目次
- Facebook広告マネージャとは何か?
- どのようなことができるのか?
- どうすれば使えるようになるのか?
上記の疑問を持っているマーケティング担当者もいることでしょう。
Facebookマネージャは、Meta社関係のSNS広告を一元的に管理できるシステムです。
しかし、Facebook広告マネージャはやや複雑な仕組みのツールであり、理解しづらい部分があります。
そこで、本記事では以下を解説します。
- Facebook広告マネージャの概要と基本的な使い方
- 当該ツールによってできること
- Facebook広告マネージャの始め方
本記事を読んで、Facebook広告マネージャの運用に役立ててみてください。
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※Facebookの社名変更にともない、Facebookビジネスマネージャの正式な名称は「Meta Business Suite」に変わっています。
Facebook広告マネージャとは?
(引用:Meta)
まずはFacebook広告マネージャの基本的な仕様を解説します。
この時点で少し複雑ですので、一つずつ順番に理解しましょう。
Facebook広告マネージャは無料で使える広告ツール
Facebook広告マネージャとは、Meta社が提供する広告ツールです。
特徴として、同社が管理するユーザーの実名データに基づいてターゲティングできる点が挙げられます。
すなわち名前や年齢、性別や趣味、所属などを出稿時にターゲティング設定することが可能です。
充実度の高いリストを参照し、効果的な広告を打ち出せるのが特徴と言えます。
広告を出稿できるのはFacebookを含む4つのサービス
「Facebook」広告マネージャと呼ばれてはいるものの、以下4つのサービスにて広告の出稿が可能です。
- Messenger
- Audience Network
Instagramでの広告出稿も、Facebook広告マネージャで実施できます。
ただし、すべてのビジネス的運用をFacebook広告マネージャ側でおこなうわけではありません。
たとえば、Instagramのアカウントなら「インサイト」というツールを使って広告以外の統計情報を参照します。
あくまでも広告を管理するのがFacebook広告マネージャです。
Facebook広告マネージャでできることと基本的な使い方
Facebook広告マネージャでは、主に以下の操作を実行することが可能です。
- 広告を出稿する
- 広告のパフォーマンスを確認する
- 広告の状況をリアルタイムで確認する
- 複数の広告を一括で操作する
つまり、広告に関連づいた操作はすべて集約されています。
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
Facebook広告を出稿する
Facebook広告マネージャの基本は広告を出稿することです。
出稿において達成したい目的やターゲットを設定し、フォーマットを選択して効果的にユーザーへアプローチします。
自由度は高く、広告をデザインして画像やテキストを追加するなど、柔軟なカスタマイズをすることが可能です。
広告の対象範囲やユーザーの条件は、Meta社が定めるデータベースに基づいて細かく設定できます。
たとえば、年齢や性別はもちろんのこと、「地域」や「関心ごと」といった括りでターゲティングが可能です。
さらに、優良顧客に近いユーザーをピックアップし、確度高くアプローチする調査方法もあります。
関連記事:Facebook広告の画像サイズはどうすべき?配信先ごとに解説
パフォーマンスを確認する
Facebook広告マネージャでは、出稿している広告のパフォーマンスを確認することも可能です。
たとえば、以下の情報はすべてツール内部で確認できます。
- 広告がクリックされた回数
- クリックしたユーザーの年齢や性別をはじめとしたパーソナルな情報
- 広告にかかった費用
広告運用に関する判断では、Facebook広告マネージャからわかる上記のような情報を参考にできます。
Facebook広告の状況をリアルタイムで確認する
Facebook広告マネージャがあれば、広告の状況をリアルタイムで確認できます。
タイムラグはほぼなく、今の時点でどのような状態かモニタリングすることが可能です。
状態に応じて広告を編集したり、取り下げたりといったアクションも実施できます。
複数のFacebook広告を一括で操作する
Facebook広告マネージャが幅広く使われるのは、複数の広告を一括で操作できる利便性があるからです。
広告運用を実施するときには、おそらく複数の広告キャンペーンを立ち上げることになります。
そうした場合のの使用効率を高めるため、一括操作が可能となっています。
Facebook広告マネージャではすべての広告が一覧表示され、さらにそこから複数広告を指定して、一括で予算設定や公開/非公開などを切り替えることが可能です。
Facebook広告マネージャのアカウントを作成する方法
Facebook広告マネージャのアカウントを作成する方法は3つあります。
- 広告アカウントの追加
- 新しい広告アカウントの作成
- 広告アカウントへのアクセス権限をリクエストする
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
ビジネスマネージャに広告アカウントを追加する
Facebook広告マネージャを使うには、「ビジネスマネージャに広告アカウントを追加する」というステップを踏むのが一般的。
この手順はやや複雑ですが、わかりやすくまとめると以下のとおりです。
- ビジネスマネージャの「ビジネス設定」を開く
- 左側に表示される「アカウント」を選択し、続いて「広告アカウント」をクリック
- 「追加」と表示された青色のメニューをクリック
- 「広告アカウントを追加」をクリックする
- 広告アカウントIDを入力する
- メンバーとアクセスレベルを設定する
この手順で、広告アカウントを追加することが可能です。
新しい広告アカウントを作成する
新しい広告アカウントを作成する場合の手順は以下のとおりです。
- ビジネスマネージャの「ビジネス設定」を開く
- 左側に表示される「アカウント」を選択し、続いて「広告アカウント」をクリック
- 「追加」と表示された青色のメニューをクリック
- 「新しい広告アカウントを作成」をクリックする
- メンバーとアクセスレベルを設定する
広告アカウントへのアクセス権限をリクエストする
すでに存在している広告アカウントを利用する場合は、以下の方法でアクセス権限をリクエストしましょう。
- ビジネスマネージャの「ビジネス設定」を開く
- 左側に表示される「アカウント」を選択し、続いて「広告アカウント」をクリック
