YouTube広告の8つの種類と設定方法丨目的に合った広告を見つけよう

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「自社にマッチしたYouTube広告はどれ?」

2020年時点で日本人の50%以上が利用するYouTube。

そんなYouTubeに広告を掲載すれば、数多くのターゲットにアプローチできるでしょう。

しかし、YouTube広告にはさまざまな種類があり、自社に合ったものを選べないと、期待する効果が得られない可能性もあります。

本記事では、全8種類のYouTube広告の特徴を解説します。

期待する効果が得られる広告を選べるようになりましょう。

なお、株式会社soraプロジェクトでは「料金もわかる!マーケティング支援サービス資料」を無料で配布していますので併せてチェックしてみてください。

YouTube広告を利用するメリット

YouTube広告を利用するメリットを説明します。

YouTube広告には、数多くのユーザーにアプローチできること以外にも、たくさんのメリットがあります。

費用対効果が優れており気軽に始めやすい

YouTube広告は費用対効果に優れており、気軽に始められます。

YouTube広告では、表示回数や再生時間が一定量を超えなければ費用が発生しません。

また、1再生あたり3円から20円と安価である点や、「1日1,000円まで」のように費用の上限を設定できる点からも、YouTube広告は気軽に始めやすいでしょう。

認知向上や販売促進などの目標に応じて広告を運用しやすい

目標に応じた広告運用がしやすいのも、YouTube広告のメリットになります。

YouTube広告では、認知向上や販売促進など、広告運用により達成したい目標の入力が可能です。

目標を入力すると、おすすめの機能や設定が自動で表示されるようになっています。

そのため、広告の出稿になれていない方でも、YouTube広告なら目標に沿った広告運営をしやすいでしょう。

効果検証ができるので広告の反応率を改善できる

YouTube広告では、広告の反応率を改善していけます。

YouTube広告では、広告が表示された回数や、広告が一定の時間再生された回数などの指標の確認が可能です。

これらの指標を分析することで、配信した広告の良かった点と悪かった点が分かります。

「広告を出稿する、分析する、次の広告を作る」というサイクルを回すことで、広告の反応率を改善できるでしょう。

YouTubeの動画広告は6種類!特徴や設定方法を解説

YouTube広告は大まかに、動画広告と静止画広告の2つに分けられます。

ここでは、全部で6種類あるYouTubeの動画広告の特徴をお伝えします。

費用対効果に特に優れた「スキップ可能なインストリーム広告」

料金形態動画が30秒間(30秒未満の広告の場合は最後まで)視聴された場合と、動画が操作された場合に料金が発生
広告費1再生あたり3円から20円
広告動画の長さGoogleは12秒以上、3分以下を推奨

動画の前後や途中に表示されるインストリーム広告の中でも、動画開始5秒で広告を飛ばせるのが、「スキップ可能なインストリーム広告」です。

スキップ可能なインストリーム広告は、無駄な費用を少しでも抑えたい方におすすめです。

スキップ可能なインストリーム広告は、すぐにスキップされたら料金が発生しないので、興味のあるユーザーに見られた場合のみ、料金が発生するような仕組みです。

スキップ可能なインストリーム広告の設定順は、次の通りです。

  1. Google広告にログインし、新しいキャンペーンを選択
  2. キャンペーンの目標には「販売促進」や「見込み顧客の獲得」などを選択
  3. キャンペーンタイプは「動画」、キャンペーンのサブタイプは「スキップ可能なインストリーム」をクリック
  4. キャンペーン名やターゲット属性などの詳細を入力
  5. あらかじめYouTubeにアップしていた動画の中から、広告に設定するものを選択

