副業で営業代行を始める手順は?メリットや注意点も解説

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近年では、副業で収入を増やしたり、パラレルキャリアに挑戦してさまざまな仕事の経験を積んだりする人が増えてきました。
将来的な起業や独立を目指して、興味のある職種で副業を始める人もいます。

営業代行も、副業でできる仕事の一つです。
本業でセールス経験があればそれをいかして、営業支援を求めているクライアントと取引ができます。

営業代行の副業に興味があるなら、仕事の内容や始める手順を知っておきましょう
注意点も解説しますので、これから始めたい方は参考にしてみてください。

なお、株式会社soraプロジェクトでは営業代行の基礎をまとめた資料「マーケ・営業・IS担当者必見!はじめての営業代行」を無料で配布しています。

営業代行の仕事内容

営業代行の仕事は、主に新規開拓です
テレアポ(インサイドセールス)でアポイントを取る仕事から、商談をして契約を結ぶ仕事までさまざまな範囲を請け負えます。

営業代行の仕事を探す場合は、フルリモートが可能で在宅勤務できる案件だとやりやすいでしょう。

営業代行の報酬の決め方

営業代行を請け負うなら、どのような報酬体系で仕事を受けるかを決めておきましょう。
一般的には、「アポイント1件〇〇円」といった成果報酬がメインです

成約にまで至った場合は高報酬が期待でき、実績にもなります。
中には月額固定報酬の案件もありますが、多くは代行会社やフリーランス向けの契約のため、副業で始めるときは成果報酬が基本と考えておきましょう。

副業で営業代行をするときの注意点

副業で営業代行をするには、いくつかの点で注意が必要です。

クライアントが安心して発注でき、本業とも上手く両立できるためにも、次の点を押さえておいてください。

機密情報の管理に気をつける

副業に限らず大切なことですが、機密情報の管理には気をつけましょう。
特に営業代行であれば、顧客リストや個人情報などを扱うため、情報の管理には注意が必要です

たとえば、テレワークができる案件でも、公共のカフェで仕事をしていると機密情報の漏洩リスクが伴います。
思わぬトラブルになる危険性もあるため、情報の保護は徹底してください。

また、本業の機密情報の漏洩や濫用もあってはいけません。
本業で取引のあるクライアントに営業したり、本業のノウハウを盗んで競合になったりすると、責任を問われることもあります。

本業の勤め先との雇用契約によっては、重い処分になる場合もあるので気をつけてください。

本業の勤め先に副業の許可を得る

本業の勤め先で、副業がどのような扱いになっているかを確かめておきましょう。
規則で禁止されている場合、隠して副業をしているとバレたときに処分を受ける可能性もあります。

副業が許可制の場合は、予め承諾を得ておいたほうが得策です
何か問題があったときのリスク回避にも繋がり、副業に対してオープンな社風であれば副業で得たノウハウを社内に展開することで、評価がアップすることも期待できます。

確定申告をする

副業で年間の収益が20万円以上になった場合は、確定申告が必要です
確定申告とは、得た収入に対する所得税を正しく納めるための制度として定められています。

確定申告の期間は、毎年2月半ば〜3月半ばです。
慣れないうちは処理に手間取ることも多いため、余裕をもって準備を進めておきましょう。

申告漏れや脱税があると税務署から連絡があり、罰則を受けることもあります。
不安がある場合は、税理士に依頼するのも一つの方法です。

営業代行の副業の始め方

では、ここからは営業代行の副業の始め方を見てみましょう。
個人で案件を獲得していくのは、初めは難しいと感じるかもしれません。

初心者のうちはいろいろな案件にチャレンジして、経験を積むことも大切です
始め方とともに、それぞれのフローにおけるポイントも解説します。

プロフィールや資料を用意する

まずは、案件を獲得するために必要な資料を用意しましょう。
自分の実績やノウハウの紹介、仕事を受注する流れなどを資料にしておくと、スムーズな取引成立に役立ちます。

クラウドソーシングのプロフィールを充実させつつ、可能であれば自分のホームページやSNSも用意してみてください。
自己紹介の材料になり、クライアント目線では「この人は信頼できそうだ」だと思ってもらえるPRや自己ブランディングにもなります。

案件を探す

案件を探すには、クラウドソーシングに登録するのがおすすめです
自ら案件を探して獲得する上では必須であり、プロフィールや実績情報を充実させておくと問い合わせが来る場合もあります。

副業を長く続けるためには、継続発注ありの案件を選ぶと安心です。
ただし、初めから継続の仕事を得るのは難しい場合もあるため、まずは単発でも実績づくりをしっかりと進めましょう。

営業代行の副業をするメリット

営業代行の副業には、さまざまなメリットがあります。
副業を通して手に入るものは、金銭だけではありません。

経験や人脈などをはじめ、一人でビジネスをやることで得られるものは実にさまざまです。

無料ですぐに始められる

営業代行なら、元手なしでもすぐに事業を始められます
仕事ができる場所とパソコンがあれば問題なく、初期投資がほぼ必要ないところは営業代行のメリットです。

収益が発生してから黒字化しやすく、収入面でも利点があります。

キャリアアップに役立つ

セールススキルは、どのようなビジネスにおいても役に立ちます。
本業でも営業職をしているなら、個人で営業をビジネスとして展開することで実力はさらにアップするでしょう

