リード獲得のおすすめツール7選!利用すべきメリット・選び方を紹介

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リード獲得にはツール活用が必須!おすすめの7選を紹介

日々の営業活動からリード獲得を目指すためには、ツールの活用が必要不可欠です。
しかし、マーケティングや営業担当者の方は「リード獲得にどのようなツールを使えばいいのかわからない」という悩みを持っていませんか?

受注確度の高いリード獲得は、簡単ではないものです。
本記事では、リードの意味からツール活用のメリット、おすすめツール、その他のリード獲得方法まで詳しく紹介します。

自社のリード獲得に関する課題を想像し、どのようなツールが必要なのか考えながら、読み進めてください。

リード獲得とは

リード獲得とは

「リード」とは、顧客になる可能性のある見込み客のことをいいます。
見込み客は自社製品・サービスに関心を持っているため、適切な方法やタイミングでアピールすることで、受注やリピーターにつながりやすくなります。

企業のマーケティング部やインサイドセールス部は、マーケティング戦略を講じて受注確度の高いリードを獲得し、育てることが重要です。
ここでリード獲得は「リードジェネレーション」、リードを育てることは「リードナーチャリング」とも呼ばれています。

適切にリードナーチャリングを行いながら購買意欲が高まったリードを営業部に引き渡すことで、営業担当者はスムーズに商談を進めやすくなります。

リード獲得に必要な費用・相場

リード獲得に必要な費用・相場

リード獲得に必要な費用は、どのような方法を選ぶかによって大きく変動します。
例えばセミナーをリード獲得方法に選んだ場合、トータル50万円〜100万円程度の費用が必要です。

ほかにも看板や広告などの方法では、10万円〜30万円程度が相場となります。
少しでもリード獲得の費用をおさえたいのであれば、自社で運営できるコンテンツマーケティングやSNSマーケティングなどの手法が最適です。

しかし、社内に運営できるスタッフやノウハウがない場合、人件費だけが無駄になってしまう可能性が高くなります。
リード獲得ツールであれば月額1万円程度で利用できるものもあるため、コストパフォーマンスに優れた方法といえるでしょう。

リード獲得にツールを利用するメリット

リード獲得にツールを利用するメリット

効率的にリードを獲得するためには、ツールを活用することが大切です。
ツールを使うメリットとして、以下の4点があります。

  1. 見込み客に広くアプローチできる
  2. リードの特徴を事前に把握できる
  3. リード獲得から管理まで効率的に行える
  4. 見込み客を育成できる

それでは順番に解説します。

見込み客に広くアプローチできる

まずツールを利用することで、より多くのリードにアプローチできる点です。
従来の営業活動では、営業担当者が実際に企業を訪問し、対話を重ねることで信頼関係を築いてきました。

しかし、現在ではインターネットやテクノロジーが発達したため、実際に会わなくてもツールを使うことで会話ができるようになったのです。
例えばテレビ会議やウェビナー配信ツールなどを駆使すれば、資料や商品を画面共有しながら遠隔で見込み客と話せます。

以前のように実際に足を運ぶとなると、1日に訪問できる企業数に限りがありました。
オンライン商談では移動時間が削減されるため、より多くのリードとコンタクトが取れるようになったのです。

リードの特徴を事前に把握できる

自社Webサイトの行動解析ツールを導入することで、どのような特徴を持つリードが自社に関心を持っているか把握できます。
行動解析ツールでは、Webサイト上でリードが閲覧したページを追跡でき、フォーム送信や申し込みに至った経路を確認できます。

地域、会社、役職、業種といったリードの属性、リード獲得に至ったきっかけなどが把握できるので、質の高いリード獲得に向けて今後のマーケティング活動に活かせるでしょう。

リード獲得から管理まで効率的に行える

既存のリード情報やツールで獲得した顧客情報を1つのプラットフォームで管理できるようになります。
営業部だけでなくマーケティング部や他部署とも共有しやすくなり、リード情報の管理が効率的になるでしょう。

