Voicy音声広告の効果は？他媒体との比較やメリットを解説！

情報が溢れる現代社会において、欠かせないマーケティングツールの一つとなりつつある音声による広告。
音声広告はなぜこれほどまでに注目され、多くの企業に利用されているのでしょうか。

本記事では、音声広告の中でも特にVoicyにスポットをあて、独自の魅力や他のメディアとの比較をご紹介します。

なお、株式会社soraプロジェクトでは各広告媒体の特徴一覧や広告媒体を選ぶ際の考え方をまとめた資料「今から始める！BtoB広告入門」を無料で配布していますので併せてチェックしてみてください。

Voicy音声広告とは

音声広告の基本的な概念や、注目される理由を解説します。
Voicyを含めたその他の音声広告メディアの内容についても比較して紹介するので、ぜひメディア選定の参考にしてください。

音声広告とは何か

音声広告というと、ひと昔前はラジオCMが主流でした。
しかし、近年はスマートフォンやインターネットの普及に伴い、Voicyやポッドキャストなど音声配信プラットフォームが注目を集めています。

音声広告も新たなマーケティング手法として台頭し始めています。
音声広告は、精密なターゲティングが可能なため、広告主とリスナー双方にとってメリットのある広告手段です。
音声広告の市場はまだ発展途上であり、これからの成長が非常に期待されています。

音声広告が注目される理由

音声広告の最大の特徴は、ユーザーが画面を見ることなく情報を得られる点です。
音声広告は人々の日常に溶け込むため、従来の広告よりも抵抗感が少なく、情報を受け入れやすい点から近年注目を集めています。

また音声プラットフォームでは、ユーザーが興味を持つトピックに関連した広告を配信可能です。
ターゲットに高い精度でリーチができる利点も持っており、今後ますます発展が期待される広告手段です。

Voicyとは

Voicyとは、株式会社Voicyによる日本初の音声プラットフォームです。
「人を届けるメディア」をコンセプトに、2016年にスタートしました。

さまざまなクリエイターや専門家が自身の知見や経験を音声で発信できる場所として、多くのリスナーに親しまれています。

Voicyでは、ニュース解説からビジネス、エンタメ、ライフスタイルまで多岐にわたるジャンルのコンテンツが配信されています。
リスナーは自分の興味や必要に応じて、スピーカーを通じて手軽に知識を深めたり、情報を得たりすることが可能です。

他の音声メディアに比べ、スピーカーとリスナーの結びつきが強いのが特徴で、広告主はスピーカーに集まるファン層に対して広告を流せます。

その他の音声広告

Voicyをはじめとする、数多くの音声配信サービスが存在します。
中でも音声広告の配信が可能な、4つのサービスを紹介します。

Spotify
Spotifyは、スウェーデン発の音楽ストリーミングサービスです。
また、ポッドキャストの配信も行っており、音楽だけでない多様なオーディオコンテンツを提供しています。
音楽とポッドキャストの両方に広告を流すことが可能です。

ユーザーの聴取履歴や活動データに基づきターゲティングします。
主に若年層に人気のプラットフォームです。

radiko
radikoは、日本初のオンラインラジオプラットフォームで、全国の民放全99局とNHKのラジオとポッドキャストを聴けるのが特徴です。
ユーザーが所在するエリアのラジオをすべて聴取できます。

radikoではradiko ADと称されるターゲティング音声広告を提供しており、ターゲティングは、リスナーのプロフィール・位置情報・視聴履歴に基づいています。

YouTube
動画の印象が強いメディアですが、バックグラウンド再生機能を使用し、音声のみで聴取しているユーザーが増加しています。
YouTubuでも、動画広告だけでなく音声広告（YouTubeオーディオ広告）の配信が可能です。

ユーザー属性、キーワード、カテゴリ、興味関心、エリア、デバイスでターゲティングします。
音声広告を提供し、動画をバックグラウンドで聴いているユーザーにも届けられます。

Voicyのような音声広告を利用するメリット

Voicyやその他の音声広告を利用する大きなメリットは、以下の5点が挙げられます。

• 「ながら聴き」ができる
• リスナーの記憶に残りやすい
• リスナーの抵抗感が少ない
• 最後まで聴いてもらいやすい
• 広告制作コストが低い

上記のメリットを一つずつ解説します。

「ながら聴き」ができる

音声広告の最大のメリットは、通勤中や料理をしながらなど、他の作業を行いつつも耳だけで情報を得ることができる「ながら聴き」ができる点です。

スマートフォンを日常的に使用する人は、手が塞がっていたり目を他のことに使っていたりしても、耳は自由である場面が頻繁にあります。
そうした状況で、人々は耳を活用して情報を得ることで、時間を無駄にせず有効に使いたいと考えています。

この背景には、スマートフォンの普及により手や目、耳のいずれかが空いている時間を、何かしらのコンテンツで充実させたいユーザーのニーズがあると言えます。
現代のライフスタイルにマッチするメディアとして、音声配信は非常に有効な手段となっているのです。

