テレアポで「間に合ってます」と言われた際のたった1つの攻略法とは

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テレアポで「間に合ってます」と言われた際のたった1つの攻略法とは

「もしもし。私、株式会社〇〇の〇〇と申します。本日は〇〇をご案内させて頂ければと思いまして、、」

「営業ですか?間に合ってます。」

「そうですか、、かしこまりました。」

ガチャッ、、、

テレアポをしていると、相手から「間に合ってます」と言われて通話を切られることが多いのではないでしょうか?

電話をひたすらかけて、提案すら聞いてもらえないってなんか虚しい気持ちになりますよね。

間に合ってますと相手から言われたらそれ以上話を続ける訳にもいかないし、もう諦めるしかないと思っている方は多いです。

しかし、実はテレアポで「間に合ってます」と言われた際の攻略法がたった1つ存在します。

売れる営業マンはテレアポで「間に合ってます」と言われてからも成約へ持っていくことができます。

この記事では売れる営業マンが使用する、テレアポで「間に合ってます」と言われた際のたった一つの攻略法を詳しく解説します。

さっそく解説していきます。

テレアポで「間に合ってます」と言われた際の攻略法はたった1つ

テレアポで「間に合ってます」の攻略法はたった1つ

テレアポで「間に合ってます」と言われたら、これから展開するのは無理だと思う方が多いでしょう。

しかし、たった1つだけ攻略法があります。

それは、「間に合ってます」の真意を知ることです。

一概に「間に合ってます」と言う顧客にも断る理由があります。

その理由を知ることで攻略の糸口が見えてきます。

そして、それがテレアポの「間に合ってます」を攻略するたった1つの方法です。

真意を知ることで効果的なアプローチや対応を行うことが可能です。

間に合ってますと言われる真意は、直接聞いても教えてはくれません。

むしろ相手を苛立たせ、逆効果でしょう。

テレアポで「間に合ってます」と言われた際の切り返し例(アウト返し)は後述しています。

まずは、テレアポで「間に合ってます」と言われる2つの理由について解説します。

テレアポで「間に合ってます」と言われる理由2つ

テレアポで「間に合ってます」と言われる理由2つ

テレアポで「間に合ってます」と言われた際に、顧客の真意を知ることがたった1つの攻略法だとお話しました。

顧客の真意はこの2つのみですので覚えておきましょう。

  1. 営業電話にうんざりしている
  2. 話を聞く理由が特にない

テレアポで「間に合ってます」と言われた際には、どちらの真意で間に合っていると言っているのかを知ることで、攻略することが可能です。

結論からお話しすると、「営業電話にうんざりしている」という場合はそこから先へ進むことが厳しいですが、「話を聞く理由が特に無い」という場合は、話を聞く理由を作ってあげることで、その先へ話を進めることができます。

それではより詳しく解説解説していきます。

営業電話にうんざりしている

テレアポで「間に合ってます」と言った心理が「営業電話にうんざりしている」という場合は、攻略がかなり難しいと言えます。

100%不可能ではありませんが、営業電話に不快感すら感じているため、そこから先に話を進めようとすれば相手の怒りを買ってしまう可能性も高いです。

そのため、売り込むことは避け、ヒヤリングに徹する姿勢を示しましょう。

可能性は低いですが、顧客の課題点や状況を把握することができれば、ベネフィットを魅力的に語る段階へと進めます。

話を聞く理由が特に無い

テレアポで「間に合ってます」と言われる理由で最も多いのが、

あなたの話を聞く理由が特に無いというパターンです。

そのため、相手に「話を聞く理由」を生み出すことができれば、あなたの提案を聞いてくれる可能性がグッと上がります。

話を聞く理由はヒヤリングに徹するという態度を見せつつ、”速やかに、そして簡潔に”ベネフィットを語ることで生み出すことが可能です。

顧客がベネフィットに魅力を感じた場合は、その後の提案へ進み、商品・サービスのメリット、そして今購入すべき理由まで語ることができます。そうすれば、「間に合っています」を攻略できるでしょう。

テレアポで「間に合ってます」と言われた際の切り返し例(アウト返し)

テレアポで「間に合ってます」と言われた際の切り返し例(アウト返し)

