目次
SFA(Sales Force Automation セールス・フォース・オートメーション)ツールは、顧客情報の管理や案件ごとの進捗状況の管理の機能が備わっています。
日本語では「営業支援システム」などとも解釈されます。
しかし、数多くのSFAツールが開発・展開されており、サービスによって料金プランや使える機能も異なるため、どれを選べばいいかわからない方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、おすすめのSFAツール比較や選び方を解説します。
SFAツールの比較6選!
SFAツールは、ツールによって機能や特徴が異なります。
ここではおすすめのツール6つをご紹介しますので、参考にしてみてください。
HubSpot Sales Hub
出典:HubSpot「Sales Hub」
HubSpotは世界120か所以上、18万4,000社以上の導入実績を持つ企業です。
HubSpotのSFA機能を持つサービスは「Sales Hub」であり、他にもMA機能を持つ「Marketing Hub」やカスタマーサポートとして利用できる「Service Hub」といったサービスがあります。
複数のサービスがあるため、連携も簡単にできるのが特徴です。
営業活動と見込み顧客の管理、見積書の作成ができます。
AIツールを使用すれば案件創出に有効なメールの作成もでき、分析に基づいた営業活動の全体管理が可能です。
【料金】
無料プラン:無料
Starter:2,400円/月(月払い)、2,160円/月(年払い)
Professional:54,000円/月(月払い)、60,000円/月(年払い)
Enterprise:144,000円/月(年払い)
HubSpot Sales Hubが気になる方は、以下の記事を参考にしてください。
Sales Cloud
出典:Salesforce「Sales Cloud」
Salesforceは、世界で15万社以上の企業に利用されているサービスです。
Salesforceではクラウド型のSFAと顧客管理CRMの利用ができ、CRMは世界でもNo.1を誇ります。
営業活動の活動記録、管理はリアルタイムで把握可能。
ドラック&ドロップの操作でレポートの作成も簡単にできます。
【料金】
Essentials:3,000円/ユーザー/月
Professional:9,600円/ユーザー/月
Enterprise:19,800円/ユーザー/月
Unlimited:39,600円/ユーザー/月
※30日間無料トライアルあり
Mazrica Sales
Mazrica Salesは利用企業2,800社以上、継続率98%、売上成長率の平均が39%を誇るSFAツールです。
AIが案件のリスク分析、類似案件をアドバイスしてくれます。
名刺や議事録のスキャン、文字起こしもできるため、作業効率の向上が可能です。
また、メールの一斉送信や見積書管理、レポート機能による売上実績、着地見込みなどの把握もできます。
【料金】
Starter:27,500円~/5ユーザー/月(追加ユーザー:5,500円/月)
Growth:110,000円/10ユーザー/月(追加ユーザー:11,000円/月)
Enterprise:330,000円/20ユーザー/月(追加ユーザー:16,500円/月)
※無料トライアルあり
eセールスマネージャー
出典:eセールスマネージャー
eセールスマネージャーは5,500社以上の導入実績、利用継続率95%を誇るサービスで、SFA以外にCRMやMAもあります。
一度の情報入力で、ダッシュボードやタイムラインなどすべてに情報を自動反映してくれます。
顧客情報管理やタイムライン、案件管理など、直感的に使える機能を多数搭載。
導入のサポートもしており、定着まで支援してもらえます。
【料金】
スタンダード:11,000円/ユーザー/月
ナレッジシェア(閲覧のみ):6,000円/ユーザー/月
スケジュールシェア(グループウェアのみ):3,000円/ユーザー/月
※無料デモ体験あり
ネクストSFA
出典:ネクストSFA
ネクストSFAはさまざまな企業に導入されている継続率98.2%のサービスで、SFA以外にもMAやCRM機能もあります。
アプローチ管理、案件管理、受注管理、日報や週報、月報などの報告書の作成が可能です。
また、データ分析による予実管理、GoogleカレンダーやGoogleメールと連携もできます。
【料金】
初期費用:0円
基本利用料:50,000円~(10ユーザー分)/月
11ユーザー以降:1ユーザーあたり4,000円/月
※無料トライアルあり
kintone
出典:kintone
kintoneは、あらゆる業種30,000社に導入されているサービスです。
プログラムの知識がなくても、ノーコードで自社に合ったアプリを作れます。
MicrosoftやMoney Forwardクラウド、sansanなど、200種類のサービスと連携できます。
また、顧客案件管理や受発注、交通費申請などが可能です。
【料金】
初期費用:無料
スタンダードコース:1,500円/ユーザー/月
ライトコース:780円/ユーザー/月
※30日間無料お試しあり
SFAツールの比較表
SFAツールの比較表は以下の通りです。
プランによって利用できない項目もあるため、導入の際はプランによる機能をチェックしてください。
ツール名 | 無料プラン | 案件管理 | 見積作成 | データ分析 | スコアリング |
HubSpot Sales Hub | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Sales Clouud | 無料トライアル | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Mazrica Sales | 無料トライアル | 〇 | 〇 | 〇 | – |
