バンドワゴン効果とは?マーケティング活用法と注意点

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マーケティングには、さまざまな心理効果が使われており、バンドワゴン効果もその一つです。
バンドワゴン効果とは、多くの人が支持しているものに対して、さらに支持が集まる心理効果です。

しかし、バンドワゴン効果の意味がわからない・どのように活用すれば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、バンドワゴン効果の概要や具体例、マーケティングへの活用例などを解説します。

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バンドワゴン効果とは?

バンドワゴン効果とは、多くの人が支持しているものに対して、さらに支持者が増える効果を指します。
バンドワゴンとは、パレードの先頭を行くことを意味し、アメリカの経済学者、ハーヴェイ・ラインベンシュタインによって提唱されました。

バンドワゴン効果をマーケティングに活用すれば、製品やサービスの認知度を上げ、購入につなげることも可能です。

バンドワゴン効果の定義と意味

バンドワゴン効果とは、多数の人が選択しているものを、自らも選びたいと感じる心理的傾向を意味します。

支持者が増えることで安心感や信頼感が高まり、さらに選択されやすくなる点が特徴です。名称は、パレードの先頭を進む楽隊車(バンドワゴン)の後に人々が続く様子に由来し、マーケティングにおいては、利用者数や導入実績などの数値を示すことで、見込み顧客の判断を後押しし、購買や問い合わせにつなげる効果として活用されます。

バンドワゴン効果が働く心理メカニズム

バンドワゴン効果が生じる背景には、他者の選択を判断材料として用いる心理があります。
選択肢が多く不確実性が高い状況では、多数派の行動が安全性や妥当性の指標として機能します。

この作用は「社会的証明」と呼ばれ、他者の意思決定を信頼できる情報として受け取る傾向に基づいています。
加えて、人は周囲と同じ行動を取ることで、集団から逸脱する不安を避けようとします。

流行や人気に乗る行動は、こうした同調意識の表れです。さらに、多くの人が選んでいるという情報は、比較や検討にかかる負担を軽減します。
結果として、支持の可視化が意思決定のハードルを下げ、行動を促進する要因となります。

バンドワゴン効果の具体例

バンドワゴン効果は、実は日常生活のさまざまな場面で見られる現象です。
バンドワゴン効果がどのように活用されているのか、具体的な事例を見ていきましょう。

広告で見られるバンドワゴン効果を利用した表現

バンドワゴン効果は、広告やランディングページ(LP)で多く利用されています。
広告で利用されているバンドワゴン効果の表現は、以下のとおりです。

  • 累計販売数100万個突破
  • 100万人が愛用
  • 売れ筋ランキング1位

上記のような表現により、多くの人が使っている・製品を良いと思っている事実をアピールできます。
多くの人が使用しているため安心できると消費者に感じさせ、購買意欲を高めることができます。

SNSでのいいね!やトレンド

バンドワゴン効果が顕著に表れる例の一つが、SNSです。
InstagramやX(旧Twitter)では、いいね!やシェアが多いほど注目を集めやすい傾向があります。

また、話題となった投稿やコンテンツが、瞬時に広がり、多くの人が影響を受けるケースもあります。
バンドワゴン効果が見られるSNSでの具体例は、以下のとおりです。

  • 時期に合わせたハッシュタグの活用(#ハロウィン・#夏のセールなど)
  • トレンドに関する投稿・ハッシュタグの活用
  • インフルエンサーによる製品やサービスの紹介

SNSでバンドワゴン効果を活用することで、多くの人に自社製品やサービスを届けるチャンスが広がります

YouTubeの登録者数

YouTubeでバンドワゴン効果が見られるのは、登録者数です。
登録者数が多いほど人気があると認識されやすく、さらに多くのユーザーが集まる可能性が高まります

例えば、料理のレシピを探す場合を考えてみます。
キーワードを入力してレシピを検索した際、登録者数が多いチャンネルの方が信頼性や人気が高いと認識され、良質な情報が得られると感じられる傾向があります。

選挙活動で見られるバンドワゴン効果

選挙活動でも、バンドワゴン効果は強く働きます。
例えば、予想投票数が高い候補者やメディアで頻繁に取り上げられている候補者ほど人気や信頼性があると見られやすく、票獲得につながる可能性が高まります。

これは、有権者が多くの人が支持しているから、他の候補者より優れているのではないかという心理が働くためです。
一方、メディアで報道されていない候補者は、認知度自体も低く、支持者が少ないと思われるため、選挙戦において支持を集めるのが難しい場合があります。