それでは、テレアポで「間に合ってます」と言われた場合の切り返し例を2つご紹介します。

テレアポの切り返しはアウト返しとも言われ、相手のアウト(反論)に対して切り返すトークを意味します。

1つは悪い例、もう1つは良い例を紹介していますので、是非参考にしてください。

悪いトーク例

顧客:「間に合ってます」

アポインター:「そうなのですね。ですが、弊社の〇〇には〇〇な特徴がありまして」

顧客:「あぁ、でも今忙しいので大丈夫です。」

アポインター:「3分でいいのでお話を聞いてくれませんか?」

顧客:「いや、興味ないので」

ガチャッ・・・

<解説>

一見、頑張って顧客のアウト(反論)に食らいついて切り返していて、良いように見えますが、これはよくある悪い例です。

なぜなら、相手はもうあなたの話を聞く気がないのに無理やりこちらの話を続けようとしているからです。

相手の心が閉じている状態で話を続けても、アポを取得するのは厳しいです。

続いて、テレアポで「間に合ってます」と言われた際の切り返しの良い例をご紹介します。

良いトーク例

顧客:「間に合ってます」

アポインター:「それは、〇〇だからでしょうか?」

顧客:「そう言うわけではないですけど・・・」

アポインター:「それでは〇〇とかでしょうか?」

顧客:「と言うより、〇〇はコストが高くてね〜」

<解説>

〇〇の部分には顧客の課題や状況を入れましょう。

顧客の課題や状況に当てはまった場合は、次第に本音が見え始めます。

良い例のポイントは、相手のアウト(反論)を一旦受け止め、聞く姿勢を徹底することです。

聞くことに徹底することで、相手の心がほんの少し開き出し、本音が見え隠れしはじめます。

最初の「間に合ってます」という抽象的な言葉から、具体的な悩みまで垣間見ることができたらアプローチの選択肢が見えてくるはずです。

テレアポで「間に合ってます」と言われたら、こちらの話を続けるのではなく、相手の話を聞く姿勢を徹底し、真意を聞き出しましょう。

テレアポで「間に合ってます」と言われた際の注意点3つ

テレアポで「間に合ってます」と言われた際の注意点3つ

ここまで、テレアポで「間に合ってます」と言われた際の攻略法を解説してきましたが、続いて注意点3つを解説します。

間に合ってますと言われた際は、ガチャ切りの一歩手前ということは理解しておきましょう。

以下の注意点に気をつけることで、ガチャ切りされる可能性を下げることが可能です。

相手の状況を察する

「間に合ってます」と言われた場合は、相手の状況を察する必要があります。

「間に合ってます」と相手が言うと言うことは、

「これ以上営業はしないでね?」

と、遠回しに言われているのと同です。

相手の口調から相手の状況を察して、これ以上話を続けて良いかダメかを判断するようにしましょう。

最初は口調から相手の状況を把握するのは難しいかもしれませんが、経験を積んでいくことで、これ以上話を続けたら危険かどうかが分かるようになるので、積極的にトライしてみましょう。

話し方に十分気をつける

テレアポで「間に合ってます」と言われた場合は、話し方に十分気をつける必要があります。

なぜなら、相手はもうこれ以上は営業しないで欲しいと言う心境であり、テレアポ自体に嫌悪感を抱いている可能性があるからです。

これ以上営業トークを進めようものなら相手は怒り出し、電話を切られてしまう可能性もあります。

そのため、いつも以上に話し方は丁寧に、そして相手に聞き取りやすいような発音を心がけるべきです。

「間に合っています」と言われてしまったら、すでにマイナスからスタートしているため、話し方には気をつけて少しでも好印象を与えることを意識しましょう。

目的を短く簡潔に伝える

テレアポで「間に合ってます」と言われたら、相手はすぐに電話を切りたいと思っているはずです。

そのため、相手に電話をかけた目的を短く、簡潔に伝えることが大切です。

早く電話を切りたいと考えている相手に対して、だらだらと話をされたら誰だってイライラするでしょう。

間に合ってますと言われた場合には、目的をいつもよりも短く、簡潔に伝えることを意識しするようにしましょう。

まとめ:テレアポの「間に合ってます」は真意を知ることで攻略可

まとめ:テレアポの「間に合ってます」は真意を知ることで攻略可

テレアポで「間に合ってます」と言われたら、絶対に無理だと簡単に諦めてしまうことは避けましょう。

確かに、間に合ってますと言われてしまった時には、そこから成約を獲得するのは少し難しいです。

しかし、すぐに諦めてしまうと、貴重なチャンスを逃している可能性があります。

もし、電話営業中に「間に合ってます」と相手から言われた場合には、今回ご紹介したテレアポで「間に合ってます」と言われた際のたった1つの攻略法を思い出しましょう。

繰り返しになりますが、たった1つの攻略法は、相手の真意を知ることです。

相手が「間に合ってます」と言っている理由を知ることで、効果的な提案方法が見えてくるはずです。

ご紹介したテレアポの切り返し例(アウト返し)を思い出し、ぜひ次のテレアポで実践してみてください。

気づいた時には、あなたも売れる営業マンの仲間入りを果たしているでしょう。

投稿者プロフィール

樋口 裕貴
樋口 裕貴
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。