Pangle(パングル)広告とは?利用するメリット・広告の出稿手順を解説

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Pangle広告とは?利用するメリット・広告の出稿手順を解説

「Pangle広告がどのような広告なのか知りたい」
「Pangle広告の出稿手順を理解したい」

本記事は、このような悩みを持つ方に向けて書いています。
近年スマートフォンの利用者数が増加傾向にあるなか、アプリを通じて自社商品・サービスを効率良く宣伝したいと考える企業も多いはずです。

Pangle広告はアジア圏内を中心としたリーチが可能となっており、多くの企業が取り入れています。
本記事では、Pangle広告の詳細から利用するメリット、広告の出稿手順まで詳しく解説します。

Pangle広告を運用する際の注意点についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、株式会社soraプロジェクトでは各広告媒体の特徴一覧や広告媒体を選ぶ際の考え方をまとめた資料「今から始める!BtoB広告入門」を無料で配布していますので併せてチェックしてみてください。

Pangle(パングル)広告とは

Pangle広告とは

Pangleは、TikTok for Businessが運営するアプリ内広告です。
ゲームアプリやメディアアプリなどに高品質な広告を出稿でき、ユーザーに自然な視聴を促せます。

ユーザーの獲得やアプリケーションの収益最大化ができるため、企業が求める成果へとつなげられます。
5つの広告フォーマットを用意しており、ターゲットに合わせて使い分けることで多くのユーザーにリーチ可能です。

自社展開しているアプリを宣伝するなら、TikTok for BusinessのPangle広告がおすすめです。

Pangle広告で獲得できるユーザー層

Pangle広告は、アジア・中東地域のユーザーにリーチできます。
2019年7月から日本で参入が開始され、2020年には5,100万人の日本ユーザーにリーチされています。

ベトナムやロシア、インドネシア、エジプトなどもサービスを開始しているため、国内だけでなくグローバルなユーザーにリーチ可能です。
Pangle広告を利用している企業の多くはゲームアプリを宣伝しており、漫画や金融、SNSツールなどもあります。

Pangle広告には高品質な広告在庫が豊富にあるので、今後も獲得できるユーザー層の増加が予想されます。

TikTokとPangleの併用で得られる効果

広告配信プラットフォームであるTikTok for Businessでは、TikTokとPangleのどちらにも広告を配信できます。
エンターテインメント性が高いTikTokと幅広いジャンルのアプリ・Webに広告配信できるPangleを活用すれば、効率良くユーザーにリーチ可能です。

TikTokとPangleの広告はフルスクリーン・音声ありで宣伝できるため、ユーザーからはコンテンツが受け入れられやすいです。
また、両方の広告をTikTok for Businessで管理・運用できるので、手間をかける必要もありません。

すでにTikTokで広告を配信している企業にとっても、Pangleとの併用は効果的です。

Pangle広告を利用する3つのメリット

Pangle広告を利用する3つのメリット

Pangle広告を利用することで、以下のような3つのメリットがあります。

  1. eCPMを高められる
  2. 専任エキスパートからサポートを受けられる
  3. 競争力を向上できる

それでは順番に説明します。

1.eCPMを高められる

eCPM(effective Cost Per Mille)とは、広告のクリック単価や特定のアクション数をCPM(1,000回表示させるときの費用)に換算したときの費用を指します。
Pangle広告では最新の広告フォーマットとリアルタイム入札機能を利用できるため、展開するアプリに最適な広告をユーザーに届けられます。

広告主が多くのユーザーにリーチできるので、ユーザー層を拡大によってビジネスチャンスを増やすことが可能です。
先進的な広告テクノロジーによって、広告のeCPMを高められる点は、大きなメリットです。

2.専任エキスパートからサポートを受けられる

Pangleでは、専任エキスパートによるサポートを無料で利用できます。
広告の運用方法やコスト削減方法などのアドバイスを受けられるため、アプリのポテンシャルを最大化することが可能です。

現状の数値から改善点を把握できるので、効果的な広告運用ができます。
また、Pangleにメールアドレスを登録すれば、ニュースレターや活用のヒントを受け取れることが可能です。

そのため専任エキスパートから無料でサポートを受けられる点は、メリットの1つといえます。

3.競争力を向上できる

Pangle広告を利用している企業は多く、アプリのユーザー獲得や収益化をおこなっています。
豊富な広告フォーマットを利用できるため、ユーザーのエンゲージメント率を向上可能です。

実際にPangle公式サイトでは、Pangle広告を利用した成功事例として企業の成果が記載されています。
同じアプリ市場にある競合他社よりも一歩リードする広告提供ができる点は、Pangle広告を利用するメリットです。

Pangle広告の種類

Pangle広告の種類

Pangle広告には、以下のような種類があります。

  • 動画リワード広告
  • ネイティブ広告
  • インタースティシャル広告
  • アプリ起動時広告
  • バナー広告

広告の種類によってアプリ内の表示方法は異なるため、利用するときは選定が必要です。
それぞれの詳細や特徴について説明するので、ぜひ参考にご覧ください。

動画リワード広告

動画リワード広告は、動画を最後まで視聴することで何らかの報酬を得られる広告です。
例えばゲームアプリの場合、広告を視聴することでライフの回復やポイントの獲得などの報酬を得られます。

