目次
効率良く営業活動をおこないたいときは、営業支援ツールの導入が必要です。
営業支援ツールは営業だけでなくマーケティングにも活用できるため、目的に合わせて柔軟な使い方ができます。
そこで多くの企業から導入されているツールが「HubSpot Sales Hub」です。
当記事では、HubSpot Sales Hubの詳細からSFA運用に役立つ主な機能、導入のメリットについて詳しく解説します。
HubSpot Sales Hubによって営業効率を最大限高める方法を理解できるので、ぜひ最後までご覧ください。
HubSpot Sales Hubとは

HubSpot Sales Hubは、世界120カ国以上の企業に活用されているHubSpotが展開するSFAツールです。
SFA(Sales Force Automation)ツールとは、営業活動における案件管理や顧客管理などを自動化するものです。
Sales Hubには豊富な機能があり、さまざまな営業活動を一括管理できます。
単体でも利用できますが、HubSpotの各製品と連携することも可能です。
成約率の向上や顧客との信頼関係などができるため、スムーズに営業活動を進められます。
HubSpotが展開しているツールの種類
HubSpotでは、Sales Hub以外にも以下のようなツールを展開しています。
- Marketing Hub
- Service Hub
- CMS Hub
- Operations Hub
上記ツールは営業だけでなくマーケティングにも活用でき、企業全体の効率化を図れます。
それぞれのツールを組み合わせることで高い効果を発揮するので、Sales Hubと合わせて導入を検討してみましょう。
ビジネス規模に合わせて拡張が可能
HubSpot Sales Hubは、ビジネス規模に合わせて拡張することが可能です。
プランは「無料版」、「Starter」、「Professional」、「Enterprise」の4種類から選択できます。
プランをアップグレードさせることで利用できる機能が増え、効率性を向上させられます。
それぞれプランの詳細については、以下の表を参考にご覧ください。
プラン名 | 料金 | ユーザー数 | 機能 |
---|---|---|---|
無料版 | 完全無料 | 1人 | コンタクト管理 取引パイプライン 見積もり作成 ミーティング設定 ウェブチャット レポート作成ダッシュボード |
Starter | 月額:5,400円(税別)、年間:64,800円(税別) | 2人 | 無料版の全機能 シンプルな自動化 目標 コミュニケーションの自動割り当て 複数通貨対応 営業担当者の生産性/パフォーマンス |
Professional | 月額:54,000円(税別)、年間:648,000円(税別) | 5人 | Starterの全機能 取引ステージ、タスク、リード割り当て(ローテーション)の自動化 シーケンス チーム カスタムレポート 電話によるサポート |
Enterprise | 月額:144,000円(税別)、年間:1728,000円(税別) | 10人 | Professionalの全機能 カスタムオブジェクト 予測リードスコアリング プレイブック フォーキャスト 経常収益の追跡 |
HubSpot Sales Hubの主な機能
HubSpot Sales Hubには、以下のような機能が備わっています。
- Eメールテンプレート
- Eメールトラッキング
- ドキュメント管理とトラッキング
- コミュニケーションインテリジェンス
- コールのトラッキングと記録
- セールスオートメーション
それでは機能の詳細について説明します。
Eメールテンプレート
Eメールテンプレートは、何度も使用するEメールをテンプレート設定できる機能です。
パーソナライゼーションの最適化やチーム共有できます。
カスタマージャーニーの各段階で利用できるテンプレートのライブラリが用意されているため、簡単にメールを作成できます。
テンプレートはOutlook、Office 365 for Windows、Gmailの受信トレイから1クリックで呼び出せることが可能です。
Eメールの開封率をリアルタイムで測定できるので、顧客がどのような内容に興味を持ったのかを把握できます。
営業チーム全員が状況に応じたEメールを送信できるため、非常に便利な機能です。
Eメールトラッキング
Eメールトラッキングは、Eメールを開封・クリックしたリードがいると通知が届く機能です。
タイムリーなフォローアップができるので、取引成立までをスピードアップさせられます。
Eメールに反応した顧客にはパーソナライズしたEメールを送信、反応しなかった顧客には自動送信のEメールでアピールできます。
リードの行動履歴を自動記録できるアクティビティーストリーム機能も標準搭載されているため、ブラウザーやアプリ内でいつでもチェックすることが可能です。
ドキュメント管理とトラッキング
ドキュメント管理とトラッキングは、営業チームに役立つ資料やドキュメントを保存できる機能です。
成約に貢献したコンテンツを特定することもできるため、全体で情報共有することで成約率を向上できます。
作成したドキュメントは1つにまとめられるので、重要な内容をなくしてしまう心配もありません。
また顧客がドキュメントを開くとリアルタイムに通知されるため、的確なフォローアップができます。
営業チームがどのコンテンツを使用しているのかを統合的にデータ分析することも可能です。
そのため営業全体の成果向上に活かせられる便利な機能です。
コミュニケーションインテリジェンス
