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「自社のビジネスにITツールを導入したい」と考えている人の中には、世界的にも多くの導入実績をもつZoho CRMとHubspotも選択肢に入っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、どちらのツールが自社に向いているのか判断しにくいと感じている人も多いはずです。
そこで本記事では、Zoho CRMとHubspotをさまざまな視点で比較します。比較内容を踏まえてそれぞれのツールが向いている企業も紹介するので、ぜひ検討の参考にしてください。
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Zoho CRMとHubspotの特徴を比較する
まずはZoho CRMとHubspotがどのようなツールなのか比較します。
Zoho CRMとは
Zoho CRM(ゾーホーCRM)とは、顧客管理だけでなくSFAやMAの機能も搭載されているCRMです。
SFAやMAを使いたい場合はCRMのほかに新たにツールを導入する必要がありますが、Zoho CRMはSFAやMAの機能が使えるため1つのツールで完結できます。
顧客に紐づいてマーケティング施策や営業履歴を管理できるため、より1人ひとりに合わせた満足度の高い施策を実行できます。
またAIが搭載されている点も特徴です。AIが日々の営業活動や顧客情報を分析し、最適な改善策を提案してくれます。
Hubspotとは
Hubspot(ハブスポット)とは、無料のCRMツールを中心としてマーケティングやセールスなどのツールを組み合わせて使えるプラットフォームです。
HubspotでCRMと連携できるツールは、以下になります。
- Marketing Hub
- Sales Hub
- Service Hub
- CMS Hub
- Operations Hub
自社の業務形態やフローに合わせて必要なツールを組み合わせられるため、部署間の情報共有がシームレスになり業務効率化につながります。
Zoho CRMとHubspotの料金を比較する
Zoho CRMとHubspotはどのような料金形態なのでしょうか。それぞれの料金プランを比較します。
Zoho CRMの料金プラン
Zoho CRMは導入に際する初期費用がありません。また機能は限られますが、3ユーザーまでなら無料プランで利用できます。
さらに以下の4つの料金プランが用意されています。
- スタンダード:月額1,680円/ユーザー
- プロフェッショナル:月額2,760円/ユーザー
- エンタープライズ:月額4,800円/ユーザー
- アルティメット:月額6,240円/ユーザー
料金プランの違いは、使える機能や容量などです。まずはリーズナブルなプランから始めて、自社の事業規模が拡大したらアップグレードできます。
ユーザーごとに料金がかかるため、社内で利用するメンバーが多いほど総額は高額になるでしょう。
Hubspotの料金プラン
HubspotはCRMツールが無料で提供されています。また他5ツールも無料版が提供されており、簡単な機能であれば無料で利用できます。
他5ツールは無料版以外に有料プランが提供されていますが、特にユーザーの多い「Marketing Hub」と「SalesHub」の有料プランは以下の通りです。
【Marketing Hub】
- Starter:月額5,400円~
- Professional:月額96,000円~
- Enterprise:月額384,000円~
【Sales Hub】
- Starter:月額5,400円~
- Professional:月額54,000円~
- Enterprise:月額144,000円~
それぞれのプランには利用ユーザー数が定められており、それよりも増える場合は課金されていく仕組みです。
ツールごとに料金を支払わなければいけないため、利用するツールが増えると高額になります。
Zoho CRMとHubspotのインターフェースを比較する
社内でツール運用を定着させるためには、使いやすいインターフェースであることが必須です。Zoho CRMとHubspotのインターフェースを比較します。
Zoho CRMのインターフェース
Zoho CRMはシンプルで使いやすいインターフェースが特徴です。直感的に操作できるため、初めてCRMを使う人でも抵抗感なく使用できます。
Hubspotのインターフェース
Hubspotもシンプルなインターフェースで、直感的な操作性が可能です。簡単に設定や入力ができるため、ITリテラシーが低いメンバーでも使いやすいでしょう。
Zoho CRMとHubspotのモバイルアプリを比較する
CRMのモバイルアプリがあると、外出先や移動中でもデータの入力や確認ができるため便利です。
Zoho CRMもHubspotもモバイルアプリが提供されているので、それぞれを比較してみましょう。
Zoho CRMのモバイルアプリ
