業務効率アップ!ChatGPTを営業に活用する方法・注意点を解説

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業務効率アップ!ChatGPTを営業に活用する方法・注意点を解説

多くのユーザーから注目が集まっている人工知能チャットボット「ChatGPT」。

2022年11月からリリースが開始し、ビジネスで活用している企業も増加しています。
また、幅広い質問に回答できるため、営業に活かすことも可能です。

しかし、ChatGPTの導入を検討している担当者は「どのように使えばいいのかわからない」、「危険性がないか心配」という悩みもあるでしょう。

そこで今回は、ChatGPTを営業に活用する方法や注意点について詳しく解説します。
ChatGPTの正しい活用方法を理解できるので、ぜひ参考にご覧ください。

なお、株式会社soraプロジェクトでは営業代行の基礎をまとめた資料「マーケ・営業・IS担当者必見!はじめての営業代行」を無料で配布しています。

ChatGPTを営業に活用する方法

ChatGPTを営業に活用する方法

ChatGPTを営業に活用する方法として、以下のような7点が挙げられます。

  • 営業メールの作成
  • 資料作成
  • クレーム対応
  • 市場調査
  • フィー​​ドバック
  • コンテンツ作成
  • 営業手法の提案

それでは順番に解説します。

営業メールの作成

ChatGPTを活用すれば、営業メールを簡単に作成できます。
営業においてメール作成は基本的な業務ですが、自分で作成すると時間と労力が必要になります。

しかし、ChatGPTに具体的な指示を出すことで、求めている営業メールの作成が可能です。
例えば、営業ツールの宣伝メールを作成するときは「営業ツールを宣伝するメルマガを作成してほしい」と入力します。

ツールの特徴や導入するベネフィットなどを文面に記載することで、キーワードを含めたメルマガを作成できます。
ChatGPTを活用すれば営業効率が大きく向上するでしょう。

資料作成

ChatGPTは、営業で取り扱う商材の資料作成もできます。
商材の資料作成は調査にも時間がかかるため、営業マンにとっても負担が大きいです。

ChatGPTなら顧客のニーズや課題を提案することで、最適な提案内容を作成できます。
既存資料の改善や添削もできるため効果的な資料作成が可能です。

スピーディな資料作成ができれば、顧客と円滑なコミュニケーションにもつながるでしょう。
ChatGPTはグラフや図表の作成もできるため、資料作成に活用するのがおすすです。

クレーム対応

ChatGPTは、クレーム対応にも活用できます。
企業がクレーム対応をするときは、状況に応じた正しい返答を考えなくてはいけません。

間違った返答をすると企業イメージが落ちるリスクがあるため、担当者は悩まされる問題です。
そこで、ChatGPTを活用すれば、顧客の感情や状況に合わせて適切な返答を考えてくれます。

例えば、顧客のもとへ届いた商品に傷があったときは「この度は当社の商品に破損があり、大変ご迷惑をおかけしました。新たな商品を早急に届けますので、しばらくお待ちくださいませ。」などの文面を作成可能です。

ChatGPTはあらゆるクレームに対応できるため、正しい解決策を見つけたいときに役立ちます。

市場調査

ChatGPTを活用すれば、競合他社や市場の状況を調査できます。
インターネットからさまざまな情報を収集できるため、競合他社や市場に関する質問をすれば適切な回答が可能です。

例えば「競合他社の商品にある特徴は?」と入力すると、商品のセールスポイントを的確に回答できます。
質問内容が具体的であるほど、回答の精度もより向上するでしょう。

フィードバック

ChatGPTは、営業活動のフィードバックにも活用できます。
実施した営業活動の改善点を見つけられるため、何が問題になっているのかを特定可能です。

例えば、自社商品・サービスの改善点を知りたいときは「商品を購入するメリット・デメリットは何ですか?」と質問します。
すると質問をした方の考え方に合わせて、商品・サービスの改善点を回答してくれます。
ChatGPTでフィードバックをおこなえば、顧客へアピールするポイントが見つかるでしょう。

コンテンツ作成

ChatGPTは、Webページや広告などのコンテンツも簡単に作成できます。
自社が取り扱う商品・サービスのLPを作成する場合、1から構成の流れを考えることは手間がかかる作業です。

例えば、ChatGPTに「商品の魅力が伝わるLPを作成してほしい」と入力すると、商品の特性が伝わるLPを作成できます。
ブログ記事の作成もできるため、自社のホームページを運営するときにも便利です。

営業手法の提案

ChatGPTを活用すれば、営業手法の提案もできます。
営業をおこなう目標や獲得すべきリードを具体的に入力することで、効果的な営業手法を提示してくれます。

ChatGPTは入力内容に合わせて、アルゴリズムが自動的に抽出して適切な答えを出す仕組みです。
入力内容を具体的にすれば精度の高い回答が得られるため、営業手法に悩んだときはChatGPTを活用してみましょう。

ChatGPTで営業リストを作成する方法

ChatGPTで営業リストを作成する方法

ChatGPTでは、指示を出せば簡単に営業リストを作成できます。
例えば「営業リストのテンプレートを作成して」と入力すると、ChatGPTが以下のような表を作成します。