商談の打診や交渉の進み具合、リードの反応など、リアルタイムで情報を更新することで、進捗状況を把握できるようになります。
マネージャーはツールを確認すれば案件ごとの状況がわかるため、無駄なミーティングを削減し、業務効率化が図れるでしょう。

見込み客を育成できる

最後に、リードナーチャリングまでカバーできるメリットについて説明します。
ツールによっては、リード獲得だけでなく、リードが自社製品への購買意欲が高まるよう育てるための機能が搭載されているものがあります。

例えば、メルマガの一斉自動送信、数回に分けたステップメールの自動配信、商品説明をするためのウェビナー配信機能などです。

リード獲得後、すぐに商品購入に至る見込み客は少ないため、できるだけ手間は省きながら、継続的にリードにアプローチできる機能を備えたツールを選ぶといいでしょう。

リード獲得ツールの選び方

リード獲得ツールの選び方

リード獲得ツールを選ぶときは、以下のポイントをチェックしてください。

  • 利用目的
  • 機能面

それでは詳しく説明していきます。

利用目的

はじめに、リード獲得ツールをどのように利用するのかによって選ぶ必要があります。
例えば営業先の情報管理や企業リストの作成など、企業によって利用目的はさまざまです。

リード獲得ツールは種類によって利用方法が異なるため、事前に利用目的を明確にしておかなくてはいけません。
最適なリード獲得を目指すためにも、自社の利用目的を明確にしておきましょう。

機能面

リード獲得ツールを選ぶときは、機能面をチェックすることも大切です。
ほかのツールとの連携機能や分析機能などがあるため、営業効率を向上させられる機能が搭載されているものがおすすめです。

分析機能があれば、見込み客を獲得するまでのプロセスを分析して最適な施策案を考えられるようになります。
ツールによって搭載されている機能は異なるので、公式ページからチェックしておいてください。

リード獲得に使えるツール7選

リード獲得に使えるツール7選

それではリード獲得に使えるおすすめのツールを7つ紹介します。
詳細や特徴について詳しく説明するので、自社に最適なツールの導入をぜひ検討してください。

Musubu【法人営業向け企業データベース】

Musubu【法人営業向け企業データベース】
  • URL:https://sora1.jp/skylist/
  • 特徴:140万件以上のデータベース、優れた操作性、細かなターゲティング
  • 価格:15,000円/月(個人事業主)、30,000円/月(小規模チーム)~

Musubuは、受注確度の高い営業リストをたった30秒で作成するツールです。
リード獲得につながる企業名だけをリストに掲載しているため、効率的に営業をかけられるのが特徴です。

情報がインターネットに出ている上場企業だけでなく、未上場企業である中小企業のデータも含まれているため、自社の営業努力だけではたどり着けない企業リストが手に入ります。
既に取引のある企業名は省いて検索することができるため、重複しない点も特徴の1つです。

企業検索で条件を絞るとき、業界や地域といった情報はもちろんのこと、代表者の出身大学、店舗数、従業員増加率など、細かな条件を設定できます。
自社に適したリード獲得につながり、アポ率を高められるでしょう。

FORCAS【成約確度が高い企業リスト作成】

FORCAS【成約確度が高い企業リスト作成】
  • URL:https://www.forcas.com/
  • 特徴:精度の高いターゲティング、データのマーケティング活用
  • 価格:要問い合わせ

FORCAは、精度の高いターゲティングが可能なツールです。
企業の有価証券報告書や財務情報といった信頼性の高い情報と「コスト削減」、「オーナー企業」、「MAツール購入」、「アジア進出」といった企業のシナリオに紐づけてターゲットを絞れます。

新規顧客の開拓だけでなく、既存の企業リストをアップロードすれば傾向を分析して自社に合ったリスト抽出ができるようになります。
CRMやMAツールを使っているのなら、連携すると企業属性データが把握でき、マーケティングへの活用が可能です。

ターゲティングの精度が高くなるので、リードの反応率や商談化率の向上が期待できるでしょう。

Saleshub【商談アポセッティング】

Saleshub【商談アポセッティング】
  • URL:https://saleshub.jp/
  • 特徴:リファラル営業、新規顧客開拓
  • 価格:アポ獲得で10,000円~、ビジネス成約の協力金(任意)

