コールセンターのアウトバウンド代行でかかる費用はどれくらい?

この記事を読むのに要する時間:約 < 1

「コールセンターのアウトバウンドの代行費用は、いくらぐらいなの?」と気になってはいませんか。

事業が成長すると、業務の負担を軽減するために、外部にアウトバウンドの代行を検討している方も多いでしょう。

本記事では、コールセンターのアウトバウンド代行でかかる費用について解説します。

依頼する会社選びのポイントも紹介しているため、アウトバウンド代行の依頼を検討している方は参考にしてください。

コールセンターのアウトバウンドとは

コールセンターのアウトバウンドとは、新たなビジネスを創出することを目的として、コールセンター側から顧客に電話をかけることです。

コールセンター業務のアウトソーシングと言えば、商品・サービスの受注や質問・相談の電話を受けるインバウンド業務が主体と考えている企業様が多いでしょう。

しかし、近年では営業活動の高品質化を図るために、アウトバウンド業務をコールセンターに委託するケースが増えてきています。

コールセンターのアウトバウンドを依頼するのにかかる費用相場

この章では、コールセンターのアウトバウンドを依頼する際にかかる費用を、3つのポイントに分けてご紹介します。

ご紹介するポイントは、以下の通りです。

  1. アウトバウンドでは件数がベース
  1. 初期費用、月額利用料、スクリプト作成料がある
  1. 成果報酬型もある

これより、ポイントを1つずつご紹介していきます。

ポイント1.アウトバウンドでは件数がベース

アウトバウンドでは、インバウンドのような待ち時間はありません。能動的に電話をかけるため、1件あたりのコール単価が料金のベースとなるのです。

コール単価は、案件によって異なります。一概に言えませんが、コール単価の相場は約200円~1,000円程度です。

市場調査のような通話時間が長くなりやすい案件は、コール単価が高い傾向にあります。

また、営業リストを用意するかを考えておきましょう。自社の営業リストを使用する場合、営業リストをコールセンターに提供すれば無料です。

しかし、営業リストを購入するのであれば、営業リスト代を払わなければなりません。営業リストの質や情報量によって異なりますが、1件当たり数十円~300円程度かかります。

中には無料で提供している企業もあるため、リストをお持ちでない企業様はよく調べておきましょう。

ポイント2.初期費用、月額利用料、スクリプト作成料がある

コールセンターをアウトソーシングする場合は、初期費用や月額利用料が発生します。

初期費用は、初回の商品・サービスのレクチャーなどに対する費用です。依頼する企業によって費用は異なりますが、約1万5,000円~5万円程度かかります。

また、月額利用料は施設の利用にかかる費用です。依頼する企業によって費用は異なりますが、約1万円~2万円程度かかります。

初期費用や月額利用料が安い企業を選びたい人が多いでしょう。しかし、初期費用や月額利用料がサポートの質を評価する基準とも言えるのです。

そのため、安いからという理由だけで企業を選ぶと、後悔する恐れがあります。

また、最近では、ほとんどの企業が無料でスクリプトを作成していますが、スクリプト作成料を請求される場合があることも覚えておきましょう。

ポイント3.成果報酬型もある

目標達成1件あたり1万円~3万円の課金をする方式です。コールの難易度によって単価が上がることがあります。

初期費用がかかる業者もありますが、最近では、完全成果報酬型のコールセンターも出てきています。

コール内容や説明が難しく、成果が出にくい商品・サービスであれば、成果報酬型を選んだ方がいいでしょう。

一般的には、成果報酬型よりも、コール課金(1件コールで○○円)のほうが安く収まるケースが多く、ほとんどの企業がコール課金型を利用しているようです。

コールセンターのアウトバウンドをアウトソーシングするメリット

コールセンター業務のなかでも高度なスキルと営業活動に対する知識が要求されるのが、アウトバウンド業務です。

かかってくる電話を受けるインバウンドではなく、先方に電話営業をするアウトバウンド業務をあえてアウトソーシングするメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

