目次
初心者でもチャレンジしやすく、幅広いユーザーにリーチできるFacebookの広告。
その効果は果たしてどれくらいあるのか、マーケティング担当者なら気になるものです。
Facebook広告は、効果を上げられる可能性が十分あります。
ただし、そのためには最低限の知識と技術に加えてコツが必要です。
今、広告に効果がないと感じている人は、何か見落としているポイントがあるかもしれません。
この記事では効果を上げるためにすべきことを3つに絞って解説します。
ヒントを見つけて、今までに効果が出なかった方もぜひ見直してみてください。
※本記事は2022年2月時点の情報を参考にしているため、今後のアップデートにより内容が変更される可能性があります。
BtoB領域のWebマーケティングでお困りの方は、こちらもご覧ください。
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Facebook広告の効果が出ないときに見直したいポイント
Facebookの効果を測定するにあたって、そもそも目標は正しく定められていますか?
広告の目的は一つではなく、求める成果に応じてさまざまな設定ができます。
そのため、目標が定まっていないと効果が出たかどうかは判断できません。
効果が出ていないと感じたら、まずは目標を見直してそれに見合った結果になっているかを確認しましょう。
また、目的と並んで重要な項目に「コンバージョンポイント」があります。
何を目的に広告を出すかによってコンバージョン(CV)の定義は異なるため、広告の目的が達成できたと判断する基準を正しく設定することも大切です。
Facebook広告の主な目的
Facebook広告を出稿する目的はさまざまですが、主なものとして以下の2つに分けられます。
ざっくり言うと「知ってもらう」のか「買ってもらう」のかにより、何をもって目標を達成したと見るかは変わってくるのです。
認知のアップ
商品やサービスを知ってもらうことを目的とします。
広告を見てもらうインプレッション獲得、広告の「いいね!」やシェアを喚起するエンゲージメント増加が主な指標です。
認知をアップさせ、ブランドの理解度を高めるブランディングの広告は売上に直結したかどうかを判断しにくいため、効果の判断が難しくなります。
そのため、「広告からWebサイトを見てくれた人がどれくらいいたか」「フォロワーがどれくらい増えたか」のようなさらに細かい目的を設定することが適切です。
売上のアップ
集客をして問い合わせや申し込み、購入に繋げることが目的です。
家や車のような高額な商品であればいきなり広告から購入に繋げることは難しいため、リンク先の詳細ページの閲覧数や資料請求をコンバージョンポイントとすることもあります。
Facebook広告の費用対効果が高い理由
「Facebook広告は費用対効果が高い」と言われるのは、安い費用で多くのユーザーにリーチできるからです。
また、細かなターゲティングができることも強みの一つとされています。
それぞれ具体的に見てみましょう。
ターゲティング精度が高いから
Facebook広告は実名で登録していることから精度の高いターゲティングができると言われており、その確実性は90%とも評価されています。
住所や家族構成などパーソナルな情報に加え、「いいね!」やフォローをしているページやアカウントからさまざまな興味・関心もわかるのです。
さらにFacebookはソーシャルログインにも使われています。
ユーザーがWeb上でどのようなサービスを使っているかといった情報も蓄積されているため、属性をかなり詳細に把握できていることが特徴です。
ユーザー層が幅広いから
FacebookはSNSの中でも利用ユーザー数が多く、世界中で使用されています。
そのためユーザーの年代や性別、国籍までが非常に幅広く、多様なサービスの広告に適しているのです。
国内のアクティブユーザーだけでも2,600万人以上いると言われており、そのボリューム感は広告の配信先として魅力があります。
さまざまな購買ステップのユーザーにもリーチできるため、「まだ商品を知らないが興味のありそうなユーザー」「商品の比較検討をしていそうなユーザー」など幅広い層にアプローチしてリードナーチャリングをすることももちろん可能です。
単価が安いから
Facebook広告の課金方法は2種類あり、広告をクリックしたときに課金される「クリック課金」と広告が表示された回数ごとに課金される「インプレッション課金」の分類となっています。
クリック課金の場合は1クリックごとの課金額(CPC)は10〜100円ほどとなり、Googleのリスティング広告と比較しても安価です。
費用対効果が良いと言われる理由は、主にこの価格の安さ・ユーザー層の幅広さ・ターゲティング精度の高さにあります。
クリエイティブが豊富だから
Facebookのフォーマットやクリエイティブはとても豊富です。
画像の見せ方だけでも複数の方法があり、ユーザーにアクションを促すボタンも自由にカスタマイズできます。
静止画だけでなく動画も掲載できるため、視覚的にインパクトのあるアピールをしやすいことが強みです。
FacebookやInstagramといった著名なSNSのフィードで、一般の投稿と変わらない見た目で自然に出稿できるのも良い点と言えます。
広告に抵抗のあるユーザーも気軽に「いいね!」やシェアの反応がしやすいため、クチコミのように拡散もされやすいのです。