リスナーの記憶に残りやすい

音声広告は、リスナーの記憶に残りやすいメリットがあります。
視覚的な要素が含まれる動画広告と比べ、音声だけの情報は人間の想像力を刺激し、記憶の定着へとつなげる効果が期待できます。

実際に、Voicyが2022年に行ったリスナー向けのアンケートでは、95.2%の人が半年後も広告のスポンサーを覚えていると答えています。

リスナーの抵抗感が少ない

音声広告は精密なターゲティングにより、リスナーにとって自分の関心や趣味、居住エリアに合致した広告だけを耳に届けることが可能です。
結果、不要な広告に対する抵抗感を抱くことなく、届くコンテンツに対し自然と興味と好感を持ちやすいメリットにつながります。

リスナーにとって魅力的かつ関連性の高い広告を提供し、広告主にとっても効果的なメッセージを届けられる機会を増やせます。

最後まで聴いてもらいやすい

多くの音声広告には、動画広告ではよくあるスキップ機能がありません。
さらに、音声広告は手を使わない「ながら視聴」ができるため、最後まで聴いてもらいやすいという特徴も持ちます。

動画広告では視聴維持率40%が良い動画として判断されますが、音声広告では放送を最後まで観てもらえる完聴率は80%を超えることも珍しくありません。
例えば、Voicyでは完聴率が80%を超えることが頻繁にあると言い、企業タイアップ広告でもその効果は変わりません。

広告制作コストが低い

音声広告は、動画広告と比較して大幅にコストを抑えられるメリットもあります。
音声広告では視覚要素が不要のため、撮影場所の選定や、カメラ、照明機材といった映像制作に必須の設備投資の必要がないことに起因しています。

さらに、映像を制作するための専門スタッフの雇用も不要です。
コストだけでなく、手間や時間も大幅な節約が可能であるのが音声広告の強みです。

Voicy音声広告の種類と効果

Voicyの広告はチャンネルの途中で広告を挿入する差し込み型ではないのが一番の特徴です。
Voicyで音声広告を流す場合、チャンネルスポンサーとタイアップの2種類があります。

いずれも、日常で耳にする作られた音声ではなく、パーソナリティや企業担当者が自ら広告を読み上げるスタイルのため、リスナーに強い印象を残せます。

チャンネルスポンサー

パーソナリティの活動を支援するチャンネルスポンサーとして広告を配信する手段です。
番組の冒頭では、パーソナリティが毎回タイトルコールを読み上げます。

チャンネルスポンサーとしての放送期間中は、毎回冒頭にはタイトルコールに加えスポンサーコールが入ることとなり、習慣的に聴くことで記憶への定着を狙えます。

リスナーにとって好きなパーソナリティが企業に賛同し、企業がパーソナリティを応援してくれる構図になるため、リスナーはスポンサー企業へ好感を抱きやすい傾向があります。
パーソナリティが番組の中で企業やサービスを紹介し、リスナーは深い理解と好感を示します。

タイアップ

番組パーソナリティが、広告よりおすすめに近い形でサービスや商品を紹介する方法です。

Voicyでは、パーソナリティとリスナーの間に信頼関係が築かれています。
そのため、パーソナリティのおすすめする商品には深い理解と関心を示してもらいやすいメリットがあります。

パーソナリティが一人で語る通常タイアップの他、企業担当が放送に参加し、対談形式で商品やサービスの紹介をする対談タイアップと、通常放送の中に、週1回程度で企業とタイアップした内容を5分程度で話すチャプターを設けるコーナータイアップのプランがあります。

Voicy音声広告を利用したマーケティング戦略

Voicy音声広告では「最後まで視聴されやすい」といった特徴があり、なおかつリスナーにターゲティングした広告の配信が可能です。
そのため、スキップされやすい動画広告に比べ、単純接触回数を重ねて信頼や好感を与えられやすい利点もあります。

また、これからの時代のIoT（Internet of Things）化にも適応します。
IoTを代表する製品であるスマートスピーカーにも、もっともマッチするのが音声広告です。

Voicyで「嫌われない音声広告」を

Voicy広告はチャンネルの途中で突如配信される一般的な差し込み型の広告とは異なり、リスナーの反感を買いにくい点が有用です。

「Voicy広告を配信してみたいが、どのように訴求していくべきかわからない」とお悩みの方は、株式会社soraプロジェクトまでぜひ一度ご相談ください。
Webマーケティングの知見を活かし、企業様のBtoBの広告運用を支援します。また、営業やインサイドセールスに関する実績も豊富です。

ご興味のある方は、各種資料をダウンロードしていただけます。まずはご覧いただき、お問い合わせをご検討ください。

投稿者プロフィール

樋口 裕貴

1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。

最新の投稿

• 2024年6月18日マーケティングオーディオ広告の可能性とは？メリット・デメリット、拡大する市場をもとに紹介
• 2024年6月17日マーケティングデジタルサイネージ広告とは？特徴・導入の仕組みを詳しく解説
• 2024年6月13日マーケティングOODA（ウーダ）ループとは？PDCAサイクルとの違いやメリット、おすすめの本を紹介
• 2024年6月11日マーケティングPEST分析とは？手順や成功させるポイントをわかりやすく解説