FORCEの公式ページ

4:CTI(コンピューター電話統合)

CTIは「コンピューター・テレフォニー・インテグレイション」の略で、コンピューター電話統合とも呼ばれます。

MAツールと電話機のシステムを連携させることで、顧客データベース上から顧客情報を検索し、パソコンから架電が可能です。

CTIツールを導入しないと、毎回手動で電話番号を入力する必要があり、かなりの手間がかかります。

MAツールとCTIツールを連携させれば確度の高い見込み顧客へ自動で架電でき、業務効率化が期待できます。

さらに、会社の電話から架電する必要はなくなり、在宅でもインサイドセールスを行うことが可能です。

CTIについて詳しく知りたい方は以下サイトを参考にしてみてください。

pickupon(ピクポン)

出典:pickupon

pickuponの特徴

  • PCとヘッドセットがあればすぐに使える
  • 高音質で通話可能
  • CRM・SFA、チャットツールとの連携が可能
  • CRM・SFAの画面からクリックのみで架電可能
  • 通話内容を自動で音声×テキスト化できる

料金プラン

¥6,000/1ID+電話料金

pickuponの公式ページ

CallConnect(コールコネクト)

出典:CallConnect

CallConnectの特徴

  • 5分で使用開始可能
  • スマホアプリでも利用可能
  • チームやメンバーごとに着信数などの成果を可視化できる
  • さまざまなクラウドサービスと連携可能
  • 通話利益が自動反映
  • 初期費用0円

料金プラン

Starter:¥2,400/1ライセンス

Basic:¥4,600/1ライセンス

Pro:¥8,800/1ライセンス

CallConnectの公式ページ

5:ABM(企業管理ツール)

ABMとは「アカウント・ベースド・マーケティング」の略です。

個人へ向けた営業ではなく、企業全体(アカウント)に優先度をつけて集中的にアプローチをかける手法です。

ABMツールを導入することにより、企業ごとにデータ管理が可能になります。

ターゲット企業の選定・分析を自動で行ってくれるため、顧客に適切な提案ができ、成約率を高められます。

ABMについて知りたい方は以下サイトを参考にしてみてください。

ユーソナー(uSonar)

出典:ユーソナー

ユーソナーの特徴

  • 820万拠点の企業情報を検索・表示
  • CRM/SFA・MAなど各種ツールと連携し、データを一元管理
  • 高精度なデータクレンジング
  • 企業属性付与による顧客データ拡張
  • 顧客企業の用移転や社名変更などを自動的にメンテナンス
  • Google検索結果の活用

料金プラン

要お問合せ

ユーソナーの公式ページ

6:Web会議ツール

Web会議ツールとは、遠方の顧客と音声通信やビデオ通信を利用してコミュニケーションをするツールを指します。

PC画面を共有しながら商談を行ったり、チャット機能を利用してファイルの送受信をしたりすることが可能です。

時間や場所に囚われず営業できるため、移動の手間を削減できます。

限られた人員で最大限の業務ができ、売り上げを増やすことも可能です。

Web会議ツールは以下の記事でも詳しくご紹介しています。

​​https://sora1.jp/blog/online-business-negotiationtools/

Zoom

出典:Zoom

Zoomの特徴

  • 誰でも簡単に無料から使用可能
  • 管理が簡単で使いやすい
  • 高い利用シェアを誇る
  • 安定したデータ通信
  • 多様な便利機能を使用可能

料金プラン

パーソナルミーティング:無料

プロ:¥20,100 /ライセンス/年

ビジネス:¥26,900 /ライセンス/年

ZOOM UNITED BUSINESS:¥47,040 /ライセンス/年

Zoomの公式ページ

Google Meet

出典:Google Meet

Google Meetの特徴

  • 無料から使用可能
  • Googleカレンダーやストレージ、メール機能などと連携している
  • ユーザー情報保護機能・プライバシー機能が組み込まれており安全に開催できる
  • 自動文字起こし機能が組み込まれている
  • どこにいても高品質のビデオ通話が可能
  • AIによる機能強化により、暗い場所・騒がしい場所でも快適に話せる

料金

Google Meet:無料

Business Starter:¥680/月

Business Standard:¥1,360/月

Business Plus:¥2,040/月

Google Meetの公式ページ

7:フォーム営業ツール

フォーム営業ツールとは、企業のお問い合わせフォームから営業メールを行うまでの作業を自動化できるツールです。

通常、企業のお問い合わせフォームに手動で営業担当が入力しなければなりませんが、企業の数は何百、何千とあるため、膨大な手間がかかってしまいます。

ツールを導入すれば1件ずつ問い合わせフォームに入力する手間を省くことが可能です。

また、お問い合わせフォームは、メールよりも開封率・精読率が高い傾向にあります。

フォーム営業について知りたい方は以下のサイトを参考にしてみてください。https://sora1.jp/blog/inquiry-form-sales/

APOLLO SALES(アポロセールス)