この章では、アウトバウンド業務をアウトソーシングするメリットを3つご紹介します。

ご紹介するメリットは以下の通りです。

  1. 委託した業務時間全部を営業やフォローに充てられる
  1. プロの対応で、社内では難しかったマーケティングにまで踏み込める
  1. コールセンターを新設するより導入コストをぐんと抑えられる

メリットを1つずつご紹介していきます。

【メリット1】委託した業務時間全部を営業やフォローに充てられる

売り込みの電話や顧客への電話フォローは、スタッフが業務の手が空いたときに行うか、時間外に行っているケースが多いでしょう。

しかし、それらの業務をアウトソーシングすることにより、社内スタッフの手が煩わされることはありません。委託した時間内すべてで売り込みやフォローを行ってもらえるのです。

【メリット2】プロの対応で、社内では難しかったマーケティングにまで踏み込める

コールセンター業務の代行スタッフは、アウトバウンドコールセンター業務のプロフェッショナルです。

ただ売り込み営業の電話をすることに留まらず、電話によるアンケートや市場調査などにも対応してもらえる場合があります。

社内スタッフにはできない、踏み込んだ調査やそこから得たデータの分析などを行えってもらえる点が魅力でしょう。

【メリット3】コールセンターを新設するより導入コストをぐんと抑えられる

 コールセンターを新たに作ろうと考えているなら、かなりの導入コストを覚悟しなければなりません。

設備費や人件費のコストにとどまらず、設立後もスタッフの育成など膨大な時間や手間がかかります。

しかし、アウトソーシングをすることにより、それらのコストを抑えられるのです。さらには、業務委託開始後、即戦力のスタッフがすぐにプロの対応で業務を進めてくれます。

コールセンターのアウトソーシング会社を選ぶポイント

これまでコールセンターにアウトソーシングするメリットをご紹介しました。コールセンターに委託したくなったのではないでしょうか。

アウトソーシング会社によって業務の質が異なるため、慎重に選びましょう。

この章では、コールセンターのアウトソーシング会社を選ぶポイントを2つ解説します。

  1. オペレーターの平均勤続年数
  1. セキュリティがしっかりしているか

会社選びのポイントを1つずつ解説していきます。

オペレーターの平均勤続年数

業務の質が高いアウトソーシング会社に依頼したい場合、オペレーターの平均勤続年数の長い会社を選びましょう。

オペレーターになるには、資格は不要です。しかし、コミュニケーション能力の高さや頭の回転の速さが求められるため、楽な仕事ではないのです。

オペレーターとして長期間勤めているのであれば、業務能力は高いと言えるでしょう。

業務の質が高いアウトソーシング会社を探す際は、オペレーターの平均勤続年数も参考にしてください。

セキュリティがしっかりしているか

コールセンターのアウトソーシング会社を選ぶ際は、セキュリティがしっかりしている会社を選びましょう。顧客の個人情報が記載されている営業リストを渡すからです。

具体的には、「ISO/IEC 27001」を取得している会社がおすすめです。「ISO/IEC 27001」は、情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格で、セキュリティがしっかりしている証明となります。

企業の公式サイトで確認できるため、依頼する前に必ず確認しておきましょう。

コールセンターのアウトバウンド代行にかかる費用を把握し、検討してみよう

本記事では、コールセンターにアウトバウンド代行を依頼する費用を解説しました。

コールセンターにアウトバウンドを依頼する際に考慮すべき項目は、以下の通りです。

  1. コール件数にかかる単価とリスト単価
  1. 初期費用、月額費用
  1. コール課金型、成果報酬型

業者や案件によって費用は異なるため、比較して検討しましょう。

ちなみに、当社SORAプロジェクトでは、テレアポの代行を行っています。「ISO/IEC 27001」を取得しているため、セキュリティは万全です。

また、オペレーターの平均勤続年数は業界最長の4年1ヶ月のため、質の高い業務を実施できます。ぜひSORAプロジェクトの利用も検討してみてください。

投稿者プロフィール

樋口 裕貴
樋口 裕貴
1985年福岡生まれ
福岡発のインサイドセールス支援会社、soraプロジェクトの代表
スタートアップから外資大手まで700以上の営業支援プロジェクトの実績を持つ。
営業活動でお困りの会社様へターゲットリスト作成から見込み客育成、アポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。