Saleshubは、ターゲット企業担当者の知り合いとマッチングできるリファラル営業ツールです。
例えば、サポーターと呼ばれる登録者に「人事部の知り合いを紹介してください」と依頼し、承諾してもらえると顧客候補を紹介してもらえる仕組みです。

アポイントが無事セッティングされたら、企業はサポーターに協力金を贈ることで、案件が完了します。
人脈作りが比較的少ないスタートアップ企業であれば、リード獲得に向けて使いたいツールです。

知り合いから紹介してもらえれば、テレアポや飛び込み営業よりも受注確度が高まります。
2万人以上のサポーターが全国にいるのも特徴です。

GeAIne【AIがアポ獲得を支援】

GeAIne【AIがアポ獲得を支援】
  • URL:https://the.geaine2.jp/
  • 特徴:AIが企業リスト作成、メール文章の自動作成とテスト
  • 価格:40,000円/月~

GeAIneは、AIが受注確度の高い企業を分析し、自動で営業リストを作成するツールを提供しています。
作成されたリストをもとに、大量の見込み客に向けて営業文章を自動作成し、送信することが可能です。

宛名に企業名を自動で差し込めるため、高いエンゲージメントが期待できます。
営業文章のA/Bテストを統計モデル処理するため、アポ獲得に導く文章でメールを飛ばせます。

メールを送信した企業の反応も把握できるので、リード獲得につながる業界を見極められるようになるのが特徴です。
土日や早朝配信もでき、電話がつながりにくい企業へのアプローチが可能になるでしょう。

APOLLO SALES【営業リスト作成・メール自動送信】

APOLLO SALES【営業リスト作成・メール自動送信】

APOLLO SALESは、企業のリスト作成だけでなく、自動でメール送信やお問い合わせフォーム投稿ができるツールです。
多くの企業に対し、従業員が1件1件メール送信やお問い合わせフォームでメッセージを送っていては、手間がかかりすぎてしまいます。

そのような場合、自動でアプローチできれば、効率的にリード獲得ができるようになるでしょう。
さらに、メール開封の有無やURLをクリックしたかどうかも把握できるため、マーケティング活動に活かせます

膨大な量のリスト作成、メール送信、マーケティングデータまで得られるので、効率的にリード獲得につなげられるでしょう。
企業データベースは日々更新されているため、最新情報をもとにリストが作成されます。

また、既存データとの連携も簡単にできるため、データが重複することがないのも特徴の1つです。

HubSpot【CRMベースのMAツール】

HubSpot【CRMベースのMAツール】

CRMをベースとしたマーケティングツールで、リードの顧客情報管理はもちろんのこと、リードごとにカスタマイズしたフォローアップメールの送信、ランディングページの作成、広告管理といった多機能が搭載されています。

お問い合わせフォームに送信したリードの情報をインターネット上で自動収集したり、広告のコンバージョン率を詳しく分析したり、自社のニーズに合わせてリード獲得に向けたマーケティングが行えます。

最適なWebサイト構築ができるため、質の高いリード獲得につなげられるでしょう。
自社ホームページを使ったWebマーケティングに注力したい企業におすすめのツールです。

Sansan Seminar Manager【セミナー運営】

Sansan Seminar Manager【セミナー運営】

Sansan Seminar Managerは、BtoBの法人向けセミナーを管理、運営できるツールです。
対面セミナーだけでなく、ウェビナーにも対応しています。

注目すべき機能は、申し込みフォームが必要なく、QRコードを読み取ってオンライン名刺を作成する技術が搭載されていることです。
したがって、リード情報をセミナー開催前に取得できるようになります。