Zoho CRMのモバイルアプリは、アプリ特有の便利な機能が搭載されています。
位置情報から現在地付近の顧客情報を表示する「Near Me(ニア・ミー)」や、打ち合わせ場所でチェックするだけで訪問記録を登録できる「チェックイン」などです。ダッシュボードやフィードを使うと、外出先でもリアルタイムで最新情報を確認できます。
また分析専用のアプリも提供されているので、外出先でもデータを分析できます。スピーディな指示やアドバイスが可能になり、営業の成果を高められます。
さらに名刺管理ができる「Card Scanner(カード・スキャナー)」も提供中です。スマホカメラで名刺を撮影するだけで名刺情報をデータ化できます。初めての訪問や展示会などで名刺交換をしたら、その場ですぐにデータ化できて便利です。
Hubspotのモバイルアプリ
Hubspotのアプリは、主にCRMとしての機能を利用できます。
外出先でもタスクやリマインドを確認できるため、対応忘れや漏れを防ぎます。
またアプリ内でメンバーとやり取りができ、重要な情報をすぐに共有できます。情報共有のためのメモは、スマートフォンのマイクを使って音声入力も可能なので、手がふさがった状態でも入力が可能です。
Hubspotのモバイルアプリの週間ユーザー数は10万人規模にも及んでいることも、アプリの利便性を裏付けています。
Zoho CRMとHubspotのサポートを比較する
ベンダーのサポートがあると、安心して導入ができます。また運用中のサポートもあると、スムーズに運用が定着するでしょう。
そこでZoho CRMとHubspotのサポートを比較しましょう。
Zoho CRMのサポート
Zoho CRMは、導入時と運用時のサポートがあります。
導入時はZoho CRMの営業チームが、自社の現状や課題をもとに最適な導入方法を支援してくれます。
またお試し期間中またはライセンス購入後45日以内のユーザーには、使い方の解説や初期設定などの利用トレーニングを実施します。
さらに有料プランのユーザーは無料でメールサポートを利用できるため、運用中に困ったことがあっても気軽に問い合わせが可能です。
Hubspotのサポート
Hubspotはカスタマーサポートチームが、ユーザーからの質問に専門的な視点で回答してくれます。
また日本語サポートにも対応しています。Starterプランは日本語によるメールとチャット、ProfessionalプランとEnterpriseプランはさらに電話のサポートを受けられます。
有料にて、導入支援サービスやコンサルティングなどのプロフェッショナルサービスも提供されています。ただしサービスによっては日本語に対応していないため、利用したい場合は事前に確認しましょう。
Zoho CRMとHubspotそれぞれが向いている企業を比較する
今までの比較内容を踏まえ、Zoho CRMとHubspotはどのような企業に向いているか解説します。
Zoho CRMが向いている企業
Zoho CRMは他社製品に比べてリーズナブルなので、低コストでCRMを利用したい企業に向いています。予算が限られている中小企業やスタートアップ企業などは、低コストで利用できるZoho CRMがおすすめと言えるでしょう。
またSFAやMAの機能も搭載されているので、1つのツールで完結したい企業にも適しています。複数のツールを導入する必要がないため、社内の情報共有もシームレスになります。
Hubspotが向いている企業
Hubspotは自社で必要なツールを導入して連携できるため、情報を1ヵ所にまとめたい企業に向いています。さまざまなツールを導入するとツール間のデータ同期のために複雑な設定が必要ですが、Hubspotはすべてのツールのデータを一ヵ所にまとめられます。
また、どのツールもまだ導入していないという企業にもおすすめです。一気にCRMやMA、SFAなどを使えるため「これからツールを活用していきたい」「起業したてで何もツールを使っていない」という企業に向いていると言えます。
Zoho CRMとHubspotを比較して適したツールを導入しよう
Zoho CRMもHubspotも、世界的に多くのユーザーがいるCRMです。圧倒的な導入実績が、使いやすさや機能性を物語っています。
どちらもCRMだけでなくMAやSFAも利用できますが、Zoho CRMはツール内にMAとSFAの機能が搭載されているのに対し、Hubspotはそれぞれ別のツールが存在している点に違いがあります。
またアプリやサポートなど異なる点も多いため、自社が求めている要件に当てはまるかしっかりと比較して検討しましょう。
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投稿者プロフィール
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1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。
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