テレビCMほどの長さの「スキップ不可のインストリーム広告」

料金形態1,000回視聴されるごとに費用が発生
広告費1再生あたり3円から20円
広告動画の長さ15秒以下

動画の前後や途中に表示されるインストリーム広告のうち、ユーザーが飛ばせないように設定されたものが、「スキップ不可のインストリーム広告」になります。

スキップ不可のインストリーム広告は、全ユーザーに最後まで広告を見てもらえるので、自社サービスの認知向上を目指す方におすすめです。

スキップ不可のインストリーム広告は、最長15秒と、短めのテレビCMと同じくらいの長さです。

テレビCM感覚でユーザーに広告を視聴してもらい、認知拡大を目指せます。

スキップ不可のインストリーム広告を設定する手順は、次の通りです。

  1. Google広告にログインし、新しいキャンペーンを選択
  2. キャンペーンの目標には「ブランド認知度とリーチ」を選択
  3. キャンペーンタイプは「動画」、キャンペーンのサブタイプは「スキップ不可のインストリーム」をクリック
  4. キャンペーン名やターゲット属性などの詳細を入力
  5. あらかじめYouTubeにアップした動画の中から、広告に設定するものを選択

見込み客にピンポイントでアプローチできる「インフィード広告」

料金形態クリックされた回数に応じて費用が発生
広告費1再生あたり3円から20円
広告動画の長さ最後まで視聴してもらいたい場合、Googleは30秒以下を推奨

「インフィード広告」は、関連動画の横や検索結果に表示される広告です。

インフィード広告は、すでにサービスに興味がある人(=見込み客)をターゲットにするときに有効でしょう。

インフィード広告の動画は、広告のサムネイルをクリックしたユーザーにのみ表示されるためです。

広告画像をクリックするような、もともと関心の高いユーザーに、ピンポイントでアプローチ可能な広告と言えます。

インフィード広告を設定する手順は、次の通りです。

  1. Google広告にログインし、新しいキャンペーンを選択
  2. キャンペーンの目標には「商品やブランドの比較検討」を選択
  3. キャンペーンタイプは「動画」をクリック
  4. キャンペーン名やターゲット属性などの詳細を入力
  5. あらかじめYouTubeにアップした動画の中から、広告に設定するものを選択

短くて記憶に残るフレーズにより認知拡大を狙える「バンパー広告」

料金形態1,000回視聴されるごとに費用が発生
広告費1再生あたり2円が一般的
広告動画の長さ6秒以下

「バンパー広告」は、動画の前後や途中に挿入される最長6秒の動画広告です。

バンパー広告の利用をおすすめしたいのは、自社サービスの認知拡大を狙う方です。

スキップ不可のバンパー広告なら、全てのユーザーに広告を見てもらえます。

最長6秒と比較的短いバンパー広告は、「ゴロが良くて記憶に残るフレーズにより、サービスをユーザーの記憶に残す」といった使い方になるでしょう。

バンパー広告の設定方法は次の通りです。

  1. Google広告にログインし、新しいキャンペーンを選択
  2. キャンペーンの目標には「ブランド認知度のリーチ」を選択
  3. キャンペーンタイプは「動画」を、サブタイプは「バンパー」をクリック
  4. キャンペーン名やターゲット属性などの詳細を入力
  5. あらかじめYouTubeにアップした動画の中から、広告に設定するものを選択

モバイル端末を利用中のユーザーにYouTube外からアプローチできる「アウトストリーム広告」

料金形態1,000回視聴されるごとに費用が発生(※広告面積の50%以上が画面に表示された状態で、2秒以上再生されると1回としてカウント)
広告費1再生あたり3円から20円
広告動画の長さ15秒以下

「アウトストリーム広告」は、YouTube動画の中(=イン)ではなく、YouTube動画の外(=アウト)に表示される動画広告です。

例えば、Web記事の途中やSNSアプリの中に表示されます。

また、モバイルやタブレットにのみ表示されるのもアウトストリーム広告の特徴です。

アウトストリーム広告は、Google動画とパートナー関係にあるアプリやWebメディアに掲載されるので、幅広いユーザーにアプローチしたい方におすすめです。

アウトストリームを利用する場合は、次の手順で設定可能です。

  1. Google広告にログインし、新しいキャンペーンを選択
  2. キャンペーンの目標は「ブランド認知度のリーチ」を選択
  3. キャンペーンタイプは「動画」を、サブタイプは「アウトストリーム」をクリック
  4. キャンペーン名やターゲット属性などの詳細を入力
  5. あらかじめYouTubeにアップした動画の中から、広告に設定するものを選択

短期間で数多くのユーザーにアプローチできる「マストヘッド広告」

料金形態動画が1,000回表示されるごとに費用が発生する形態、もしくは、広告を掲載する日数に応じて費用が発生する形態
広告費1日で数百万円になることも
広告動画の長さ制限なし