Facebook広告で効果を出すためにすべきこと3つ
ここからはFacebook広告で効果を出す方法を3つ見てみましょう。
具体的には広告を誰に・何のために出すかを設定することと、出稿したあとのオペレーションについてです。
適切なターゲティングをする
目標に合わせて、反響の見込めるオーディエンスに狙いを定めましょう。
Facebook広告はユーザーの居住地や興味・関心をかなり細かく設定できるためついペルソナをこだわって設定してしまいがちですが、細分化しすぎているとフィットするユーザーの幅を狭めてしまいます。
とはいえ逆に広すぎても、ピンポイントで広告が響くユーザーに絞って届けることが難しくなるため最適なターゲティングには意外とコツがいるのです。
「類似オーディエンス」機能を活用して、反響のあったオーディエンスと似た属性のユーザーに配信して反応を見る方法も試してみましょう。
目的に合わせたキャンペーンを選択する
広告の基礎となる「キャンペーン」の選択において、目的と合致するものを正しく選びましょう。
キャンペーンに応じて、広告の効果が高まるクリエイティブは変わります。
一度作ったクリエイティブもより効果を上げられるよう、見直しをしながら質を高めるのが最善です。
画像であれば解像度が1,200px以上で、明確でわかりやすいメッセージをテキストとして入れ込みましょう。
動画は消音でも訴求が伝わり、冒頭からユーザーの目を引くような明快さや斬新さが感じられるかがポイントです。
A/Bテストも活用して検証も積極的にすれば、より効果の向上に繋がります。
きめ細かな運用をする
広告を出したら出しっぱなしにせず、効果の分析や検証を繰り返しながらきめ細かな運用をしましょう。
測定の結果から見えてくることをもとに改善案を出したり、仮説を立てて新たな戦略に役立てたりすれば建設的な運用になります。
最新の情報をキャッチアップすることも重要です。
アップデートでFacebookの仕様が変わったり、新たな機能が追加されたりすることも稀ではないため、マーケティング担当者は常にトレンドや動向を確認して情報の収集を怠らないようにしましょう。
Facebook広告を配信する前のチェックリスト
これからFacebook広告を配信する人は、ここまでに解説した効果を上げる方法を実現できるための準備がしっかりとできているかチェックしましょう。
知識やコツが求められるポイントもありますが、以下のチェックリストを参考にすれば大丈夫です。
効果測定の設定はできているか
広告の効果を測定するための準備はできていますか?
ピクセルの埋め込みや、コンバージョンイベントが有効になっているかどうかを確認し、できていない場合は配信前にきちんと設定しておきましょう。
これらの設定は、費用対効果の測定や広告の最適化に役立ちます。
予算と期間は適切か
広告を出すための予算と掲載の期間は適切でしょうか?
設定が誤っていると想定よりも多く予算を投下してしまったり、逆に思ったほど予算を消化できなかったりといったミスに繋がります。
期間も正しく指定できているか確認しましょう。
イベントや求人にかかわる広告であれば、どの期間に出稿するかはとても大切です。
配置は最適か
広告が出る場所は適切でしょうか?
配信面はできるだけ多い方が機会を損ないにくく、費用対効果が良いと言われています。
商品やサービスによって最適な配置は異なるため、まずは多くの場所に出稿して配信データを確認しながらパフォーマンスの良い配置だけに絞れば無難です。
広告セットの数は適切か
広告セットの数も実は重要です。
Facebook広告のコンバージョンを最適化するには1週間あたり50件以上のコンバージョンデータが必要と言われているため、広告セットの数が多すぎるとデータが集まりにくく効果的な分析に支障が出てしまいます。
広告セットは5〜6個を目安として、それ以上は稼働させずパフォーマンスによって適宜入れ替えをするような運用が望ましいでしょう。
Facebook広告の効果を上げる方法はマーケティング会社に聞こう!
Facebookで広告の効果を上げるには、ターゲティング・キャンペーン設定・運用にそれぞれコツがあります。
どれもポイントを押さえれば難しくないため、一つひとつ抜けやモレがないか確認しながらチャレンジして広告の効果をアップさせましょう。
今まで広告の効果が出ないと感じていた方も、ご紹介した3つの項目を改善すれば効果のアップが期待できます。
分析を繰り返しながらしっかりと運用すれば、効果の出ている広告もさらに高いパフォーマンスを発揮するかもしれません。
広告の効果を上げるためのさらに詳しい内容について知るには、マーケティング会社に聞くことがおすすめです。
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投稿者プロフィール
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1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様に
ターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。
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