メルマガの配信におすすめの時間帯・曜日・開封率アップの方法を解説

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メルマガの配信におすすめの時間帯・曜日・開封率アップの方法を解説

メルマガは顧客とのコミュニケーションを取り、自社商品・サービスを知ってもらえるマーケティング手法です。
低コストで実施しやすいため、マーケティングに力を入れている企業が取り入れています。

しかし、メルマガを配信する時間帯や曜日によっては、顧客からの開封率が低下してしまいます。
多くの顧客にメルマガを開封してもらうためには、最適なタイミングの配信が大切です。

当記事では、メルマガの配信におすすめの時間帯や曜日、開封率アップの方法について詳しく解説します。
メルマガを運用するコツやおすすめツールについても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

メルマガの配信時間を決める必要性

メルマガの配信時間を決める必要性

メルマガを配信するうえで時間帯選びは重要です。
理由として、メルマガが顧客に読まれるのは配信から1時間〜2時間以内だからです。

時間が経過するごとにメルマガの開封率は低下するため、配信時間によっては読まれずに終わってしまうこともあります。
どれだけ良質なコンテンツを作成したとしても、ターゲット顧客の生活リズムを把握していなければメルマガが読まれることはありません。

メルマガは読者に読まれることで求める効果を得られるので、いつどのようなタイミングで開封されるのかを把握することが大切です。
そのためメルマガの配信時間を決めることは、作成したコンテンツを届けるためにも重要な要素といえます。

メルマガの効果的な配信時間・曜日

メルマガの効果的な配信時間・曜日

こちらでは、メルマガの効果的な配信時間と曜日について解説します。
最適なタイミングを理解すればメルマガの効果を高められるため、ぜひチェックしてください。

おすすめの配信時間

メルマガが読まれやすい配信時間は、仕事用アドレスとプライベート用アドレスで大きく異なります。
メール配信システムを運営しているBenchmark社のデータによると、仕事用アドレスは12時~15時、プライベート用アドレスは21時〜23時がもっとも多いです。

ビジネスパーソンは午前中の仕事が落ち着いた昼休憩が多く、プライベートでは夕食後から就寝前の時間帯にメルマガが読まれています。
自社が求めるターゲット層によって最適な配信時間は異なるので、分析をしながらメルマガを配信するようにしましょう。

おすすめの曜日

次にメルマガが読まれやすい曜日は、月曜日と金曜日がもっとも多いです。
こちらはオンラインマーケティングを実施するゲット・レスポンス社のデータとなっており、300万通のメルマガを調査した結果です。

土曜日や日曜日は休みでメールチェックをする読者が少ないため、メルマガの配信には不向きとなっています。
休日は外出をしている顧客も多いので、メールチェックの時間を取れない傾向にあります。

調査結果は企業によって異なりますが、多くの顧客にメルマガを読んでもらいたいなら平日に配信しましょう。

【ターゲット別】メルマガの配信時間

【ターゲット別】メルマガの配信時間

メルマガの配信時間は、自社が求めるターゲットによって変更することが大切です。
ターゲットによってメールチェックをするタイミングが異なるため、生活スタイルに合わせた配信をしなければいけません。

代表的なターゲットをもとにメルマガの配信時間を説明するため、ぜひチェックしてください。

【BtoB】ビジネスパーソン向け

企業のビジネスパーソンに向けてメルマガを配信する場合、会社にいる8時〜19時までの時間帯がおすすめです。
BtoBのビジネスパーソンは、主に会社のパソコンやタブレット、スマートフォンからメールチェックをしています。

特に、午前中は出社後にメールチェックしているため、もっともメルマガが読まれやすいです。
ほかにも12時〜13時の昼休憩や仕事が落ち着いた16時もメルマガが読まれやすいため、BtoBのビジネスパーソンはメールチェックのタイミングが多い傾向にあります。

逆に退勤後の19時以降はメールチェックをするビジネスパーソンが減るので、メルマガの配信には向いていません。
そのため8時〜19時の間にメルマガを配信し、分析結果からもっとも読まれている時間帯を見つけて配信するようにしましょう。

【BtoC】主婦向け

BtoCの主婦に向けてメルマガを配信する場合、10時〜22時までの時間帯がおすすめです。
主婦は基本的にスマートフォンを使用しており、ビジネスパーソンに比べて閲覧時間が長い傾向にあります。

家事や育児で時間を取られることもありますが、用事をしながらスマートフォンを使用する主婦も多いです。
特に、家事が落ち着いた10時〜13時は時間に余裕があるため、メルマガの反応率が高まります。

逆に15時以降は買い物や夕飯の用意があるので、メルマガが読まれにくくなる懸念があります。
そのため主婦に向けてメルマガを配信するときは、時間に余裕がある10時〜13時が効果的です。