「マストヘッド広告」は、YouTubeのホーム画面上部に掲載できる動画広告です。

マストヘッド広告の利用がおすすめなのは、大規模なプロモーションを行いたい場合です。

マストヘッド広告なら、YouTubeの最も目立つ部分に広告を掲載できるので、数多くのユーザーにアプローチできます。

マストヘッド広告を設定したい場合は、Googleの担当者へ連絡して、広告枠を予約します。

YouTubeの静止画広告は2種類!特徴や設定方法を解説

前の項目では6種類のYouTubeの動画広告について解説しました。

ここでは、2種類あるYouTubeの静止画広告の特徴や設定方法をお伝えします。

ユーザーの目に止まりやすい「オーバーレイ広告」

料金形態クリックされた回数ごと、もしくは、広告が1,000回表示されたごとに費用が発生
広告費1クリックあたり3円から20円1,000回表示されるごとに、400円から600円
広告の表示時間ユーザーに消されない限り、表示され続ける

「オーバーレイ広告」は、動画の再生画面の下部に表示される横長の画像広告です。

オーバーレイ広告の利用をおすすめしたいのは、動画よりも手軽にYouTubeユーザーにアピールしたい方です。

画像を用意するだけで始められるオーバーレイ広告は、動画広告よりも手軽と言えます。

オーバーレイ広告は、動画の再生画面というユーザーの目に止まりやすい部分に掲載できるので、十分ユーザーへアピールできるでしょう。

オーバーレイ広告の設定方法は次の通りです。

  1. Google広告にログインし、新しいキャンペーンを選択
  2. キャンペーンの目標には「ウェブサイトのトラフィック」を設定
  3. キャンペーンタイプは「ディスプレイ」をクリック
  4. キャンペーン名やターゲット属性などの詳細を入力
  5. 広告素材にしたい画像をアップロード

YouTube外のメディアにも掲載可能な「ディスプレイ広告」

料金形態クリックされた回数ごと、もしくは、広告が1,000回表示されたごとに費用が発生
広告費1クリックあたり3円から20円1,000回表示されるごとに、400円から600円
広告動画の長さ15秒以下

「ディスプレイ広告」とは、YouTube画面の「おすすめ動画一覧」の上部に表示される画像広告のことです。

ディスプレイ広告は、Webサイトやスマートフォンアプリにも掲載されるので、YouTube内外の幅広いユーザーにアプローチしたい方におすすめです。

作成に比較的時間のかかる動画ではなく、画像を用意できれば広告を利用できる点も、ディスプレイ広告の魅力でしょう。

オーバーレイ広告の設定は、大まかに次のような手順になります。

  1. Google広告にログインし、新しいキャンペーンを選択
  2. キャンペーンの目標には「販売促進」や「見込み顧客の獲得」などを設定
  3. キャンペーンタイプは「ディスプレイ」をクリック
  4. キャンペーン名やターゲット属性などの詳細を入力
  5. 広告素材にしたい画像をアップロード

自社でリソースを割かずにYouTube広告を運用するなら「soraプロジェクト」にお任せください

YouTube広告の運用を検討中なら、まずは、広告の種類ごとの特徴を理解しましょう。

「インフィード広告」なら見込み顧客にアピール可能、「バンパー広告」ならサービスの認知拡大が可能など、種類ごとの特徴を知れば、自社に合うものを選びやすくなります。

「広告選びをプロに手伝ってほしい」「広告運用の知識やリソースが不足していて不安」という方は、広告代理店に相談してみましょう。

YouTube広告の運用代行は、弊社soraプロジェクトでも行っております。

soraプロジェクトは、BtoBのあらゆる業界の顧客に対して、営業代行を行ってきました。

そんな経験とノウハウを活かして、ターゲットニーズをふまえた広告運用が可能です。

弊社soraプロジェクトでは、YouTube広告の運用代行の他にも、さまざまなサポートを提供しています。

詳しいサポート内容については、こちらから資料をダウンロードしてご確認のうえ、ご興味・不明点等ありましたら、ぜひご相談ください。

投稿者プロフィール

樋口 裕貴
樋口 裕貴
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。