ほかの広告に比べて視聴時間が長いため、ユーザーの印象に残りやすい点が特徴です。
ユーザー維持率の増加やeCPMの向上をおこないたいときは、動画リワード広告の利用がおすすめです。

ネイティブ広告

ネイティブ広告は、アプリに違和感なく溶け込む広告です。
ほかのコンテンツと同じように表示されるため、ユーザー体験を妨げる心配がありません。

ネイティブ広告には「PR」や「Ad」といった表記がされており、広告であることがわかります。
広告出稿時にテンプレートを使用することで、自動的に最適なクリエイティブに仕上げられます。

クリック率を上げたいときは、ネイティブ広告の利用がおすすめです。

インタースティシャル広告

インタースティシャル広告は、ユーザーが自由にスキップできるフルスクリーン広告です。
アプリ起動時や一時停止時にフルスクリーン広告が表示されるため、ユーザーに大きなインパクトを残せます。

ユーザーが広告をクリックすることで、アプリのインストール画面やWebサイトに遷移できます。
ユーザー操作が直感的なアプリに配信すれば、ユーザーのストレスをなくして広告視聴の有無を任せることが可能です。

エンゲージメント率やクリック率、コンバージョン率を高めるなら、インタースティシャル広告の利用がおすすめです。

アプリ起動時広告

アプリ起動時広告は、アプリ起動時に表示されるフルスクリーン広告です。
ユーザーがアプリを開いたタイミングで広告を表示できるため、印象に残りやすくなっています。

インタースティシャル広告と同じくフルスクリーンで広告が表示され、ユーザーが自由にスキップできます。
クリック率やeCPMを高めるなら、アプリ起動時広告の利用がおすすめです。

バナー広告

バナー広告は、アプリの画面下に表示される広告です。
一般的な広告フォーマットとなっており、範囲が小さくユーザーの邪魔になりません。

アプリの利用中に広告が表示されているため、自然と宣伝できる点が特徴です。
シンプルで使い勝手が良い広告を選ぶなら、バナー広告の利用がおすすめです。

Pangle広告の出稿手順

Pangle広告の出稿手順

こちらでは、Pangle広告の出稿手順について紹介します。
Pangle広告の事前準備として、広告素材とプロフィール画像、LPを用意しておいてください。

Pangle広告の出稿手順は、以下の流れとなっています。

  1. TikTok for Businessにアクセス
  2. 「アプリを今すぐ収益化する」もしくは「新規登録」をクリック
  3. メールアドレス・パスワードを入力
  4. 「登録規約」と「プライバシーポリシー」を確認して「新規登録」をクリック
  5. クレジットカードの登録
  6. 広告管理画面にアクセス
  7. 「プレースメント設定」から「Pangle」を選択
  8. ターゲット・配信スケジュールを設定
  9. 広告素材をアップロード
  10. 審査・配信開始

以上の手順で、Pangle広告を出稿できます。
広告素材の審査には期間が必要となるため、通過完了メールが届くまで待機しておきましょう。

Pangle広告を運用する際の注意点

Pangle広告を運用する際の注意点

Pangle広告を運用するときは、以下のような点に注意しましょう。

  • ユーザーの目を引く動画広告を作成する
  • ターゲットを絞りすぎない

それでは詳しく解説します。

ユーザーの目を引く動画広告を作成する

動画広告を配信するときは、短時間のうちにユーザーの目を引くことが大切です。
印象に残りにくい動画広告を配信しても、ユーザーを求める成果につなげることはできません。

ユーザーが広告を視聴してどのようなアクションをしてもらいたいのかをイメージし、行動意欲を掻き立てるような動画を作成する必要があります。
20秒〜30秒のうちに広告の内容をユーザーに理解してもらうことで、求める成果へとつなげられます。

TikTok for Businessでは配信した広告のデータ分析ができるため、ユーザーからの反応率を見ながら改善していくようにしましょう。

ターゲットを絞りすぎない

Pangle広告を配信するときは、はじめからターゲットを絞りすぎないようにしましょう。
ターゲットを絞ることで求めるユーザーに広告を届けられますが、絞りすぎると広告の最適化が困難です。

特にTikTokでは効果が高いターゲットを運営側が判断しますが、最適化されるまでには一定の成果(CV)数が必要です。
最適化ができるまではターゲットを絞りすぎず、一定の成果数が出てから細かく設定するようにしましょう。

Pangle広告で多くのユーザーへリーチしましょう

Pangle広告で多くのユーザーへリーチしましょう

今回は、Pangle広告の詳細から利用するメリット、広告の出稿手順、運用する際の注意点まで詳しく解説しました。
Pangle広告はTikTok for Businessが運営するアプリ内広告であり、ゲームアプリやメディアアプリに配信できます。

高品質な広告を出稿できるため、ユーザーの獲得や収益の最大化などをおこなえます。
eCPMや競争力の向上ができるだけでなく、専任エキスパートから無料でサポートを受けられる点も魅力です。

ぜひ本記事で紹介したノウハウをもとに、Pangle広告の配信をはじめてみてください。
マーケティング支援をおこなっている株式会社soraプロジェクトでは、Webマーケティングに関するサポートが可能です。

クライアント企業の課題に合わせた戦略立案や代行作業などができるため、ぜひお問い合わせをお待ちしております。

投稿者プロフィール

樋口 裕貴
樋口 裕貴
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。