目次

メールマーケティング手法のひとつとして有効なメルマガ配信。
効率的に多くのターゲットへアプローチできると人気の手法です。
なかには、メルマガ配信リストを購入したいと考えている企業や、メーリングリストの増やし方で悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、メルマガ配信リストの購入について徹底解説します。
効果的なリスト入手方法もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、株式会社soraプロジェクトでは営業代行の基礎をまとめた資料「マーケ・営業・IS担当者必見!はじめての営業代行」を無料で配布しています。
メルマガ配信リストとは?販売している?

メルマガ配信リストとは、企業が顧客に対してメールマガジンを配信する際の宛先をまとめたものを指します。
メーリングリストと呼ばれることもあり、企業にとっては営業活動につなげるための重要な情報のひとつです。
より多くの顧客に情報を届けるためには、質の高いメルマガ配信リストが必要です。
しかし、自社でメーリングリストを増やすのは時間も手間もかかるため、「メルマガ配信リストを購入したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
実際、メルマガ配信リストを販売している企業も存在します。
セールスメールリストや営業メールリストとしても販売されており、宛先は個人や法人などさまざまです。
「自社で時間をかけてメーリングリストを増やすよりも効率的だ」と思いがちですが、メルマガ配信リストの購入や活用にはリスクも伴います。
次章からは、メルマガ配信リストを購入・活用する際のリスクを解説。
ぜひ、メルマガ配信リストを購入する前にチェックしてみてください。
メルマガ配信リストを購入すべきではない3つの理由

メルマガ配信リストは購入すれば簡単にメーリングリストを増やせますが、リスクが高いため購入するのは得策ではありません。
ここからは、なぜメルマガ配信リストを購入すべきではないのかを解説していきます。
今後メルマガ配信を考えている企業や担当者は、あらかじめ確認するようにしてください。
1.法律違反になる可能性が高い
もっとも気を付けるべき点は、特定電子メール法や個人情報保護法などの法律遵守です。
特定電子メール法は2002年に施行された法律で、メール送信を同意していない相手・メール受信を拒否している相手・存在しないメールアドレス宛てのメール送信を禁止しています。
つまり、メルマガ配信リストを購入して送信する場合、メール送信の同意を得ずに送信することになるため、特定電子メール法に違反する可能性が高くなるのです。
また、購入したリストにメールアドレスとあわせて氏名や企業名などの個人情報も含まれていた場合は、個人情報保護法にも違反する可能性があります。
このような観点から、メルマガ配信リストを購入することは法律違反になる可能性が高いと言えます。
2.メルマガの開封率が低く効果を得にくい
次に、購入したリストを活用する場合、せっかくメルマガを配信しても効果が得にくい点にも注意が必要です。
多くの企業にとって、メルマガ配信の目的はメールを送信することではなく、見込み客を増やすことです。
もしまったく知らない相手から営業メールが来た場合、相手は不信感や迷惑という感情を抱き、メルマガを開封しない可能性があります。
最悪の場合、迷惑メールとして報告されてしまう可能性もあるので十分に注意しましょう。
見込み客を増やすために時間をかけて一生懸命作成したメルマガを、開封してもらえないどころかネガティブに受け取られてしまったら、企業のマイナスイメージにもつながりかねません。
配信数は少なくても、本当に必要としている相手に届ける方が、見込み客につながる(目的を達成する)可能性は高まります。
このようなリスクも踏まえたうえで、メルマガ配信リストの購入を検討してみてください。
3.スパム配信元と判断されることがある
メール受信者から迷惑メールとして報告された場合、スパム配信元と判断されるケースもあります。
ほとんどのメール配信システムには迷惑メール通報窓口が設置されているため、受信者は簡単に迷惑メールの通報が可能です。
スパム配信元として判断されると、自動で迷惑メールフォルダに受信メールが振り分けられてしまったり、最悪の場合は利用停止になったり、さまざまなリスクがあるので注意しましょう。
「身に覚えのないメールが勝手に配信されている」と感じられないよう、メルマガは送信の同意を得たうえで配信することが大切です。
資料「マーケ・営業・IS担当者必見!はじめての営業代行」を無料ダウンロードリストマーケティングに必要な情報を集める方法