このように、選挙活動では、メディアや報道の影響が人々の決断に大きな影響を及ぼします。

店舗の行列やPOPなどの活用

飲食店や書店、スーパーなどの店舗でもバンドワゴン効果が見られます。
例えば、行列ができている店舗では、この店は人気がある・多くの人が利用しているという印象を与え、その店舗への興味が高まります。

書店やスーパーでは、ランキングやPOPの活用が一般的です。
ランキング上位にあると人気が高いと判断され、購入につながる可能性があります。

また、広告と同様、POPに今売れています・人気商品などと書く例も挙げられます。
これにより、顧客は多くの人が選んでいると認識し、新たな顧客の興味を引き、売上につなげることが可能です。

ECサイトでの評判やレビュー

ECサイトでバンドワゴン効果が働いている例に挙げられるのが、製品の評判やレビューです。
高評価が多いものほど、良い商品に違いないという心理が働き、購入につながるケースは少なくありません。

また、レビュー数が多いほど多くの人に選ばれていると思われるため、バンドワゴン効果によりその製品に対する関心が高まります

バンドワゴン効果のメリット

バンドワゴン効果をマーケティングに活用すると、顧客心理をコントロールして顧客の行動に影響を与えられます。
ここでは、バンドワゴンをマーケティングに活用した場合のメリットを解説します。

他社との差別化が図れる

マーケティングにバンドワゴン効果を活用すると、他社との差別化が可能です。
例えば、SNSで多くの利用者がいることをアピールしたり、利用者100万人突破・ランキング1位などのフレーズを用いたりすると、製品やサービスの人気を強調できます。

このようなアプローチにより、消費者は自社製品に対して信頼感や安心感を抱きやすくなり、結果的に他社製品よりも選ばれる可能性が高まります。

信頼されやすくなる

バンドワゴン効果により、自社製品やサービスの信頼性を向上させることも可能です。
多くの人が支持している・使っている事実により、消費者に信頼できる・安心して購入できると思ってもらえます。

例えば、製品に多くの良いレビューや高い評価が集まっていると、その製品が多くの人に受け入れられていると認識されます。
これにより、人気のある製品だという心理を引き起こし、購買意欲が高まる可能性があるのです。

知名度の向上に寄与する

バンドワゴン効果は、知名度の向上にも寄与します。
多くの人が利用している製品やサービスは口コミやSNSなどで広まりやすく、それに伴い認知度が高まるからです。

知名度が上がると製品の購入者が増え、さらに新規顧客が評判を広げていくといった好循環が生まれます。
結果として、ブランド知名度が持続的に向上し、かつ売上につながっていきます。

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バンドワゴン効果のデメリット

バンドワゴン効果は、メリットばかりではありません。
ここでは、バンドワゴン効果のデメリットを解説します。

期待値が高すぎる場合、信頼低下につながるリスクがある

バンドワゴン効果により製品やサービスの期待値が高くなりすぎると、結果的に信頼低下につながる恐れがあります。
良い製品だと思ったのにもかかわらず、実際に購入したときに期待値よりも低かったと思われてしまった場合、製品やブランドに対して不信感を抱く人もいるからです。

特に、製品やサービスが本来のターゲットとは異なるニーズを持つ顧客に広がった場合、満足度が低くなり、信頼低下だけでなくクレームにつながるリスクもあります

景品表示法に違反するリスクがある

バンドワゴン効果を利用する場合、景品表示法に違反するリスクを考慮しなければなりません。
景品表示法では、製品の品質を実際よりも優れていると示したり、他の製品よりも優良だと誤解してしまったりするような広告を禁止しています。

万が一、広告の内容が虚偽や誇張表現だと認められると、景品表示法に違反し、措置命令が下されるケースもあります。
バンドワゴン効果をマーケティングに活用する場合は、正確な情報提供を心がけることが大切です。

バンドワゴン効果をマーケティングに活用する方法

バンドワゴン効果をマーケティングに活用するには、どのような方法があるでしょうか。
ここでは主に、4つの方法を解説します。

数字や実績を活用する

バンドワゴン効果をマーケティングに活用する際に有効なのが、数字や実績の活用です。
100万人突破やランキング1位など、広告に数字を掲載すれば、製品やサービスの人気を具体的にアピールできます。

また、受賞歴やユーザーの評価などを具体的に公開することで、製品やサービスが多くの人に支持されていると思ってもらえます。
これにより、新たな顧客に信頼感を与え、購入意欲につなげることが可能です。

みんなが使っていることを意識させる

みんなが使っていると思わせる表現を利用するのも一つです。
例えば、「40代男性の50%が利用」「同年代の多くが使っている」といったフレーズは、周囲の人が利用しているので自分も使ってみようという気持ちを消費者に抱かせます。

