目次
顧客に最適なアプローチをおこなうには、CDPの導入が必要不可欠です。
CDPはあらゆる顧客データをまとめているため、デジタルマーケティング活動において重要な役割があります。
しかし、これまでCDPを導入したことがない企業は「どのような使い道があるのかわからない」という悩みも出てきます。
あらゆる業界でデジタルマーケティングが取り入れられている現代では、CDPを理解することが成功の道のりです。
当記事では、CDPの詳細からマーケティング活動における必要性、導入効果について詳しく解説します。
CDPについての理解を深めながら導入できるようになるため、ぜひ参考にご覧ください。
なお、株式会社soraプロジェクトでは「料金もわかる！マーケティング支援サービス資料」を無料で配布していますので併せてチェックしてみてください。
CDPとは
CDP（Customer Data Platform）とは、顧客データの収集・統合・分析するためのデータプラットフォームです。
デジタルマーケティングで導入されるプラットフォームとなっており、顧客データをもとに最適な施策を考えていきます。
CDPではWebサイトやアプリケーションから自社と関わりのある顧客データをまとめており、ユーザーの氏名・住所・電話番号などの1st Party（ファーストパーティ）データを収集しています。
顧客データの分析結果をもとにCRMやMAなどのツールと連携することで、マーケティング効果を高めることが可能です。
顧客の動向が多様化している現代において、細かな顧客データをまとめられるCDPは欠かせないデータプラットフォームとなっています。
CDPが注目されている背景
CDPは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどのデバイスから顧客データを一括管理するために開発されました。
現代では顧客データが多様化しているため、まとめて管理できるCDPの注目が集まっています。
1人のユーザーが複数のデバイスを所有していることも珍しくはないため、企業は顧客データを細かく管理・分析する必要があります。
ログデータのみを収集していると、同じユーザーを複数として認識することも少なくはありません。
このような課題を解決するためにも、各ユーザーのデータ管理をしながら顧客理解を深めることが大切です。
CDPを活用しながら効果的なマーケティング施策を考えることで、顧客満足度の向上やリピーター獲得へとつながります。
CDPの市場動向
リサーチとコンサルティング事業を提供している株式会社アイ・ティ・アールの調査によると、CDP市場は2025年に世界市場規模103億ドルに達するという予想が出ています。
国内においてもCDP市場は急激な成長を見せており、2021年時点の売上は前年度比18.4%増の103億円となりました。
企業において顧客データ管理は重要な役割があるため、今後もニーズは高まりを見せると予想されています。
また、国内のCDP市場の売上は世界市場の1%にも満たないので、将来的に大きく成長する可能性が高いです。
さらにAIの成長も進んでおり、CDPとの統合によってスピーディな顧客データの分析が可能です。
AIから顧客に最適なマーケティングを提案してもらうこともできるため、効率良く高い効果を得られます。
CDPとDMPの違い
CDPと類似するプラットフォームとしてDMPがあります。
DMPとは、Web広告のデータ収集・統合・分析をサポートするプラットフォームです。
DMPで収集されたデータは匿名化されること多いため、保持期間はCDPに比べて短いです。
また、DMPにはパブリックDMPとプライベートDMPの2種類が存在します。
主な特徴としては、以下の通りです。
- パブリックDMP：匿名の顧客データを企業間で共有するプラットフォーム
- プライベートDMP：閉鎖的なネットワーク内でデータ管理するプラットフォーム
パプリックDMPは第三者期間がデータ管理しており、プライバシーを保護しながら企業間で共有します。
検索エンジンの検索や閲覧履歴といった3rd Party（サードパーティ）データを収集するときに役立ちます。
プライベートDMPは、自社で顧客データを収集・管理するため、企業間の共有はされません。
このように種類によって特徴があり、データを活用することでマーケティング施策を実施可能です。
そのためCDPはWebサイトやアプリのデータ、DMPはWeb広告のデータを扱うプラットフォームと理解しておきましょう。
CDPの基本機能
CDPには、以下のような基本機能が搭載されています。
- データ分析機能
- データ統合機能
- データエンリッチメント機能
- ダッシュボード機能
それぞれ機能の特徴について、詳しく説明します。
データ分析機能
データ分析機能は、顧客の属性や行動などの情報を分析する機能です。
Webサイトやアプリケーションの利用者はアカウント登録をしているため、年齢や性別、地域などの細かなデータを収集できます。