リスクの高いメルマガ配信リストの購入を避ける場合、自社でメーリングリストを増やしていく必要があります。
そこでここからは、効率的にリストマーケティングに必要な情報を集める方法を3つご紹介。
メルマガ配信を考えている企業は、ぜひチェックしてみてください。
自社で保有している顧客情報を活用する
まずは、すでに自社で保有している顧客情報を活用する方法です。
ビジネスシーンで交換した名刺やメールの情報を活用しきれていない企業は意外と多く、それらの情報を活用すれば時間をかけずに質の高いメーリングリストを作成できます。
営業活動で交換した名刺を担当者だけが保有している場合、その情報をデータベース化すれば、企業名・担当者名・部署名・メールアドレス・電話番号などの基本的な情報はすぐに集められます。
しかし、一度にデータベース化するとなると時間がかかってしまうので注意が必要。
交換した日のうちに登録する仕組みをつくっておけば、日々リアルタイムで情報を蓄積可能です。
顧客情報をスムーズに管理するツールとして、CRM(顧客関係管理システム)があります。
顧客情報を保存・共有するためのプラットフォームなので、ぜひ活用してみてください。
リスト作成ツールを利用する
リスト作成ツールを活用するのもひとつの方法です。
メールアドレス収集ツールは、Web上に公開されている情報から信用度の高い情報を集めてリスト化するツールを指します。
項目やターゲット別に質の高いリストを作成できるので、リスト作成時間を削減できるのがメリットです。
また、公開されている情報を収集するので、特定電子メール法や個人情報保護法等の法律違反となる心配もありません。
リスト作成ツールを使用する場合には、情報の精度の高さ・ターゲットの合致性・サポートの充実性の3つに注意して選びましょう。
せっかくお金をかけてツールを利用しても、情報が古かったり、ターゲットとマッチしていなかったり、使い方がわからなかったりと、上手く使いこなせなければ意味がありません。
ぜひ、さまざまなツールを比較・検討してみてください。
営業代行会社へ依頼する
質の高い情報を集めるには、営業代行会社へ依頼しましょう。
営業代行会社では、営業活動をまるっと代行してくれるサービスの中に、戦略立案やリスト作成などが含まれていることがあります。
戦略を立てながら企業リストを作成していくので、ターゲットにしっかりと合致した質の高いリストを集められるのがメリット。
メールアドレスのほかにも、必要な情報を多く集められるのも魅力的です。
営業代行会社によってサービス内容は異なるので、さまざまな会社を比較してみるのがおすすめ。
まずはどのような営業代行会社があるかをチェックしてみてください。
効果的なメルマガ配信リストを用意するためのポイント

メルマガ配信リストは、やみくもにメールアドレスを集めるだけでは効果が期待できません。
ポイントを押さえて用意することで、高い効果を得られるよう工夫しましょう。
ここからは、効果的なメルマガ配信リストを用意するためのポイントを3つご紹介。
ぜひ実践してみてください。
メールマーケティングの基本を理解すること
メルマガの配信は、メールマーケティング手法のひとつです。
メールマーケティングの基本を理解することで、正しい考え方や順序に則って、効果を意識した進め方ができます。
メールマーケティングはメールを用いて顧客とコンタクトを取り、最終的には問い合わせや申し込みなどのコンバージョンにつなげることが目的です。
メールマーケティングにはさまざまな手法があり、メルマガのほかにも、メール広告・ステップメール・セグメントメール・休眠発掘メールなどが挙げられます。
目的やターゲットによって手法を使い分ける必要があるので、「本当にメルマガ配信が適切なのか」を判断するためにも、メールマーケティングの基本を理解することが重要です。
また、メールマーケティングは手法に関わらず、実施方法と手順がある程度決まっています。
誤った手順で進めると効果につながりにくくなるので、まずは手順もチェックしておきましょう。
目的やターゲットを明確すること
メルマガを通じて単にメールを配信するだけでは、コンバージョンにつなげることは難しいので注意しましょう。
大切なのは、目的やターゲットを明確にして、「どのようなターゲットに届けたいか」「ターゲットにどのような行動をとってほしいか」を具体的に組み立てていくことです。
目的やターゲットによって、適切な配信先や配信日は異なります。
メルマガ配信リストを用意する前に、目的やターゲットを明確にしておきましょう。
そうすると余計に情報収集する時間や労力をかけずに、本当に必要な情報だけを集められます。
効率的にメルマガ配信リストを用意するためにも、目的やターゲットの設定は重要です。
正しいメールアドレスに配信すること
正しいメールアドレスに配信できるように、質の高いメールアドレスをリストアップするのも重要なポイントです。
大量の使われていないメールアドレスにメールを配信してエラーになると、自身のIPアドレスの評価が低下してしまう可能性があるので注意しましょう。
メール配信システムからの評価が低下すると、送信メールが受信者の迷惑メールフォルダに入ってしまうだけでなく、最悪の場合、アカウント停止になるケースもあります。
このようなIPアドレスの評価低下を防ぐためにも、メルマガ配信リストには正しいメールアドレスを反映するようにしてください。
まとめ:メルマガリストは購入せずに用意するのがおすすめ

メルマガ配信リストは作成に時間や労力がかかりますが、高い効果を得るためにはリスト購入はおすすめしません。
自社の保有する情報の活用や、リスト作成ツール・営業代行会社を利用して、効率的に効果の出やすいメルマガ配信リストを用意しましょう。
株式会社soraプロジェクトは、インサイドセールス・テレアポ・企業リスト提供のサービスを提供している営業代行会社です。
戦略設計からリスト作成、リード獲得など、営業活動につながるさまざまな支援を行っています。
企業の悩みにあわせた支援を提案しているので、気になる方はぜひご相談ください。
投稿者プロフィール

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1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。
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