やり方次第では本業よりも稼げるため、自分のステージをより高めたい方にはおすすめです。

人脈を増やせる

副業で多くのクライアントや提案先と関わることで、人脈はどんどん広がっていきます。
さまざまな人と繋がりができるのは、営業職のメリットです

将来的に個人事業主・フリーランスとしての独立や、起業に繋がるかもしれません。

営業代行の副業をするデメリット

営業代行の副業にはさまざまなメリットがある一方、デメリットがあることも忘れてはいけません。
ポジティブな意見にばかり注目せず、客観的な視点を持ちましょう。

メリットとデメリットの双方をよく考えた上で、慎重に進めれば大丈夫です。

本業に支障が出る可能性がある

副業は本業以外の時間を使うため、必然的に働く時間が長くなり、疲労が溜まります
疲れやストレスが原因で体調を崩したり、本業でミスをしたりすることに注意しましょう。

特に、本業が平日の昼間にする仕事なら、副業は平日の夜と土日祝日しかできません。
営業代行をするにあたって、対応できる業種が限られる可能性もあります。

収入が不安定になりやすい

副業の収入は、必ず安定しているとは言えません
成果報酬なら仕事をこなした量や達成率によって収入が変動する上に、クライアント都合で発注が途絶えることもあり得ます。

また、手元にお金が入るタイミングにも注意が必要です。
収益が発生しても、キャッシュフローのタイミングによっては、支払いが先になる可能性もあります。

期待通りの収入になるとは限らないため、リカバリーの方法もしっかりと考えておきましょう。

一人でトラブル対処をするのは大変

副業での営業代行は、顧客とのトラブルが起きたときにも、責任を持って一人で対処しなければなりません
会社なら困ったときに上司が助けてくれることもありますが、副業では自分で解決するスキルと対応力が求められます。

上手く対処できない場合は問題が大きくなり、結果として本業と副業のどちらも失う可能性も0ではありません。
個人で活動することのメリットとともに、リスクも考える必要があります。

営業代行の副業におすすめのサービス

最後に、副業で営業代行をしたい人におすすめのサービスをご紹介します。
規模の大きなクラウドソーシングから、営業に特化したサービスまで、種類はさまざまです。

併用することも戦略の一つですので、自分に合ったサービスを見つけてみましょう。

営業に特化したサービス

副業人材におすすめのサービスの中でも、セールス分野に特化しているのは次のものです。

Saleshub(セールスハブ)顧客を獲得したい成長企業のために、商談アポイントをセッティングするサービス、 アポを獲得すると報酬が支払われます。 営業代行の仕事を通して人脈が広がれば、企業が求める人材の紹介だけで報酬を得られる点が魅力です。
kakutoku(カクトク)フリーランスや副業として営業をしている人向けのプラットフォームです。 営業支援を求める会社とマッチングできるため、全業種を扱う一般的なクラウドソーシングよりも求める案件に出会いやすくなります。
side bizz(サイドビズ)営業代行や代理店など、セールスをしてくれる個人や代行会社向けの案件を多く掲載している会員制プラットフォームです。 仕事のスカウトが届くこともあり、案件探しがしやすくなります。
URUMAP(ウルマップ)フリーランスや副業人材、代理店向けに商材提供や営業支援をしているサイトです。 魅力的な商材が多く、個人向けの開業サポートも充実しています。
コールシェア在宅でできるテレアポやカスタマーサポートなど、コールセンターの仕事を用意しているサービスです。 稼働時間は平日の9:00〜19:00と限定されますが、テレアポ営業が得意な方なら短時間でも収益が見込めます。

副業ができるさまざまな案件を扱うサービス

営業代行の案件は、幅広い業種・職種向けのクラウドソーシングでも募集しています。

案件数の面でメリットがあるため、以下のサービスも把握しておきましょう。

CrowdWorks(クラウドワークス)クラウドソーシングの中では最大の規模です。 活用している企業も多く、案件数が豊富なため、仕事探しに向いています。
Lancers(ランサーズ)「クラウドワークス」と並んで、国内最大級のクラウドソーシングです。 専門職向けの案件も充実しているため、自分の得意領域を存分にいかしたい人にもおすすめできます。
Craudia(クラウディア)日本で最大級のクラウドソーシングサービス。 手数料が最低3%と業界でも低い水準であることが魅力的です。
kasooku(カソーク)「複業探し」をコンセプトとしたサービスです。 複業から転職できる求人もあり、副業で力をつけて転職したいと考えている方にもおすすめできます。
JOBHUB(ジョブハブ)パラレルキャリアを実現したい人を支援するサービスです。 JOUHUBが委託された案件が登録者に提案され、マッチングが成立したらお仕事ができます。 JOBHUBがクライアントとの橋渡し役になるため、個人で取引をするのがまだ不安な方にもおすすめです。

営業代行の副業で個人のスキルを高めよう!

営業代行の副業は、収入をはじめ人脈や対応力などさまざまなビジネススキルが付き、キャリアアップにも繋がります。
一方、始めるには注意点やデメリットもよく理解しておくことが必要です。

自分で案件を開拓しつつ、クライアントの求める営業支援に応えていくことで、セールススキルの飛躍的な向上も期待できます。
自分の視野も広がるため、興味のある方はぜひ挑戦してみましょう。

投稿者プロフィール

樋口 裕貴
樋口 裕貴
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。