eセールスマネージャー | 無料デモ体験 | 〇 | 〇 | 〇 | – |
ネクストSFA | 無料トライアル | 〇 | – | 〇 | – |
kintone | 無料お試し | 〇 | 〇 | 〇 | – |
※2023年9月時点の情報を元に作成しています。
SFAツールの比較のポイント
SFAツールを導入する際には、ツールの機能やサポート体制などが自社に適しているかを見極める必要があります。
ここでは、SFAツールの比較ポイントを解説します。
ポイントを押さえ、自社に合ったツールを選びましょう。
操作しやすいか
SFAを導入した場合、長きにわたって使っていくことになるため、操作のしやすさはSFAツールを選ぶうえでの重要なポイントになります。
操作しにくいと定着せず、結局使われなくなってしまう恐れがあるでしょう。
導入する際は、実際に利用する人に確かめてもらうことが大切です。
無料トライアルを設けている企業が多いので、一度試してみるといいでしょう。
必要な機能がそろっているか
SFAを導入するなら、自社で必要とされる機能を持ち合わせているツールを選ぶことが大切です。
SFAツールには案件管理や商談管理、予実管理などさまざまな機能があるため、必要だと思われる機能をピックアップしておきましょう。
最近ではスマートフォンを利用する営業マンも多いため、モバイル対応は必須といえます。
予算内に収まるか
予算内に収まるかも重要なポイントです。
SFAツールでは、導入コスト以外にもランニングコストがかかるため注意が必要です。
他にも、以下のようなコストが必要になる場合があります。
- ライセンス利用料
- カスタマイズ費用
- サポート費用
- トレーニング費用
初期費用以外にかかる料金も確認したうえでツールを選びましょう。
サポートが充実しているか
サポートの充実性もチェックしておきましょう。
SFAツールを問題なく利用できるまでには時間がかかります。
そのような場合にベンダーのサポートがあれば、うまく軌道にのせていけます。
導入前のアドバイスはもちろん、導入後の支援、利用方法のサポートなどがあるツールを選ぶといいでしょう。
また、困ったときのサポート窓口があると安心です。
CRMなど他のツールと連携ができるか
SFAツールを選ぶ際は、会社で利用している他のツールと連携できるかどうかも重要なポイントになります。
SFAツール以外にもCRMやMAなどさまざまなツールを利用している場合もあるでしょう。
既存ツールと連携できれば、入力する手間も省けます。
また、営業だけでなくマーケティングやカスタマーサービスなど、部署を超えた情報共有も可能です。
CRMやMAを詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
SFAツールの導入を失敗しないためには目的の明確化が重要
営業活動の中で、どのような課題を解決したいのかといった目的を明確にすることは欠かせません。
目的を明確化しないと必要な機能が分からず、ツールの選択に時間がかかってしまいます。
また、導入後に必要な機能がないことに気づき、別のツールを選び直す場合もあるかもしれません。
SFAが導入の目的になってしまうと、その先の「売上の向上」や「生産性向上」といった成果が見込めなくなる恐れもあります。
導入したにもかかわらず、SFAツール自体を使われなくなってしまうこともあるでしょう。
SFAツールの目的には、「売上の向上」「生産性向上」「ノウハウの蓄積や標準化」「営業活動の見える化」などがあげられます。
ツールを導入する際はその目的を明確化し、自社に合ったサービスを選びましょう。
SFAツールの導入に困っているなら導入支援を利用するのもおすすめ
SFAツールの導入が困難に思えているなら、導入支援を利用するのもおすすめです。
HubSpotやSalesforceなど、SFAツールの導入を支援している企業もあります。
SFAツールを理解している人が会社にいない場合、スムーズに導入するのは難しいといえるでしょう。
導入支援を受ければ、使い方を熟知した担当者が自社に合ったカスタムはもちろん、使用方法もサポートしてくれます。
SFAツールを利用して効果的な営業活動を行おう
SFAツールの導入により案件管理や予実管理が可能になるため、生産性の向上や営業活動の標準化が可能になります。
しかし、SFAツール導入の目的を明確化しなかった場合、成果が出せず使われなくなってしまう恐れがあります。
SFAツールを選ぶ際は目的の明確化が重要です。
自社に合ったツールを選び、効果的な営業活動を行いましょう。
株式会社soraプロジェクトでは、HubSpotのSaleHubの導入支援を実施しています。
SFAツールの導入に不安を感じている方は、soraプロジェクトへご相談ください。
また、リード獲得を加速させる方法をまとめた資料を無料で配布しています。
気になる方は、資料をご請求ください。
投稿者プロフィール

-
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様に
ターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。
最新の投稿
- 2023.11.28マーケティングQBRとは?必要性や会議を成功させるためのポイントまで徹底解説!
- 2023.11.27営業代行営業活動をRPA活用で効率化する方法とは?事例や運用のポイントも
- 2023.11.23営業代行AIで解決できる営業課題とは?協働が求められる理由も解説
- 2023.11.21マーケティングツァイガルニック効果とは?マーケティングに活用する方法や具体的な事例を紹介