これは、多くの人が使っているため安心できるという心理効果だけでなく、他者より遅れたくない、自分だけ異なるのは避けたいというネガティブな感情にも影響を与える場合があります。

限定性・希少性を演出する

バンドワゴン効果を活用するために、限定性や希少性を演出する方法もあります。
限定性や希少性によって購買意欲を高める心理効果は、スノッブ効果が代表的ですが、バンドワゴン効果との組み合わせによる効果も期待できます。

例えば、限定100個のような表現を用いた場合、人気が高いため多く用意できないのだと思わせることが可能です。
また、在庫残りわずかという表現により、人気があるから早く買わないと売り切れてしまうと思わせられます。

口コミを活用する

口コミや評判の掲載により、バンドワゴン効果を期待できます。
口コミの数が多いほど人気が高いと思われるため、購入意欲を促進できます

また、SNSで利用者の体験談をシェアする方法も有効です。
この方法は、口コミの数が多くなければ活用できません。

口コミが少ない場合は、口コミを投稿してくれた人にクーポンや特典を提供するなどして、口コミを集める努力が必要です。

インフルエンサーや有名人を起用する

インフルエンサーや有名人を起用することも、バンドワゴン効果をマーケティングに取り入れる効果的な方法です。
インフルエンサーや人気の有名人の影響力を利用すると、多くの人がその製品やサービスを支持しているという印象を持ってもらえます

特に、SNSのフォロワー数が多いインフルエンサーや有名人の場合、より多くのいいね!やシェアを集める可能性が高まります。
これにより、みんなが共感している・良いなと思っていると消費者に思わせ、さらにバンドワゴン効果を強化することが可能です。

バンドワゴン効果をマーケティングに活用する際の注意点

バンドワゴン効果をマーケティング戦略に取り入れることは、非常に有効な手法です。
しかし、効果的に活用するためにはいくつかの注意点があります。

以下に、バンドワゴン効果をマーケティングに活かすための注意点を詳しく解説します。

表現が過剰にならないよう注意する

バンドワゴン効果を利用する場合、表現が過剰にならないよう注意しましょう。
広告の表現に製品の品質が追いついていない場合、消費者の信頼を損なうリスクがあります。

また、デメリットでお伝えしたように、過剰な表現や誇張は、景品表示法に違反する恐れがあります。
実際、景品表示法に違反してしまったら、企業の信頼低下につながる可能性は否定できません。

バンドワゴン効果を利用する場合は、表現が過剰にならないよう注意するのはもちろん、根拠のあるデータの活用が重要です。

製品・サービス力を高める努力をする

バンドワゴン効果を活用する場合、期待値に応えられるような製品やサービスそのものの品質や価値を高めておくことが前提です。
バンドワゴン効果によって多くの人に購入されたとしても、製品やサービスの質が悪ければ、その効果は長続きしません。

バンドワゴン効果を活用する場合は、品質や価値を高められるよう努力をする必要があります。

バンドワゴン効果を活用した先を意識する

バンドワゴン効果は、集客や購買促進において非常に有効な手法ですが、その実践だけがゴールではありません。
バンドワゴン効果の施策によって集客が増えたとしても、サービスの内容が期待に応えられない場合、効果は限定的です。

バンドワゴン効果の施策によって集めた顧客をリピート顧客に育てるためには、長期的な視点での戦略が不可欠です。
集客だけでなく、顧客の信頼を得るためのサービス提供や、持続可能なマーケティング活動を通じて、持続的な成果を目指していきましょう

透明性のある情報提供を心がける

バンドワゴン効果を活用する際は、数値や実績の根拠を明確に示すことが重要です。「多くの人が利用」「人気No.1」などの表現を使う場合、調査方法や算出条件を併記しなければ誤解を招きます。

根拠が不明確な数値を提示すると、信頼性が低下するうえ、法令上の問題につながります。

また、口コミや導入事例を掲載する場合は、出典や属性が確認できる情報を扱うことが望ましいです。
実態と異なる評価を並べてしまうと、期待と体験の差が生まれやすく、長期的なブランド価値に影響するため、透明性を保つことが適切な社会的証明になります。

バンドワゴン効果による新たな施策を実施したら効果測定を実施しよう

施策が実際に期待通りの成果を上げているかを確認し、改善していくためには、効果測定が欠かせません。
バンドワゴン効果を活用した場合、どのような効果が得られたのかを数値化・明確化して検証していきましょう

