テレアポは女性が有利って本当?成功しやすい理由と男性が有利な点

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「女性メンバーのほうがテレアポで成果が出ている気がする……」
「テレアポのアルバイトを採用したいけれど、女性のほうがいいのかな?」
と感じたことはありませんか?

テレアポは女性のほうが有利だと言われることがありますが、その理由はどこにあるのでしょうか。
この記事では、女性がテレアポで有利な点を解説しつつ、誰でもテレアポの成果アップに役立てられるポイントをご紹介します。

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テレアポは女性が有利と言われる理由

女性のほうがテレアポで成果が出やすいと言われる理由を、いくつか見てみましょう。
共通点としては、女性の声やイメージ、感覚や思考が有利に働いている点が多いと言えます。

声のトーンが聞きやすいから

声のトーンは、ドレミファソの「ソ」の高さを意識することで、ハキハキとした爽やかな印象になると言われています
男性よりもトーンの高い女性の声はフレッシュな好印象に加え、明るさや優しさも演出しやすい点で、テレアポに有利だと言われるのです。

ただし、高いトーンでも甲高い声や、早口でまくし立てる話し方は、声のメリットをいかせていません。
焦っているように聞こえるとテレアポでは逆効果になりやすいため、声という長所を十分いかせるようなトークが重要です。

安心感があるから

女性の持つ丸みのある雰囲気は、相手に安心感を与える要素の一つです。
特に、電話を受けた相手が女性だった場合、同性であることに安心を覚えることがあります。

一方で男性のテレアポは警戒されやすく、話し方によっては怪しさや胡散臭さを感じさせてしまうこともあるようです。

印象が良いと思われやすいから

女性のテレアポは、穏やかでかわいらしい印象だと思われやすい場合があります。
特に、電話を受けた相手が男性の場合、話を聞いてもらいやすく有利になることもあるのです。

対照的に、男性のテレアポは「暑苦しい印象」と思われたり、「ガツガツ売り込んできそう」と敬遠されたりすることがあります。
すべての女性・男性に当てはまるものではありませんが、傾向として捉えておきましょう。

女性脳が有利に働くから

男女の思考や感性について、「男性脳」「女性脳」という考え方があります。
一般的に「女性脳」と言われる特徴には、細かな配慮や共感ができる、感受性の高さや母性を備えているといったものがあるようです。

一方で「男性脳」は理論的な考えや課題解決に重きを置く傾向があり、女性脳とは対照的と言えます。

テレアポはお互いの顔が見えない状況で、初対面の間柄で提案をする仕事。
ロジカルな説明力ももちろん大切ですが、相手を慮る姿勢や、共感力の高さが有利に働いたときに「女性のほうが優れている」と評価される場合があるのです。

幅広い商材に対応できるから

テレアポの商材によっては、女性のほうが幅広く対応できることがあります。
たとえば、ITサービスや人材紹介、工業製品などは、男女のどちらがテレアポをしても違和感はありません。

ですが、美容や女性向けサービスであれば、女性から紹介するほうが説得力を持たせやすいものです。

テレアポで男性のほうが有利な点は?

ここまで挙げた通り、テレアポで女性のほうが有利だと言われる点はさまざまです。
では、男性のテレアポインターは成果を上げるのが難しいかというと、決してそんなことはありません。

次に、男性のほうが有利になる点をいくつか見てみましょう。
有利に働くポイントを知り、自分らしい成果の出し方に繋げてみてください。

軽く見られにくい

女性のテレアポインターは、相手から軽く見られてうまくいかないケースがあります。
「か弱そうで頼りない印象」「強くものを言いやすい」と思われてしまい、あしらわれやすいのです。

特に若い女性は、年配の男性や決裁者との電話で、なめられることも少なくありません。
新卒や若手の時期に苦労した経験がある人も、多くいるのではないでしょうか。

その点で男性は、どっしりとした落ち着きや慎重さを演出しやすく、相手に信頼感や安心感を与えられます。
声のトーンが低い人は、理性や安定感のある心地よさを武器にしやすいでしょう。

女性の決裁者から見た印象が良い

相手が決裁権のある女性だと、女性のテレアポインターはマウントを取られることがあります。

決裁者の女性は自分のキャリアや立場に自信があるため、自分よりも格が下だと感じた相手を冷淡にあしらったり、余裕のある態度でまったく取り合わなかったりするケースがあるようです。
全てのキャリア女性に当てはまるものではありませんが、嫌な思いをした女性のテレアポインターも少なくないのではないでしょうか。

その点、女性の決裁者と対等に取引をするには、男性のほうが有利な場合もあります

体力面で有利になれる

テレアポを勤勉にこなすには、それなりの体力も必要です。
その点で、女性よりも体力があると言われる男性のほうが有利とも言えます。

個人差はありますが、一般的に男性のほうが女性よりも筋肉量が多いため、スタミナがあり疲労からの回復も早いと言えるのです。
筋発達を促すのは男性ホルモンの「テストステロン」で、男女では10〜15倍の差があるとも言われています。

テレアポで成果を出すには、量をこなすことも大切です。
アポイントの獲得率が上がらなくても、量をこなせばアポが取れることは十分あり得ます。

量をこなせば自ずと質も上がるため、優秀なテレアポインターに成長するポテンシャルも十分です。

女性でも男性脳の人とは?性別は関係ない?