【BtoC】学生向け

BtoCの学生に向けてメルマガを配信する場合、8時〜23時までの時間帯がおすすめです。
学生は主婦と同じくスマートフォンを使用しており、学校に持ち歩いている人も多いです。

通学中をはじめ昼休みや部活・アルバイト終わりなどの時間帯にメールチェックする傾向にあります。
特に、通学中や昼休みの時間帯はメールを開封する学生が多いため、メルマガの高い効果を期待できます。

逆に就寝前の21時以降では、メールの開封率が低下する可能性が高いです。
学生は社会人に比べて時間の余裕があるので、1日の動きを分析しながら最適な時間帯にメルマガを配信しましょう。

メルマガの開封率をアップさせる方法

メルマガの開封率をアップさせる方法

メルマガの開封率をアップさせるには、以下のような方法があります。

  • 配信時間・曜日を固定する
  • 配信頻度を増やす
  • キャッチコピーにこだわる
  • 開封率を低下させている要因を見つける
  • メルマガの特典を用意する

それでは詳しく説明します。

配信時間・曜日を固定する

メルマガの配信時間・曜日を固定することで、開封率をアップできます。
なぜなら、ターゲット顧客が日常のルーティンとしてメルマガで情報収集できるようになるからです。

配信時間や曜日がバラバラであるよりも、固定化したほうが認知が高まります。
顧客がメルマガを読む習慣をつけることで、自社商品・サービスに詳しくなりファンになってくれる可能性も高いです。

メルマガから安定した成果を出したいなら、配信時間・曜日を固定するようにしておきましょう。

配信頻度を増やす

メルマガの開封率をアップさせるには、配信頻度を増やすことが大切です。
配信頻度が多いほど顧客の目に止まる回数も増えるため、メルマガを開封してくれます。

ただし、1日に何度もメルマガを配信すると、読者からはストレスになって配信停止になる恐れがあります。
メルマガの配信頻度は、少なくても多くても逆効果です。

顧客にストレスを与えずに配信したいなら、週1通〜2通程度がおすすめです。
分析をしながら配信頻度を調整し、最適な時間と曜日にメルマガを配信すれば開封率をアップできるはずです。

キャッチコピーにこだわる

メルマガの注目度を高めるには、キャッチコピーにこだわるようにしましょう。
キャッチコピーは商品やサービスの魅力を伝える役割があり、メルマガではタイトルからアピールできます。

メルマガを読むことで得られるメリットや必要性、具体的な内容、独自性などを意識することで、魅力的が伝わるキャッチコピーを作成できます。
メルマガのタイトルは文字数が限られているため、ターゲット顧客にとって有益な情報と思える内容を記載しましょう。

開封率を低下させている要因を見つける

メルマガの開封率はいくつかの要因で低下するため、何を改善すべきか把握する必要があります。
例えばメルマガの配信頻度が多い場合、読者がストレスを感じているケースもあります。

ほかにも営業感のあるタイトルや文章にしていると、読者に嫌悪感を持たれてしまう可能性も高いです。
メルマガは自社の求める成果につなげるものですが、顧客にとって有益な情報を提供する媒体であることを忘れてはいけません。

メルマガを配信しながら分析・調査をして、開封率を低下させている要因を見つけながら改善策を試すようにしましょう。

メルマガの特典を用意する

メルマガの開封率をアップさせるには、特典を用意することも効果的です。
特典は読者にメリットを与えるため、メルマガを開封してもらえます。

例えば美容系の商品を展開している場合、メルマガのURLにAmazonギフトなどのプレゼントを追加すれば開封率はアップします。
商品を特典にすると発送の手間がかかるため、メルマガの特典にはデジタルデータがおすすめです。

マーケティングに十分な予算を確保できるなら、メルマガの特典を用意してみましょう。

メルマガを運用するコツ

メルマガを運用するコツ

メルマガを運用するには、以下のようなコツがあります。

  • ユーザーが求める情報を提供する
  • 開封率を測定する
  • CTRとCVRを意識した文面にする

それでは詳しく解説します。

ユーザーが求める情報を提供する

メルマガを配信するときは、顧客にとって有益な情報提供が大切です。
顧客ニーズを満たしていない情報を配信したとしても、メルマガは読まれずに終わってしまいます。

自社の宣伝ばかりになると読者はすぐに離脱するため、有益な情報をメルマガとして配信する必要があります。
例えば日常で役立つノウハウを紹介して商品・サービスとの関連性を高めれば、読者にメルマガを読んでもらいながら成果へとつなげることが可能です。