- 「追加」と表示された青色のメニューをクリック
- 「広告アカウントへのアクセスをリクエスト」をクリックする
- メンバーとアクセスレベルを設定する
以上のように、Facebook広告マネージャを利用するには広告アカウントが同時に必要です。
広告アカウントについて詳しく知るには、以下の記事も参考にしてみてください。
Facebook広告にはアカウントが必要!作り方や共有方法を紹介
Facebook広告マネージャにおける広告関連度
Facebook広告マネージャの活用においては、広告関連度が重要となります。
簡単に言えば、「広告が表示される優先順位を決める尺度」です。
関連度合いが高ければ、広告はより多くのユーザーに届けられ、そうでなければ表示される頻度が低くなります。
広告関連度は、以下3つ存在します。
- 品質ランキング
- エンゲージメント率ランキング
- コンバージョン率ランキング
いずれも、広告の表示順位や回数を左右するきわめて重要な要素です。
これらのランキングで評価を高めるために、Facebook広告マネージャの理解が必要だといっても過言ではありません。
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
品質ランキング
品質ランキングは、Facebookによる広告の品質評価から決められる順位です。
広告を非表示にする、扇情的な表現を使う、といった操作でも品質ランキングは低下します。
逆に、Facebookが推奨する適切な表現が用いられるのであれば、順位は優遇される仕組みです。
つまり、ユーザーにとって有益・適切な広告であることが求められるのです。
ネガティブな表現や不安を煽るような文言は、基本的には使わないほうがよいでしょう。
センシティブな表現や画像の表示についても、気を配る必要があります。
エンゲージメント率ランキング
エンゲージメント率ランキングとは、同一ユーザーが異なる広告を視認した場合、それぞれに対して発生したアクションの回数や割合から判断されるものです。
他社と比較して、どの程度エンゲージメントが発生したのかでランク付けが行われます。
たとえば、クリックやコメントの回数が多ければ多いほど、ランキングでは上位になります。
いかに広告がエンゲージメントを獲得するかが、Facebook広告では特に重要だといえるでしょう。
コンバージョン率ランキング
コンバージョン率ランキングは、ユーザーが広告を視認した場合に予想されるコンバージョン率で規定されるランク付けです。
わかりやすくいえば、コンバージョン率が他社より高ければ、このランキングにて上位を獲得できます。
ただし、低価格な商品では、このランキングに有利な影響を与えられないケースもあります。
ある程度はコンバージョン難度も関係していることに注意しましょう。
「コンバージョン率」と呼ばれていますが、実数値ではなく予想された数字が基準になっている点に注意してください。
Facebook広告マネージャに関するよくある質問
本記事ではFacebook広告マネージャについて基本的な操作方法や重要な尺度を紹介しました。
最後によくある質問について回答します。
- Facebook広告マネージャはどこからログインする?
- Facebook広告マネージャの支払い管理方法は?
- アプリ版はあるか?
- 広告が正しく表示されなときはどうすればよい?
Facebook広告マネージャについてわからないことがあれば、下記を確認してください。
Facebook広告マネージャはどこからログインする?
Facebook広告マネージャは、こちらからログインすることが可能です。
このあとで「ビジネスマネージャ」を開けばFacebook広告マネージャを表示できます。
Facebook広告マネージャの支払い管理方法は?
Facebook広告マネージャで支払いを管理する方法は以下のとおりです。
- 「請求」を開く
- 「取引履歴」を開く
- 「取引」を選択する
- 日付のメニューを選択し、管理したい期間を閲覧する
ここから支払い状況を確認したり、広告ごとの支払い金額を紹介したりすることが可能です。
よく使うページなので、個別にブックマークしておくのもよいでしょう。
アプリ版は用意されている?
Facebook広告マネージャはAppStoreやGoogle Playで用意されています。
スマートフォンからも、広告を出稿したり、パフォーマンスをチェックしたりすることが可能です。
パソコンを持っていなくても、Facebook広告を使用するならインストールしておくとよいでしょう。
広告が正しく表示されないときはどうすればよい?
広告が正しく表示されないときは、以下の方法を試してみましょう。
- 広告を設定してから反映されるまでややタイムラグがあるので待機する
- 広告配信の日程がズレているか確認し、必要であれば修正する
- トラッキングスペックを変更した場合は、元に戻す
ほとんどの広告の不具合は、上記いずれかによるものです。
いくつか試行すればおおむね広告は表示されるでしょう。
まとめ:Facebook広告マネージャで効率的な出稿をしよう
本記事ではFacebook広告マネージャについて基本的な知識を解説しました。
最後に、重要なポイントを一覧で振り返っておきましょう。
- Facebook広告マネージャは、Meta社が管轄するSNSの広告を管理するための専用ツール
- InstagramなどのSNS広告もFacebook広告マネージャで運用できる
- Facebook広告マネージャでは、出稿やパフォーマンス測定などあらゆる操作が可能
- Facebook広告マネージャの利用を始めるなら、ビジネスマネージャに広告アカウントを追加するのが一般的
- Facebook広告では品質・エンゲージメント率・コンバージョン率3つのランキングが順位に大きく関係する
- Facebook広告マネージャにはアプリ版もあるので、必要があればインストールしておくとよい
Facebook広告マネージャでは、出稿やパフォーマンス測定など、広告にまつわる基本的な操作を1つの管理画面で実施できます。
また、広告を一括で設定する機能も搭載されているのでユーザビリティは高めです。
広告運用を実施するなら、Facebook広告マネージャは一通り使えるようにしておきましょう。
関連記事:Facebookの広告ライブラリの使い方は?効果アップに繋がる活用法もご紹介
投稿者プロフィール
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1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。
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