先述した「女性脳」「男性脳」の考え方は一般論の一つであり、異なった見方もあります。
具体的には、「女性だからといって全員が100%女性脳とは限らない」点、「男女でカテゴライズをするのは適切ではない」点などです。

実際に、成果を出している女性のテレアポインターや営業職には、「男性脳」の性質に当てはまる人もいます。
逆もまた然り、男性でも細かな気遣いや傾聴が得意で、包容力を感じさせる人も決して珍しくはありません。

性差はものの見方の一つと考え、自分らしい成功スタイルや勝ちパターンを見つけることが大切です。

女性も男性もどちらも活用できる!テレアポ成功率を上げるコツ

では、テレアポの成功率をアップさせるためには、何をすべきでしょうか。
アポ率を高めるためには、いくつかのコツがあります。

男女どちらでもいかせる、テレアポの成果を上げるポイントを参考にしてみてください。

相手の調子に合わせる

声の大きさや話すスピードは、意識して相手に合わせましょう。
例えば、相手が声の小さい人なら自分も声のボリュームを落とす、ハキハキと早口で話す相手には自分も同じスピードで話す、といった具合です。

自分が急いでいるとき、電話口でのんびりと話されてイラッとした経験はありませんか?
声や話し方の調子がミスマッチになると、テンポが噛み合わずイライラしてしまう原因にもなります。

意図的に合わせることで受け手は心地よいと感じられ、トーク内容に関係のないストレスから解放されるのです。

適切な話し方を意識する

テレアポの基本となる話し方として、アナウンサーのような落ち着いた口調が万人受けしやすいと言われています。
堅苦しい話し方は窮屈に感じやすく、友達のようなフランクすぎる口調も好印象ではありません。

落ち着いた話し方は物事を伝えやすく、相手も安心して話を聞けます。
基本の話し方を身につけた上で、先述した「相手の調子に合わせる」テクニックを使えると理想的です。

トークスクリプトをブラッシュアップする

テレアポの質がメンバーによって異なるときは、トークスクリプトを整理して品質の一定化を目指しましょう。
一度作ったトークスクリプトはそのままにせず、常にブラッシュアップすることが大切です。

「ダラダラと長く話しすぎない」「要件や結論を明らかにする」といった基礎的なポイントに加えて、自社の商材に特化した情報や、相手の業界を意識したフレーズを取り入れることで、アポ率はグンと上がることがあります。
テレアポで感じたことや受け答えに戸惑ったケースなど、チームで事例の共有を頻繁にすることも大切です。

すぐアポに繋がらなくても再架電する

「忙しいので」「検討します」と言われたら電話を切って、そのままにしていませんか?
相手はたまたま手が離せない状況で、タイミングが変わればもっと話を聞いてくれるかもしれません。

2回以上の架電をすることで、「この人は手当たり次第ではなく、熱意を持ってアプローチしてくれている」と印象付けられる可能性もあります。
その場でアポが取れなかったら、結論を出すまでのスケジュールをこちらから切ってみてください。

「考えておきますので……」と言われたら「いつまでに」をしっかりとフィックスしましょう。
相手とスケジュールを調整できたら、そのタイミングを忘れずに記録してください。

架電リストやMAツールをうまく活用して、次に架電する日時をスケジューリングし、必ず再架電をしましょう。
徹底した営業活動が、アポイントの獲得に繋がります。

質問の仕方を使い分ける

相手から「YES」を引き出すためのクローズドクエスチョンと、自由に話をさせるオープンクエスチョンを使い分けましょう。
アポを取るには自分のペースに巻き込むテクニックが求められますが、ニーズのヒアリングや背景の深掘りができそうなときは、オープンクエスチョンで相手の話を引き出す姿勢が大切です。

抽象的な質問で相手に考える余地を与えてしまうと、アポ獲得の成功率は低くなります。
確実に回答を得たいときには、「いつがよろしいですか」ではなく、「〇日または〇日はいかがですか」とするような、具体的な選択肢のある質問をすることがコツです。

テレアポリストを見直す

効率良くテレアポで成果を出すには、架電リストの質も重要です。
的外れなリストに電話をかけ続けていても効果はなく、テレアポインターも疲弊してしまいます。

訴求したい商品やサービスに対して、ニーズのありそうなリストになっているか確認してみてください。
アポが取りにくいリストになっているなら、差し替えが必要です。

リストに合った架電の時間や曜日を考えることも重要視しましょう。
たとえば、飲食店であればピークタイムのお昼時や夜は避ける、クリニックであれば診療時間外の14時頃を狙ってみるなど、さまざまな方法があります。

いろいろなパターンで試行錯誤すれば、新たな法則やコツの発見にも繋がるものです。

女性がテレアポで有利な点はたくさんある!強みをいかして成果を出そう

女性がテレアポをするときは、声のトーンや柔らかな印象が有利に働くことがあります。
一方で男性にも有利な点はあることを理解しながら、男女の違いにとらわれすぎず、その人らしい勝ちパターンを模索することが大切です。

それでもなかなか成果が出ないときや、テレアポをプロに任せたいときは、soraプロジェクトのテレアポ代行を活用してみましょう。
どのように専門性を高めているか知りたい方は、資料を請求して詳しい内容をご覧ください。

投稿者プロフィール

樋口 裕貴
樋口 裕貴
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。