また、ユーザーの検索履歴や購入・申し込み履歴などのデータも収集できるので、自社商品・サービスなどの興味・関心度を分析できます。
細かなデータ分析をすれば顧客一人ひとりに最適なアプローチができるようになり、求める成果へとつなげることが可能です。
CDPのなかにはオフライン情報をアップロードできる機能もあり、マーケティング施策に活用できます。
特にWeb広告を実施するときはターゲット分析が必要になるため、CPDのデータ分析機能を利用すれば最適な設定ができます。
データ統合機能
データ統合機能は、収集したデータと顧客IDを紐づけて統合する機能です。
顧客一人ひとりのIDを作成することで、データを統合して詳細情報の管理ができます。
顧客の属性が同じであっても同様の行動をするとは限らないため、個人情報を収集して細かく分析する必要があります。
顧客データを細分化することで、属性別に最適なアプローチが可能です。
CDPによっては、3rd Partyデータから推測データを補完できる機能も搭載されています。
そのためデータ統合機能は、顧客一人ひとりに合ったアプローチをするために重要な機能です。
データエンリッチメント機能
データエンリッチメント機能は、顧客データに外部データを追加して顧客プロファイルを拡張させる機能です。
外部データとは、データマーケットプレイスによって入手したデータを指しています。
自社と顧客に接点がないデータとなっているため、企業の人口統計や財務情報、興味・関心などが該当します。
外部データの追加によって顧客データを拡張すれば、マッチング率の高い見込顧客に向けてアプローチをかけることが可能です。
ファーストパーティデータだけでは不足している情報を補足するためにも、データエンリッチメント機能が必要です。
ダッシュボード機能
ダッシュボード機能は、自社のKPIやトレンドといった関連情報を可視化するための機能です。
全体の情報を可視化することで、マーケターは状況を見極めながらスピーディな意思決定ができます。
キャンペーンやエグゼクティブの実施をおこなうなら、カスタマイズ性に優れたダッシュボード作成ができるCDPの導入をおすすめします。
現在の状況を整理するためにも、ダッシュボード機能を活用するようにしましょう。
CDPで得られる導入効果
CDPを導入することで、以下のような効果を得られます。
- 社内の情報共有
- 顧客の詳細分析
- KPI改善
- 工数削減
- 顧客データの一元管理・保護
それでは詳しく解説します。
社内の情報共有
企業において、各部署でマーケティング活動を実施するために情報共有は必要不可欠です。
一部のメンバーのみが顧客データを把握していたとしても、十分な成果を上げることはできません。
CDPを導入すれば顧客データを統合できるため、社内メンバーが必要な情報にアクセス可能です。
結果として社内の情報共有がしやすくなるので、顧客に高品質なアプローチができます。
他部署に連絡することなく必要な顧客データを把握できる点は、情報共有ができるCDPのメリットといえます。
顧客の詳細分析
CDPは顧客データをまとめて管理できるため、それぞれ顧客の詳細について分析可能です。
同じ属性の顧客であっても動向や悩みは異なるため、一人ひとりの詳細を分析することで最適なマーケティング施策ができます。
また、DMPなどの顧客データと合わせて分析することで、より効果的なアプローチができます。
それぞれ顧客に合わせたマーケティング施策を考えられる点は、CDPを導入するメリットの1つです。
KPI改善
CDPから顧客データを統合することによって、KPI改善にもつながります。
顧客の性別や年齢、地域などのデータと商品・サービスの購入率、サイト訪問数などのデータを統合すれば、どのようなユーザーが成果につながったのかを把握できます。
成果につながりやすい顧客に対してアプローチをかけることで、効率良くKPI達成が可能です。
例えば、ECサイトの場合、自社商品を一度購入した女性ユーザーに継続利用を促せばリピーター獲得のきっかけを与えられます。
複数のデータを統合することでKPI改善につながる点は、CDPを導入するメリットといえます。
工数削減
一般的に顧客データの収集や統合、分析には各ツールでの作業が必要になるので多くの工数がかかります。
それぞれデータを統合するには複数のツールを使用しなければいけないため、対応する従業員の負担は大きいです。
CDPを導入すれば、各ツールと連携することで自動的にデータ統合が可能です。
効率良くデータをまとめられるため、大幅に工数削減ができます。
スピーディかつ効率良く顧客データをまとめられる点は、CDPを導入する大きなメリットといえます。
顧客データの一元管理・保護
企業によっては、多くのツールを導入したことで顧客データがバラバラになっていることもあります。
各チャネルで顧客データを管理していると、顧客に対して間違ったマーケティング施策を実施してしまう恐れがあります。