出典:APOLLO SALES

APOLLO SALESの特徴

  • 簡単に営業リストを作成可能
  • 自動でメール送付・お問い合わせフォームへアプローチ
  • 常に最新の情報で営業リストを作成可能
  • 企業条件をカスタマイズして抽出
  • 既存の営業リストをインポートできる

料金プラン

要お問合せ

APOLLO SALESの公式ページ

GeAlne(ジーン)

出典:GeAlne

GeAlneの特徴

  • 受注確度の高いキーマンへのアプローチが可能
  • 問い合わせフォーム営業を自動化
  • 自社に適したアタックリストをAIが自動分類
  • 複数の営業文章パターンからエンゲージメントが高いパターンを効果測定可能
  • 約45万社の企業リストから営業リストを取得可能

料金プラン

ビジネス:¥40,000/月

スタンダード:¥67,500/月

ハイエンド:¥80,000/月

GeAlneの公式ページ

8:名刺管理ツール

名刺管理ツールとは、カメラで名刺を撮影することで名刺をデータ化・管理できるツールです。

「リード不足の解消」や「ビジネスを展開する」上で名刺は非常に重要なものです。

せっかく取得した名刺を利用できなければ、ビジネスチャンスを逃してしまいます。

名刺管理ツールを導入すれば面倒で手間のかかる名刺整理を自動化できるため、楽に名刺情報を共有できるでしょう。

Sansan

出典:Sansan

Sansanの特徴

  • 名刺管理市場シェア82%
  • 利用企業8,000社
  • 100万件以上の企業情報をあらかじめ搭載
  • 全社員の人脈を社内で簡単に共有
  • 名刺以外の接点情報も全社で共有可能
  • 外出先でもアプリで使用可能
  • 高度なセキュリティ水準で安心

料金プラン

要お問合せ

Sansanの公式ページ

トーニチ ネクスタ メイシ

出典:トーニチ ネクスタ メイシ

トーニチ ネクスタ メイシの特徴

  • 1度に100枚の名刺を登録できる
  • 「なりすまし」による不正ログインの防止
  • 世界最高峰の開発エンジニア陣により開発されたツール
  • 非対面でも誰とでも簡単に名刺交換可能
  • 読み取り精度を向上させるAIを搭載
  • 外出先からでも名刺情報の閲覧・登録が可能

料金プラン

¥660~/月

トーニチ ネクスタ メイシの公式ページ

インサイドセールスで活用するツールの選び方

インサイドセールスで活用するツールの選び方

インサイドセールスで活用するツールにはさまざまあり、どれを選べばいいか分からなくなってしまう方もいるでしょう。

ここでは、インサイドセールスで活用するツールの選び方を解説します。

MAツールを優先的に導入する

インサイドセールスにおいては、MAツールから導入する事をおすすめします。

インサイドセールスの顧客対象はマーケティング部門が獲得した見込み顧客であるため、まずはマーケティング部門の効率化・最適化を図ることが大切です。

MAツール(マーケティング自動化ツール)はインサイドセールスとマーケティング部門の連携の要となり、リード管理を最適化することによって売り上げ向上に繋がります。

導入コストや使いやすさを軸に比較する

ツールを選ぶ際は、導入した際にかかるコストと、導入後に得られるメリットを照らし合わせて検討する必要があります。

高額なツールは機能も豊富ですが、その分専門的な知識が必要になるケースも多く使いこなせない場合もあります。

そのため、導入コストと機能を比較し、自社に合った製品を選ぶことが大切です。

また、ツールの使いやすさも大切なポイントです。

せっかくコストをかけて導入しても、使いづらければ社員が慣れるまでに時間がかかってしまいます。

ツールは長く使っていくものであるため、操作しやすいものを選ぶことが大切です。

ツールによっては無料トライアルを実施しているところもあるため、さまざまなツールを利用し、比較検討してみるのがいいでしょう。

まとめ:インサイドセールスの成果アップにツールを役立てよう

インサイドセールスで限られたリソースで売り上げを最大化するのにはツールの導入が欠かせません。

無料のツールや無料トライアルを実施しているツールを積極的に利用し、自社に合ったサービスを探すといいでしょう。

株式会社soraプロジェクトでは、インサイドセールスの代行、HubSpotのSalesHubを使ったSFA構築の支援を行っています。

インサイドセールスを効率的に行っていきたいと思っている方は、資料請求のほどお待ちしております。

投稿者プロフィール

樋口 裕貴
樋口 裕貴
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。