Facebook広告の画像サイズはどうすべき?配信先ごとに解説

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多くのオーディエンスにリーチでき、多彩なクリエイティブを実現できるFacebook広告。
広告の効果を高める要素として、ユーザーの注目を集める画像はとても重要です。

Facebook広告は、FacebookのフィードやInstagramなど配信先が豊富です。
それぞれ、どのようなサイズの画像が適しているのでしょうか。

この記事では、Facebook広告を作る上で知っておきたい画像サイズについて、配信先との相性も含めてご紹介します

※この記事で紹介している情報は2022年5月時点のものです。
Facebookのアップデートにより変更になる可能性もありますので、予めご了承ください。

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Facebook広告で画像はどのように表示される?

Facebook広告が表示されるのは、以下のプラットフォームです。

  • Facebook
  • Instagram
  • Facebook Messenger(Facebookのメッセージ機能)
  • Audience Network(Facebookの機能を利用した広告サービス)

この中でさらに「フィード」「ストーリーズ」「広告枠」などのさまざまな配置があり、ユーザーのターゲティングに合わせて表示されます。

画像を使ったFacebook広告の種類

Facebook広告にはいくつかの種類があり、それぞれ画像の見せ方が異なります
まずはどのような広告があるかを見ていきましょう。

広告の種類についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
Instagram広告の種類は4つ!特徴や広告出稿のやり方を解説

画像広告

バナー広告とも言われ、Facebook広告の中では最もメジャーなものです

シンプルに「画像」「テキスト」で見せる広告で、「見出し」で情報の概要を伝えます。
画像が1枚あれば始められるため、初心者でも出稿しやすい広告です。

カルーセル広告

カルーセル広告では、1つの広告で最大10件の画像や動画を表示できます
それぞれの画像や動画に対し、別々のリンクをつけることも可能です。

主な用途として、複数の商品を宣伝したり、1つの商品やサービスをいろいろな画像で多角的に見せたりするときに適しています。
画像の並べ方によって物語性を演出できるため、ブランドストーリーの訴求との相性も良好です。

コレクション広告

コレクション広告は、「メイン広告」と「商品カタログ」から構成され、直接的な商品の購買に繋げやすい形式です
ユーザーがコレクション広告をタップすると、フルスクリーンのランディングページが表示され、興味・関心や購入の意向をさらに高めます。

メイン広告を使った認知度のアップと、売上に繋がるコンバージョンの両方を実現が期待できる広告です。

スライドショー広告

スライドショー広告を使うと、複数の画像を用意するだけで、動画広告のようなストーリー性のある広告を簡単に作れます
BGMも設定できるため、「動画のような訴求をしたいけれど、映像の制作は難しい」「動画を作るにはコストや工数がネック」をという場合にもぴったりです。

動画広告と比較して、インターネット環境が悪い場合でもスムーズに閲覧しやすいことがあります。

動画広告に使う画像

厳密には「画像」の広告ではありませんが、サムネイルや動画内などに画像が必要です。

動画自体のサイズも、この記事で説明する画像サイズと同じと考えて問題ありません

Facebook広告の主な画像サイズと配信先

Facebook広告の画像を用意するときは、5つのサイズを覚えて置けばOKです
それぞれ、配信先ごとに適したサイズがあるため、サイズと用途を把握しておきましょう。

アスペクト比(画面の縦と横の比率)と、具体的なサイズ(ピクセル)をご紹介します。

画像のアスペクト比1:1

1,080px×1,080pxの正方形サイズは、Facebook広告で主流となる大きさです
フィードをはじめどのような配信先でも活用しやすく、画面内の占有率も高いため、バナー広告に適しています。

特に、スマートフォンでの表示には最適です。
FacebookやInstagramといったSNSはモバイルユーザーが大多数を占めるため、画面に対して大きく表示されるほど視認性が高まり、画像の内容もしっかりと見せられます。

また、カルーセル広告を使うときは、使用する画像をすべて1:1のアスペクト比で揃えることが必要です。

画像のアスペクト比1.91:1

1,200px×628pxの横長サイズは、どちらかと言うとPCユーザー向けです
FacebookをPCで見る場合、「Facebook検索結果」や「Facebook右側広告枠」、「Facebookインスタント記事」「Messengerの広告メッセージ」などさまざまな配置で使えます。

GoogleやYahoo!のレスポンシブディスプレイでも利用できるサイズのため、汎用性も高くおすすめです。

画像のアスペクト比16:9

1,920px×1,080pxの横長サイズで、「Facebookインストリーム動画」に最適です

インストリーム動画とは、Facebookのプラットフォームを使って配信できる動画広告で、動画の冒頭や終了後、途中にも流れます。

画像のアスペクト比4:5

1,080px×1,350pxのやや縦長のサイズで、アスペクト比1:1の画像サイズと同じように、FacebookやInstagramのフィード配信に適しています
1:1サイズよりもやや広い面積を占有できることがメリットです。