効果測定により、バンドワゴン効果の施策に効果があったことが明らかにできれば、実施した施策の有効性が判断できます。
また、改善点を見つけて新たな施策を立案することも可能です。

バンドワゴン効果と関連する心理学用語

バンドワゴン効果と似た心理学用語は、複数あります。
ここでは、4つの心理学用語を解説します。

アンダードッグ効果

アンダードッグ効果とは、劣勢または不利な立場の人に対して応援したくなる心理現象です。
例えば、スポーツの試合で負けているチームを応援したくなる心理が挙げられます。

バンドワゴン効果は、みんなが持っているから自分も欲しくなる心理を促進するのに対し、アンダードッグ効果は、劣勢であるからこそ応援したいという逆の感情を引き起こします。

スノッブ効果

スノッブ効果とは、多くの人が持っているものに対し、購買意欲が低下する現象です。
例えば、地域の限定商品や数量限定のものに引かれてしまう心理が挙げられます。

バンドワゴン効果は、みんなが持っているから欲しいと思ってしまうのに対し、スノッブ効果はみんなが持っているものは欲しくないと思う心理効果であるため、逆の働きだといえます。

スノッブ効果を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

スノッブ効果とは?

社会的証明

社会的証明とは、自分の考えよりも他人の判断に基づいて、自身の行動を決定してしまう現象です。
バンドワゴン効果は社会的証明の一部であり、同じような意味として利用されています。

ヴェブレン効果

ヴェブレン効果とは、他人に見せびらかしたいと思う心理により需要が高まる心理効果です。
例えば、ブランドのバッグや高級な車を購入したり、高級ホテルの会員になったりする例が挙げられます。

ヴェブレン効果は価格の高さが、バンドワゴン効果は利用者の多さが購買意欲に影響します。

アナウンスメント効果

アナウンスメント効果とは、調査結果や予測、報道といった事前情報が公表されることで、人々の判断や行動が変化する心理現象を指します。
選挙や市場動向の発表により、意思決定が左右される点が特徴です。

アナウンスメント効果には、多数派に支持が集まるバンドワゴン効果と、劣勢側を応援したくなるアンダードッグ効果の両方が含まれます。
つまり、両者を包括した概念がアナウンスメント効果と位置づけられます。バンドワゴン効果が「強い側へ同調する心理」であるのに対し、アンダードッグ効果は「不利な立場に共感する心理」であり、両者は真逆の行動心理です。

マーケティング活動では、人気ランキングや導入実績、予測データの提示によってアナウンスメント効果を活用できます。

バンドワゴン効果の由来

バンドワゴン効果の由来

バンドワゴン効果とは、多くの人が選択している商品や意見に自分も同調してしまう心理現象を指します。
この言葉の由来は、英語の「bandwagon(楽隊車)」にあります。

19世紀のアメリカではパレードの先頭に音楽隊が乗った飾り付きの馬車があり、人々はその後に次々と加わって行進しました。
この様子が、「流行や勢いのあるものに便乗する」という意味で使われ始めたのです。

現代では流行のファッションや人気商品の購買行動、SNSでのトレンド参加など多くの場面でこの効果が見られます。
マーケティングや政治キャンペーンでも重要な心理要因とされ、とくに「多数派に従う安心感」を利用する戦略として活用されています。

アメリカ選挙パレードの歴史的起源

バンドワゴン効果の語源には、19世紀のアメリカ選挙パレードが深く関わっています。
当時の選挙運動では、候補者を支持する楽隊が派手な馬車に乗って街中を練り歩き、人々の注目を集めました。

この楽隊車(bandwagon)は音楽と華やかな装飾で群衆を魅了し、多くの市民が次々と行列に加わったといいます。
やがて「get on the bandwagon(バンドワゴンに乗る)」という表現が「人気のある方に乗り換える」、「勢いに便乗する」という意味で広まりました。

この歴史的背景は選挙だけでなくスポーツや商品マーケティングにも応用され、現代の「人気に影響される消費行動」の原型となったのです。

ライベンシュタインの消費外部性理論

経済学者ハーヴェイ・ライベンシュタインは、1950年に発表した論文で消費行動における外部性を3つに分類しました。
そのなかの1つがバンドワゴン効果です。

これは他者の購買行動や所有状況が、自分の購買意欲を高める現象を指します。
例えば多くの人が最新のスマートフォンを持っていると、自分も同じものを欲しくなるのは典型例です。