ただし、情報を詰め込みすぎると読みづらくなるので、テーマに合わせたメルマガ内容の変更をおすすめします。
ターゲット顧客の属性やステータスを分析し、ユーザーが求める情報をメルマガを通じて提供するようにしましょう。

開封率を測定する

多くの顧客にメルマガを読んでもらうには、開封率を測定するようにしましょう。
メルマガ配信に特化したツールでは、開封率をはじめとした数値データを使って効果測定ができます。

メルマガ配信ツールを利用すればメルマガの細かな分析ができるようになるため、数値をチェックしながら改善策を考えられるはずです。
例えば配信時間や曜日の反応率をチェックし、問題があれば別の時間帯や曜日にメルマガを配信するといった施策が可能です。

メルマガは長期的な運用が必要になるので、専用のツールを導入して開封率を測定するようにしましょう。

CTRとCVRを意識した文面にする

メルマガの重要な指標として、CTRとCVRの2種類があります。
CTRはクリック率、CVRは成果率のことです。

この数値をチェックすると、メルマガがどれだけクリックされたか、どのくらい成果へとつながったのかを把握できます。
特に、CVRは成果につながる指標となっているため、担当者は数値をチェックしながら改善策を考えなくてはいけません。

顧客の興味・関心を引くための施策を実施するためにも、CTRとCVRを意識した文面をメルマガに反映しましょう。

メルマガの配信におすすめのツール5選

メルマガの配信におすすめのツール5選

メルマガを効率良く配信するには、専用のツールを導入すると便利です。
メルマガ配信ツールを導入すれば、基本的な配信だけでなく分析や管理などもまとめてできます。

こちらでは、メルマガの配信におすすめのツールを5つ紹介します。
それぞれツールの詳細や特徴について説明するので、ぜひ導入を検討してください。

1.Cuenote FC

Cuenote FC
引用元:Cuenote FC

Cuenote FCは、ユミルリンク株式会社が提供しているメルマガ配信ツールです。
シンプルなデザインと使いやすさが特徴となっており、多くの企業に利用されています。

月間配信数76億通、システム契約数2,300を超える導入実績があり、信頼性の高いツールとして人気です。
独自開発の配信エンジンを採用しており、迷惑・スパム判定を回避しながら高い到達率を実現しています。

ドラッグ&ドロップでHTMLメールを簡単に作成できるため、初心者でも扱いやすいツールとなっています。
メール内容の比較に便利なABテスト機能もあるので、効果的なメルマガを配信可能です。

無料トライアルも展開しているため、まずは実際に使い勝手を試してから本格的な導入を検討したい企業にもおすすめです。

機能価格サポート内容
・属性差し込み
・パーソナライズ
・テンプレート保存
・絵文字・デコメ対応
・Unicode絵文字対応
・マルチパート配信
・HTMLメールエディター
・シナリオ配信
・抽出配信
・フリークエンシー機能
・スマートフォン対応
・デバイス別自動配信
・ABテスト
・重複アドレス対応など
・Premiumプラン:初期費用30,000円〜、5,000円〜/月
・専用ASPプラン:初期費用200,000円~、150,000円~/月
・オンプレミスプラン:初期費用3,250,000円~、54,000円~/月
・導入サポート
・試用環境の提供
・操作説明
・コンサル・運用支援サービス

2.WiLL Mail

WiLL Mail
引用元:WiLL Mail

WiLL Mailは、株式会社サパナが提供しているメルマガ配信ツールです。
2024年2月にGoogleが改正した「Gmailの一斉送信ガイドライン」にも対応しており、安心してGmailへメルマガを配信できます。

ドラッグ&ドロップでHTMLメールを直感的に作成できるエディタを用意しているため、初心者でも簡単に使いこなせます。
配信結果をグラフやヒートマップで分析できるので、効果検証をおこなうことが可能です。

スマートフォンにも対応しているので、パソコンがない環境でもメールを作成できます。
導入するための初期費用もかからないため、ほかのツールよりも安価にはじめられます。

使いやすさと豊富な分析機能を重視するなら、WiLL Mailの導入がおすすめです。

機能価格サポート内容
・レスポンシブ対応メール作成
・HTMLメール作成
・マルチパートメール作成
・動画メール作成
・個別情報の差し込み
・ファイル添付
・テスト配信
・アドレスの重複チェック
・配信停止時間の設定
・利用権限設定
・セグメント配信
・配信予約
・ランディングページの作成など
・シンプルプラン:4,000円〜/月
・プレミアムプラン:10,000円〜/月
・メールサポート
・電話サポート
・導入支援・運用支援

3.blastmail

blastmail
引用元:blastmail

blastmailは、株式会社ラクスライトクラウドが提供しているメルマガ配信ツールです。
かんたん・シンプル・低価格をテーマに開発されており、13年連続顧客導入数シェアNo.1の実績があります。