セミナー募集のWebページ作成も簡単で、ランディングページをすぐに公開できます。
参加者の管理やアンケート機能もあり、使い勝手のいいシンプルなツールです。

また、同社のクラウド名刺管理サービスや、MAツールなどとも連携でき、営業やマーケティング活動を促進することが可能です。

ツール以外のリード獲得方法

ツール以外のリード獲得方法

リード獲得には、ツール以外にも方法があります。
ここでは、ツール以外のリード獲得方法をご紹介します。

テレアポ

テレアポはリード獲得において有効な手段の1つです。
上記で解説したツールで受注確度の高い企業リストを自動作成し、架電する母数を増やすと、アポ獲得数もアップするでしょう。

しかし、テレアポの架電数を増加するには人員が必要になり、人材不足で対応できない会社が増えています。
そのようなとき、テレアポ代行会社に依頼することで、プロのオペレーターがターゲット企業にアプローチしてくれます。

例えば、株式会社SORAプロジェクトは、ターゲットの関心だけでなく、商談のタイミングまで考慮しながらテレアポの実施が可能です。
平均アポ率が4.6%で、質の高いアポを提供しているので、テレアポ代行会社をお探しの際は、ぜひお問い合わせください。

URL:https://sora1.jp/telemarkething/pc/

また、テレアポ代行会社の選び方がわかる資料を無料配布中です。

セミナー

オフラインからオンラインまで開催できる方法として、セミナーがあります。
セミナーでは自社製品やサービスに興味・関心のあるユーザーに対して、求められる情報を提供することでリード獲得を見込めます。

オフラインの開催には設備や人員、機材などの用意が必要なので、予算を確保しておくことが大切です。
オンラインであれば機材のみではじめられるため、予算をおさえながらリード獲得を目指したい企業におすすめです。

展示会への出展

展示会への出展もリード獲得のチャンスがあります。
展示会で自社ブースに訪れる企業担当者は、製品やサービスに関心があるので、優良なリードになる可能性があるでしょう。

また、一度顔を合わせて名刺交換しておくと、次のアプローチが取りやすくなるメリットもあります。

一方、展示会への出展は費用と手間がかかるため、出展を決める前に費用対効果をよく検討しましょう。

コンテンツマーケティング

SaaS企業のリード獲得に向けた施策として、コンテンツマーケティング戦略があります。
コンテンツマーケティングとは、SEOを施した自社ブログを用意し、読者にとって有益な情報を継続的に発信することで、見込み客を獲得する方法です。

最近では企業担当者も、新製品やサービスが知りたい場合、インターネット上で自ら情報を収集しています。
そこで、見込み客が興味のある記事やコラムを配信して露出を高めることで、リード獲得だけでなく育成までできるようになります。

リスティング広告

リスティング広告とは、ユーザーの関心に応じた広告がWeb上に表示されるものです。

例えば、「検索連動広告」と呼ばれる、ユーザーが検索したキーワードに応じて、広告が表示されるタイプのものがあります。
また、「コンテンツ連動型広告」では、ページに記載されているコンテンツと関連のある広告が表示されます。

ユーザーが興味のあるキーワードやWebページに合わせて広告が出てくるので、リスティング広告に出稿すれば、自社を知ってもらえる機会が高まるといえるでしょう。

SNSマーケティング

スマートフォンが普及したことから、X(旧Twitter)やFacebook、InstagramなどのSNSを利用したマーケティングも主流となっています。
現在ではSNSを通じて情報収集するユーザーが増えているため、自社製品・サービスに関連する情報を投稿すればリード獲得へつながります。

また、ユーザー同士のシェアによって情報の拡散を見込めるので、新たな見込み客を獲得することが可能です。
さらにSNSマーケティングのノウハウを自社に蓄積すれば、担当者が変わっても中長期的な運用が可能となるでしょう。

リード獲得には自社ニーズに合うツールを活用しよう

リード獲得には自社ニーズに合うツールを活用しよう

リード獲得でツールを使うことで業務効率性が向上し、人員不足にも対応できます。これからの営業活動に、ツールの活用は欠かせないといえるでしょう。

まずは自社のマーケティングや営業活動を振り返り、どのツールや方法が適しているか検討することから始めてみましょう。

投稿者プロフィール

樋口 裕貴
樋口 裕貴
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様に
ターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。