ライベンシュタインは、これを社会的影響によって需要が増加する現象として定義しました。
逆に他人が持っているからこそ避ける心理はスノッブ効果と呼ばれます。

この理論は現代の消費行動分析や広告戦略においても重要な基礎となっており、SNS時代の口コミマーケティングとも深く結びついています。

社会的証明・同調圧力との関連性

バンドワゴン効果は、心理学の「社会的証明」と「同調圧力」と密接な関係があります。
社会的証明とは、人は他人の行動を正しい判断の基準として捉える傾向のこと。

多くの人が選んでいる商品やサービスは「きっと良いものだ」と思いやすくなります。
一方、同調圧力は集団から外れることを避けるために行動を合わせる心理です。

この2つが組み合わさることで、バンドワゴン効果はより強力になります。
とくにSNSやレビューサイトでは、高評価の数やフォロワーの多さが社会的証明となり、他者を同じ行動へと導きます。

つまりバンドワゴン効果は、集団心理とマーケティングの交差点に位置する現象だといえるのです。

バンドワゴン効果を活用した有名企業・商品の実例集

バンドワゴン効果を活用した有名企業・商品の実例集

ここでは、バンドワゴン効果を活用した有名企業・商品の実例集についてご紹介します。

  • SNS・ドリンク業界での活用事例
  • 通信・IT業界での数字訴求手法
  • 出版・エンターテインメント業界の成功パターン

各業界での活用方法を理解するためにも、ぜひご参照ください。

SNS・ドリンク業界での活用事例

バンドワゴン効果は、SNSとドリンク業界の相性が非常に高いマーケティング手法です。
SNSでは、人気商品やトレンドが拡散されるスピードが速く「多くの人が飲んでいる=自分も試してみたい」という心理が自然と生まれます。

例えばタピオカブームや限定フレーバーの炭酸飲料は、InstagramやTikTokでの投稿がきっかけで一気に需要が拡大しました。
メーカーはインフルエンサーを活用したキャンペーンや「#〇〇チャレンジ」などのハッシュタグ企画をおこない、消費者同士が自発的に宣伝する構造を作ります。

この「多くの人が飲んでいるという印象」を演出することで購買意欲を刺激し、短期間で大きな売上を実現できます。
SNS時代のドリンク業界では、このバンドワゴン効果が新商品の成功の鍵となっています。

通信・IT業界での数字訴求手法

通信・IT業界では、バンドワゴン効果を数字による社会的証明として活用するケースが多く見られます。
例えばスマホ契約者数やアプリのダウンロード数、クラウドサービスの導入社数などを前面に押し出し「多くの人が利用している」という事実を訴求します。

「契約者数No.1」、「利用者1000万人突破」などの数字は消費者に安心感と信頼感を与え、選択の後押しになります。
また、比較広告やランキング掲載も有効で「業界シェア〇%」といったデータは新規顧客を取り込みやすくします。

IT分野は新技術が多く不安も伴いますが、大多数が選んでいるという証拠を提示することで導入ハードルを下げ、競争優位性を確立することが可能です。

出版・エンターテインメント業界の成功パターン

出版やエンターテインメント業界では「話題作=売れる」というバンドワゴン効果の典型例が見られます。
ベストセラー小説や大ヒット映画、人気アニメは「累計発行部数〇万部突破」、「動員数〇万人」という形で社会現象化を狙います。

とくに映画やライブでは公開初週や発売直後の動員・販売データを積極的に公表し、「今話題の作品を見逃すな」というムードを演出します。
また、SNS上での口コミやレビュー投稿が拡散されることで「周囲が楽しんでいるなら自分も体験したい」という心理が働きます。

さらに映像配信サービスでは「急上昇ランキング」や「今週の人気作品」などを表示し、視聴行動を促します。
こうした成功パターンは、新規顧客を巻き込みながら人気を自己増幅させる仕組みの好例です。

バンドワゴン効果をマーケティングに活用して売上アップにつなげよう

流行やトレンドが急速に広がる背景には、バンドワゴン効果が大きく作用している場合があります。
マーケティングにバンドワゴン効果を活用すると、購買意欲を高められる一方、誇大表現によりリピートにつながらなくなるどころか、クレームに発展するリスクもあります。

バンドワゴン効果をマーケティングに活用する場合は、製品やサービスに合った表現方法を用いるのはもちろん、短期的な施策にならないよう、長期的な戦略も同時に行うことが大切です。

株式会社soraプロジェクトは、マーケティング支援を行っています。
自社における課題から目標や解決策を導き出し、マーケティング戦略の立案・施策の実施・効果測定・改善アクションの実施まで行い、目標達成を目指します。

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投稿者プロフィール

樋口 裕貴
樋口 裕貴
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。