契約社数は22,000件以上となっており、全国の企業が導入しています。
メール配信業務で必要な機能のみを厳選しているため、誰でも簡単にメール配信が可能です。

直感的に理解できるデザインなので、初めてメルマガを運用する企業にも最適です。
1クリックで効果測定もできるため、件名や配信時間を最適化できます。

シンプルで使いやすいメルマガ配信ツールを求めるなら、blastmailの導入がおすすめです。

機能価格サポート内容
・HTMLメール作成
・テンプレート
・ターゲット配信
・フォーム作成
・効果測定ツール
・迷惑メール対策(DKIM署名)
・API連携
・Lightプラン:初期費用10,000円、4,000円/月
・Standardプラン:初期費用10,000円、8,000円〜/月
・Proプラン:初期費用50,000円、30,000円〜/月
・メールサポート
・電話サポート
・サポートサイト
・チャットサポート

4.オレンジメール

オレンジメール
引用元:オレンジメール

オレンジメールは、株式会社オレンジスピリッツが提供しているメルマガ配信ツールです。
機能満足度、使いやすさ、届きやすさNo.1の実績(2022年1月時点)があり、申し込みアカウントは80,000件を突破しています。

5分の動画マニュアルを用意しており、具体的な導入手順をスピーディに理解できます。
30日無料体験できるため、操作性や機能を実感してから導入すべきか判断することが可能です。

基本的なメール配信機能をはじめ、読者管理機能やフォーム機能、マーケティング機能も豊富に搭載されています。
ユーザーサポートも充実しているため、メルマガ配信の疑問や悩みも解決できます。

実績の高さや機能性の充実度を重視するなら、オレンジメールの導入がおすすめです。

機能価格サポート内容
・HTMLメール
・メール配信(スポット配信)
・ステップメール配信
・絞り込み配信(セグメント配信・ターゲット配信)
・読者一括登録
・オプトイン機能
・2クリック解除機能
・エラーアドレスへの自動配信停止
・読者登録フォーム作成
・空メール登録
・サイト埋め込み機能(埋め込みHTML出力)
・登録完了メール自動送信
・スプリットテスト配信(ABテスト)
・開封数確認機能
・クリック測定(時間帯・曜日・日付・URL毎)
・バックナンバー自動SEO機能など
お問い合わせ・メールサポート
・よくある質問
・動画マニュアル

5.配配メール

配配メール
引用元:配配メール

配配メールは、株式会社ラクスが提供しているメルマガ配信ツールです。
費用対効果が高いメールマーケティングサービスとしてNO.1の実績(2021年4月20時点)があり、これまで10,000社以上が導入しています。

ドラッグ&ドロップでHTMLメールが作成でき、わかりやすく見やすい画面設計となっています。
開封率が高い曜日や時間帯がわかるヒートマップ機能もあるため、改善点を素早く特定可能です。

メールマーケティング実践ガイドブックやメルマガにおける質問&解答集なども用意されており、成果につなげるためのノウハウを理解できます。
kintoneやSalesforceなどのツールと連携もできるため、営業活動を効率良くおこなえます。

利便性が高く機能性が充実しているツールを求めるなら、配配メールの導入がおすすめです。

機能価格サポート内容
・HTMLメールエディタ
・セグメント配信
・ステップメール配信
・開封チェック
・登録・解除フォーム
・メール配信レポート
・HTMLメール配信
・複数From指定
・予約配信
・差し込み機能
・テンプレート
・ガイド機能
・データの一括登録、書き出し
・企業リストダウンロード
・API連携など
お問い合わせ・メールサポート
・電話サポート
・サポートサイト
・個別相談

メルマガの配信時間を工夫して多くの顧客を獲得しましょう

メルマガの配信時間を工夫して多くの顧客を獲得しましょう

今回は、メルマガの配信におすすめの時間帯や曜日、開封率アップ、運用するコツ、おすすめツールの方法まで詳しく解説しました。
メルマガの配信は時間帯を決定することで、ターゲット顧客の開封率をアップさせて有益な情報を提供できます。

メルマガの効果的な配信時間や曜日はターゲットによって異なりますが、仕事用アドレスは12時~15時、プライベート用アドレスは21時〜23時、月曜日・金曜日がおすすめです。
メルマガの開封率をアップさせたいときは、配信時間・曜日を固定したり配信頻度を増やしたりする方法がおすすめです。

株式会社soraプロジェクトでは、企業の課題を解決するためのWebマーケティング支援をおこなっています。
メルマガを活用したマーケティング戦略の立案にも対応しているため、求める成果を出したいときはぜひご相談ください。

投稿者プロフィール

樋口 裕貴
樋口 裕貴
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。