CDPによって顧客データを一元管理すれば、顧客一人ひとりに最適なマーケティング施策を実施可能です。
また、顧客データを大切に保護できるため、外部に漏洩するトラブルを防げます。
これまで複雑なデータ管理をしていた企業において、CDPの導入は管理環境の改善としてメリットを得られます。
CDPを導入する流れ
CDPを導入するには、以下のような流れを理解しておく必要があります。
- 目標の明確化
- チームの立ち上げ
- ユースケースの決定
- データリストの作成
- コンプライアンス要件を定義
- 概念実証の実施
スムーズに導入を進めるためにも、ぜひ参考にご覧ください。
目標の明確化
まずは自社のKPIを明確化することが大切です。
企業では事業やプロジェクトによって達成すべき目標が設定されるため、何のためにCDPを導入するのか明確化しておく必要があります。
CDPはマーケティング支援のために活用されるプラットフォームですが、営業活動に必要なインサイトや製品戦略にも利用できます。
企業として達成すべきKPIを設定することで、CDPをどのように活用すべきなのか把握しながら進めることが可能です。
方向性のブレをなくすためにも、はじめに目標を明確化しておくようにしましょう。
チームの立ち上げ
CDPの導入によって目標を達成する場合、データ収集や統合、分析をするためのチームが必要です。
企業の規模によって必要な人員は変動しますが、組織や部門だけに捉われずチーム編成をすることで最適なマーケティング施策を考えらます。
チームを牽引する担当者は、プロジェクトの状況を可視化しながら優先順位を決めて進めることが大切です。
役職が低い人材では対応が難しいため、CIOやCODといった一定の権限を持つ人材が担当者になる必要があります。
そして営業やマーケティング、カスタマーサービスなどから代表者を募集し、幅広い視点から顧客データを一元管理していきます。
どのような人材をチームに入れれば良いのかわからないときは、経営者を含めて人材の情報を整理しながら決定するようにしましょう。
ユースケースの決定
ユースケースとは、システムやアプリケーションの活用事例のことです。
いつ誰がどのようにシステムを機能させるのか、考えられる事例をまとめることがユースケースの役割となっています。
CDPには多くのユースケースが存在するため、導入するには特定の項目に絞る必要があります。
まずはWebサイトのパーソナライズなど、1つもしくは2つからユースケースを決定することが重要です。
はじめからすべての機能を活用しようとすると導入が失敗するので、特定のユースケースに注目して構築するようにしましょう。
データリストの作成
次に顧客データリストを作成していきます。
顧客に関連するすべてのデータをリスト化することで、それぞれに合ったマーケティング施策を実施可能です。
顧客データリストは、顧客情報の種類やデータ形式、データソース場所を含めて作成することが大切です。
また、データソースの更新頻度も合わせて記録しておくことで、今後の改善策に生かせられます。
CDPによって取り込み方や変換方法が異なるため、どのように顧客データリストを作成できるのかチェックしておくようにしましょう。
コンプライアンス要件を定義
続いて、顧客データに関するコンプライアンス要件を定義します。
マーケティング施策に顧客データを活用するには、コンプライアンス規制に対応する必要があります。
顧客データの取得や保存などによって要件が異なるため、CDPを導入するときは対応することが大切です。
自社のWebサイトやアプリケーションにコンプライアンス要件を記載することで、安全に顧客データを保護しながらデジタルマーケティングに活用できます。
概念実証の実施
最後に、決定したユースケースを実現できるかCDPの概念実証を実施します。
優先度が高いユースケースの概念実証ができないなら、CDPの導入が不向きであることを証明しています。
CDPの検証方法として、最重要のデータソースを統合しながらPOCと共有する流れです。
ユースケースが細分化されている場合、1つを対象として検証を進めていきます。
それぞれユースケースのKPIを決定し、結果が出れば組織全体へと共有します。
以上がCDPを導入する基本的な流れです。
おすすめのCDPツール7選
現在国内外では、数多くのCDPツールが展開されています。
自社に合ったCDPツールを導入することで、効率良く顧客データの収集・統合・分析が可能です。
こちらでは、おすすめのCDPツール7つ紹介します。
- Treasure Data CDP
- golineCDP
- INTEGRAL-CORE
- Sitecore CDP
- Rtoaster insight+
- Tealium AudienceStream CDP
- カスタマーリングス
各ツールの詳細や特徴について説明するので、ぜひ導入を検討してください。
1.Treasure Data CDP