【営業リストテンプレート】

企業名連絡先情報担当者名業界地域ニーズ/課題備考
ABC株式会社〒123-4567山田太郎製造業東京生産性の向上見積もり待ち
XYZ株式会社〒987-6543佐藤花子IT大阪セキュリティ対策の強化新プロジェクト情報提供
DEF商事株式会社〒567-8901田中二郎小売業名古屋顧客対応トレーニング資料送付済み
GHI建設株式会社〒234-5678鈴木三郎建設業札幌省エネソリューション会議予定
JKL食品株式会社〒678-9012高田栄子食品業福岡品質管理支援興味あり

上記のような営業リストを作成することで、営業活動に役立てられます。
テンプレートは自由にカスタマイズできるため、必要に応じて最適なテーマに変更可能です。

ChatGPTで営業活動をするときの注意点

ChatGPTで営業活動をするときの注意点

ChatGPTで営業活動をするときは、以下のような注意点があります。

  • データが正しいとは限らない
  • 社内データが漏洩するリスクがある
  • 最新情報に対応できない

ChatGPTは便利なAIツールですが、使い方によっては企業に悪影響を及ぼす可能性も高いです。
トラブルを発生させないためにも、必ずチェックしておきましょう。

データが正しいとは限らない

ChatGPTはインターネット上からデータを収集しているため、回答が必ず正しいとは限りません。
調べる時代や地域によっては、求めている回答を得られないこともあります。

ChatGPTに全ての作業を任せてしまうと、顧客に対して不適切な対応を取ってしまうことや、正確ではないデータを抽出してしまいます。
そのためChatGPTを営業に活用するときは、データの真偽を確かめるようにしましょう。

社内データが漏洩するリスクがある

ChatGPTは入力した情報をもとに学習を続けるため、社外秘の内容を教えると外部に漏洩するリスクがあります。
特に近年ではインターネットを利用した詐欺が増えており、悪用の危険性には注意が必要です。

ChatGPTには「オプトアウト」という機能があり、設定することで学習させない仕様に変更できます。
顧客情報などの社内データが外部に漏洩すると信用に関わるため、ChatGPTの利用規約をチェックして安全に利用しましょう。

最新情報に対応できない

ChatGPTは、最新情報に対応できないこともあります。
最新情報はアルゴリズムによって情報収集されますが、ChatGPTの対応が間に合っていないことも多いのが現状。

質問内容によっては不明な回答をすることもあり、情報が正確ではない可能性も高いです。
そのためChatGPTを営業に活用するときは、ほかの方法でも情報収集をするようにしましょう。

ChatGPT以外で営業に活用できるAIツール3選

ChatGPT以外で営業に活用できるAIツール3選

現在ChatGPT以外にも、インターネット上には営業に活用できるAIツールが豊富にあります。
本章では、営業に活用できるおすすめAIツールを3つ紹介。

それぞれの詳細や特徴を説明します。
ぜひ利用を検討してください。

1.Bing AI

Bing AI
出典元:Bing AI

Bing AIは、マイクロソフトが開発した対話型AIツールです。
AIと会話しながら、インターネット上の情報から質問に答えてくれます。

例えば商品の在庫状況について質問すると、ショッピングサイトから在庫状況や価格を提示してくれます。
利用にはMicrosoftアカウントが必要ですが、機能性はChatGPTと同格のため、おすすめです。

2.AIチャットくん

AIチャットくんは、LINEから提供されているAIチャットツールです。
LINEの友達追加をすることで利用でき、対話形式で質問に答えてくれます。

営業活動のアドバイスを受けることも可能で、営業マンに便利なツールといえるでしょう。
無料版ではチャット回数に制限がありますが、課金すれば無制限で利用できます。

LINEは普段から馴染みがあるため、気軽に利用したい営業マンにはおすすめです。

3.Prediction One

Prediction One
出典元:Prediction One

Prediction Oneは、ソニーが開発したAI予測ツールです。
データから予測を算出することができ、スピーディな対応ができる点が特徴です。

予測理由まで詳しく説明してくれるため、業務効率や属人化の解消につながります。
また、機械学習やプログラミングのスキルも必要ないため初心者でも簡単に扱えるでしょう。

個人や法人に合わせたプランが用意されているため、高度な予測分析をしたいときに活用できます。

ChatGPTで営業の業務効率を向上させましょう

ChatGPTで営業の業務効率を向上させましょう

今回は、ChatGPTを営業に活用する方法や注意点について詳しく解説しました。
ChatGPTを活用すれば、営業メールや資料を簡単に作成できます。

また、クレーム対応や市場調査、フィー​​ドバックコンテンツ作成、営業手法の提案なども可能です。
使い方によっては営業効率を大きく向上できるため、企業にとってもメリットは大きいです。

注意点として、ChatGPTを利用するときはデータの正確性や漏洩対策、情報の精度などに気をつけましょう。
株式会社soraプロジェクトでは、営業代行サービスを提供しています。
営業活動を全面的にサポートいたしますので、課題に悩んでいるときは気軽にご相談ください。

投稿者プロフィール

樋口 裕貴
樋口 裕貴
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。