コミュニケーションインテリジェンスは、AIを活用した会話分析ができる機能です。
通話内容の文字起こしを自動化できるため、顧客とのやり取りを音声データとしてCRMに記録できます。
効果的なコーチングや懸念点の把握、市場の動向などを特定できるため、成約率の向上につながります。
また通話内容やテキストを保存しておけるので、リモートワーク時でも簡単に新人育成が可能です。
通話中のキーワード検索や特定のキーワードに関するレポート作成などもでき、営業戦略に役立てられます。
コールのトラッキングと記録
コールのトラッキングと記録は、セールスコールに優先順位をつけて発信・記録ができる機能です。
発信と記録は、パソコンのブラウザからクリック1つで対応できます。
また録音機能も用意されており、会話内容をいつでも振り返られます。
通話内容は自動的に記録されるため、必要な内容を自由にチェック可能です。
セールスコールにかかわる業務を効率化したいときに便利です。
セールスオートメーション
セールスオートメーションは、Eメール送信の自動化やパーソナライズができる機能です。
Eメールとフォローアップタスクを用意することで、顧客に自動送信をしてつながりを維持できます。
シーケンスには最大50名のプロスペクトを登録でき、リードの割り当てやフォローアップ、タスク作成などを効率化できます。
コンタクトが重要なときに自動でチームメンバーに通知やアラートをすることも可能です。
営業活動を自動化したいときに便利な機能です。
HubSpot Sales Hubを導入するメリット
HubSpot Sales Hubを導入することで、以下のようなメリットがあります。
- 日本語サポートが充実
- 顧客データを一括管理できる
- マネジメントコストを削減できる
それでは順番に解説します。
日本語サポートが充実
HubSpotのツールは、日本語カスタマーサポートが用意されています。
ツールに関する悩みや疑問があれば、ウェブチャット、Eメール、電話などによって返答してもらえます。
利用するプランによってサポート内容は異なりますが、問題をすぐに解決することが可能です。
海外ツールのなかには日本語に対応していないものもあるので、サポートが充実している点は良いメリットです。
顧客データを一括管理できる
HubSpot Sales Hubを利用すれば、営業に必要な顧客データを一括管理できます。
営業活動のデータをレポートとして残せるので、反復しながら改善できます。
また顧客とのやり取りもデータとして保存でき、営業チーム全体でいつでも内容をチェック可能です。
ミーティング設定もできるため、1つのツールで営業活動をスムーズに進められます。
管理が大変な顧客データをまとめられる点は、営業にとって大きなメリットです。
マネジメントコストを削減できる
HubSpot Sales Hubを導入することでマネジメントコストを削減できます。
企業によっては多くのツールを導入することもあるので、費用が高くなってしまいます。
HubSpot Sales Hubなら1つのツールで営業、マーケティング、サービスなどに必要な機能が備わっているので、無駄なコストがかかる心配はありません。
マネジメントコストを削減できればほかの事業やアクションに費用を使えるため、企業にとっても助かるメリットです。
HubSpot Sales HubでSFA運用を成功させるコツ
「SFA運用をはじめてみたけどうまくいかない」
「どのようにSFA運用をすればいいのかわからない」
営業やマーケティングに関わる方のなかには、このような悩みを持っているのではないでしょうか。
HubSpotではリード獲得から顧客サポートまでカバーできるため、SFA運用を成功させられます。
HubSpotには「セールスパイプライン」という機能があり、取引の流れをステージに分けて管理できます。
HubSpot Sales HubでSFA運用をはじめるなら、タスク整理をしてセールスパイプラインに「次にやること」を各ステージに割り当てください。
次にやることを整理するときはワークフローからアクションを書き出し、内容をセールスステージ化します。
そして顧客属性を追加してデータを残し、自動化をすればSFA運用をスムーズにすることが可能です。
まずは営業チームから活動内容をヒアリングし、取引状況管理とタスク管理を一体型する必要があります。
ステータスの定義を全体で認識合わせをおこない、図によって可視化するようにしましょう。
HubSpot Sales Hubを導入して営業効率を向上させましょう
今回は、HubSpot Sales Hubの詳細からSFA運用に役立つ主な機能、導入のメリットまで詳しく解説しました。
HubSpot Sales Hubを利用すれば、案件管理や顧客管理などを自動化できます。
豊富な機能を利用することで営業活動を一括管理できるため、成約率の向上や顧客との信頼関係などを構築可能です。
soraプロジェクトでは、BtoCマーケティング全般のお手伝いをおこなっています。
ブランディングやニーズの明確化、リード獲得などにお悩みなら、ぜひ資料請求のほどお待ちしております。
投稿者プロフィール

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1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様に
ターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。
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