ただし、1:1にトリミングされることもあります。
トリミングされないように、初めから1:1で作成しておくのも一つの方法です。

画像のアスペクト比9:16

1,080px×1,920pxのかなり縦に長いサイズは、Instagramのストーリーズに適したサイズです
また、「Facebookストーリーズ」や「Messengersストーリーズ」でも推奨サイズとされています。

モバイル画面の全体に表示されるため、視認性が高く、目に留まりやすい広告になるでしょう。

Facebook広告で画像サイズの他に大切な要素

Facebook広告のために画像を用意する上で、サイズ以外にも重視したいポイントがあります。
3つの項目がありますので、それぞれ参考にしてみてください。

画像内のテキストの量

広告に使う画像はテキストの埋め込みができますが、文字量が多すぎると低品質と判断されることがあります。

以前は「テキスト量は画像面積の20%」と規定があり、クリアしていないと配信の量が制限されたり、審査に落ちて配信されなかったりすることもありました。
20%という数字はFacebookがユーザーコミュニティに調査した結果導き出したものであり、20%未満の場合に効果が高いとわかっています。

現在では規定がなくなりましたが、引き続きテキスト量が20%未満の広告が評価されやすいようです
以前はFacebook提供の「テキストオーバーレイツール」でテキスト量をチェックできましたが、現状はそれに変わるツールはないため、目視で調整しましょう。

ユーザーが読みやすい文字サイズにすることも大切です。
また、テキストの配置は画像の左側にしておくと、デバイスによって画像が切れてしまっても文章を訴求できます。

画像の大きさ

アスペクト比が合っていても、画像そのものが小さすぎると登録できないことがあります。
具体的には、幅・高さともに600pxが最小とされているため、それより小さい場合は画像を編集してサイズを変更しましょう

また、画像の容量は30MBまでと上限があるため、超えないように調整することも大切です。

推奨サイズになっていないと、画質が劣化したり、画像が一部しか表示されなかったりします。
広告マネージャで画像広告を作成できたら、プレビューでよく確認しましょう。

画像の形式

画像の形式は、JPEG形式(.jpg)またはPNG形式(.png)がFacebook公式によって推奨されています
汎用性が高く、どのような媒体でも適している形式です。

Facebook広告の画像を作れるおすすめツール

Facebook広告の画像は、無料ソフトを使って作ることも可能です
これからFacebook広告を始める人、コストを抑えて広告の制作をしたい人は、以下でご紹介する無料ツールを試してみましょう。

さらにクリエイティブにこだわりたい人には、有料ツールの導入もおすすめです。
無料ツールにはない機能の活用や、多彩な表現ができるため、ぜひ検討してみてください。

Canva

無料でも使える、オーソドックスなオンライン画像編集ツールです
フリーのテンプレートの中には、FacebookやInstagramに適したサイズも用意されているため、編集が簡単です。

Canva

MediBang Paint

無料でも使える描画ツールで、PCでダウンロードをして使用します
画像編集の他にも、イラストや漫画の制作に向いているため、いろいろなことをやってみたい方にはおすすめです。

使い方がわからないときは、MediBang Paint公式のチュートリアルを確認してみましょう。
利用ユーザーも多いソフトのため、検索でも使い方を簡単に調べやすいのが特徴です。

Fotor

無料の画像編集ツールで、Canvaよりも基本機能が充実していると言われています
有料版にアップグレードすると、本格的なフォトレタッチも可能です。

「画像編集」では指定のサイズにトリミングをしたり、ピクセル数を変更したりと、広告用の画像を編集するには利便性が高いと言えます。
Canvaと同様に、FacebookやInstagramでよく使うサイズがプリセットされているのも嬉しいところです。

Fotor

Photoshop

画像・写真の編集ソフトとしては知名度も高いものです。
有料版のみとなりますが、細かな調整やレタッチにこだわりたい場合は適しています

同じAdobe系ならIllustratorも人気です。
機能を使いこなすには、Adobe公式の認定資格「Adobe Certified Professional」で学習するのも良いでしょう。

Photoshop

Facebook広告は用途に適した画像を用意しよう!

Facebook広告の画像サイズは、主に5つの種類があり、配信先ごとにそれぞれ向き不向きがあります。
どこに配信し、誰に見てほしいのかといった戦略とともに画像も調達しましょう。

意図した通りの広告クリエイティブが表示されていれば、広告の品質や訴求力も高まります。
ユーザーに見てもらえる広告を作り、試行錯誤しながら効果アップに繋がる運用を目指してみてください。

投稿者プロフィール

樋口 裕貴
樋口 裕貴
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様に
ターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。