Treasure Data CDPは、190以上の連携コネクタと外部ツールとの連携ができるCDPツールです。
トレジャーワークフロー機能が搭載されており、データ管理・顧客プロファイル管理ができます。
施策の実行段階ではプロファイルAPI機能や連携コネクタを活用することで、顧客一人ひとりに最適なマーケティンス施策が可能です。
データ統合によって顧客データを一元管理できるため、商品・サービスを誰がいつ購入したのか把握できます。
機械学習ライブラリHivemallを利用すれば、自動的に正確なターゲティングが実現します。
連携コネクタの豊富さと機能性を重視するなら、Treasure Data CDPの導入がおすすめです。
2.golineCDP
golineCDPは、柔軟な設定オプションと高度なデータマネジメントツールを兼ね備えたCDPツールです。
データエクストラクションやデータトランスフォーメーション、データロード、顧客プロファイルの生成などの機能を提供しており、マーケティングやカスタマーエンゲージメントを最適化します。
ETL機能を搭載することで、不正確なデータや重複データを取り除いてデータ品質を向上可能です。
さまざまなデータ形式やデータソースからのデータも柔軟に統合できるので、企業の成長や変化に対応できます。
また、SNSやLINEなどのチャネルでメッセージできるマーケティングオートメーション機能もオプションとして用意されています。
事業フェーズに合わせて柔軟な運用をおこないたいなら、golineCDPの導入がおすすめです。
3.INTEGRAL-CORE
INTEGRAL-COREは、日本で初めて米国CDP協会に登録されたCDPツールです。
顧客データをSQLなしで統合でき、SCV機能によって顧客データを重複せずに個人プロファイル化できます。
顧客の行動や興味・関心をリアルタイムで収集できる機能の拡張にも取り組んでおり、大量アクセスや高可用性のシステム構築によってスピーディなデータ処理が可能です。
セキュリティ面にも力を入れており、希望に合わせて専用環境プランが用意されています。
データ活用スペシャリスも多数在籍しているため、マーケティングシステム開発支援で蓄積したノウハウやサポート環境を提供してくれる点も魅力です。
高品質な機能とサポート面の充実度を重視するなら、INTEGRAL-COREの導入がおすすめです。
4.Sitecore CDP
Sitecore CDPは、欧米を中心に高い評価があるCDPツールです。
基本的なデータ管理機能をはじめ、A/Bテスト機能やデシジョニング機能などが搭載されています。
パーソナライゼーションが行えるSitecore Personalizeと連携すれば、AI機能によって各チャネルの顧客体験を向上可能です。
オンラインとオフラインのリアルタイム・過去データを把握できるため、顧客情報を強化できます。
グローバルビジネスにおける顧客データ管理を求めるなら、Sitecore CDPの導入がおすすめです。
5.Rtoaster insight+
Rtoaster insight+は、多種多様な顧客個人単位でデータを統合してマーケティング施策に利用できるCDPツールです。
オンライン・オフラインを問わず多種多様なデータを顧客単位で統合でき、セグメント作成やターゲット抽出、外部ツールとの連携によって接客をパーソナライズします。
顧客の行動ログを自動で収集できるため、分析やセグメント作成を簡易化することが可能です。
導入サポートにも対応しており、達成したい目標に合わせて最適なプランを個別提案してもらえます。
定期的な交流会も開催しており、CPDに関するノウハウや事例を共有できます。
また、独自機能であるRtoaster action+を利用すれば、Webサイトやアプリケーション最適化することが可能です。
利便性に優れた機能が充実しているCPDを求めるなら、Rtoaster insight+の導入がおすすめです。
6.Tealium AudienceStream CDP
Tealium AudienceStream CDPは、顧客データを一元化してリアルタイムの顧客エンゲージメントを強化できるCDPツールです。
特許取得済みのStitching手法を採用しており、高精度で包括的かつ実用的な顧客プロファイルを構築できます。
プロファイル内のデータを使用することで、エンゲージメントインサイト顧客価値、マイルストーンなどを設定可能です。
また、1,300以上の連携機能も備えているため、将来的な拡張性までサポートしています。
Data Connect機能を利用すれば、データ取り込みワークフローを自動化してコーディングなしでデータソースにアクセスできます。
数行のJavaScriptコードを記述することにより、特定のシステムやサービスと接続してキャンペーン作成やワークフローの自動化、受信データの変換などが可能です。
多機能なCDPツールを求めるなら、Tealium AudienceStream CDPの導入がおすすめです。
7.カスタマーリングス
カスタマーリングスは、データ抽出や分析をスムーズにおこなえるCDPツールです。
MA機能も搭載されているため、精度の高い顧客データをまとめられます。
導入企業は800社を超えており、信頼性が高いマルチプラットフォームとして人気があります。
生成AIも搭載されているため、より深い顧客理解とマーケティング戦略を実現可能です。
顧客プロファイルやメール件名の自動生成、アンケート設問自動生成/改善提案などAIを活用した新機能も豊富です。
優れた顧客体験を提供するなら、カスタマーリングスの導入がおすすめです。
CDPを導入するときの注意点
CDPを導入するときは、いくつか注意しなければいけないポイントがあります。
まずCDPは幅広い種類があるため、自社の要件を理解した上で最適なプラットフォームを選択することが大切です。
例えば、大手企業が中小企業向けのCMSを選択すると、膨大なデータ量を保存できない可能性が高いです。
CDPのなかには拡張性が低いものも存在するため、自社の要件に対応できるものを選択しなければいけません。
ほかにも、一度にすべての顧客データをまとめようとすることにも注意が必要です。
CDPの導入には段階が必要になるので、データソースからデータを連携しながら外部データの追加が必要です。
まずはCDPが正常に機能しているのかをチェックし、段階ごとに求める効果を得られるようにします。
CDPの導入はチームだけで取り組むことは難しいので、経営陣からのサポートを受けながらプロジェクトを進めるようにしましょう。
CDPの導入事例
これからCDPを導入するなら、取り入れている企業の情報を理解することも大切です。
こちらでは、CDPの導入事例についていくつか紹介します。
導入後の運用方法を見つけるためにも、ぜひチェックしてください。
株式会社フェリシモ
株式会社フェリシモは、ECサイトやメールDMのパーソナライズをおこなうためにCDPを導入しました。
商品・顧客などのデータをお買い物ステータスと統合することにより、おすすめ商品やキャンペーンバナー、カタログ、クーポンバナーなどを差し込んでいます。
結果として日常の業務を自動化することに成功し、新しい事業・プロジェクトへ参画できるようになりました。
デジタルマーケティングの活動を効率良く実施できた事例として、CDPの導入効果を理解できます。
株式会社DoCLASSE
株式会社DoCLASSEは、散らばった顧客データを一元管理するためにCDPを導入しました。
各チャネルにあったデータを統合することにより、マーケティング施策の実施数が増加しています。
また、マーケティング施策が見つけやすくなったことから、社内のコミュニケーション環境を改善して前向きな取り組みができるようになりました。
社内環境の改善を図ることができた成功事例として、CDPの導入は大きな成果を得ています。
株式会社ジェイ・スポーツ
株式会社ジェイ・スポーツは、CDPを導入することで送客率1.8倍・有料会員加入率1.5倍に成功しました。
CDP導入前には各サイトにデータがある状態となっており、正確な分析ができていませんでした。
そこでCDPにとってデータを一元管理することにより、横断的な分析が可能になっています。
また、統合されたデータを活用することで、広告連携の実施後CTR4倍・CVR20倍の成果を実現しました。
CDPで顧客一人ひとりのデータを分析しましょう
今回は、CDPの詳細からマーケティング活動における必要性、導入効果について詳しく解説しました。
CDPは顧客データの収集・統合・分析ができるため、顧客一人ひとりの詳細情報を把握しながら最適なマーケティング活動を実施可能です。
また、顧客データの分析結果をもとにCRMやMAなどのツールと連携することにより、マーケティング効果を高められる点も強みです。
顧客データが各チャネルによって整理できていないときは、CDPを導入してデジタルマーケティングの精度を高めてください。
株式会社soraプロジェクトでは、企業のWebマーケティング支援をサポートしています。
Web制作をはじめリード獲得や戦略設計、コンテンツ・ナーチャリング支援、インサイドセールス支援、HubSpot支援など幅広いサービスを提供しているので、自社の悩みや課題を解決したいときはぜひご相談ください。
投稿者プロフィール
-
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。
最新の投稿
- 2025年4月30日企業リスト法人リストとは？種類・メリット・おすすめ販売会社・注意点を紹介！
- 2025年3月4日営業代行営業アウトソースとは？相場・メリット・おすすめ会社を紹介
- 2025年3月4日営業代行内勤営業とは？外勤営業や営業事務との違いや向いている人の特徴を徹底解説！
- 2025年3月4日マーケティングMeta(facebook)広告ライブラリの使い方と活用法｜見れない原因と対処法も解説
